KEF LS3/5 CrestaコンシューマモデルVS. Rogers LS3/5A 最初期モデル

KEF LS3/5 Crestaコンシューマモデル VS.

Rogers LS3/5A 【15Ω】 最初期モデル!


英国小型スタジオモニターの代表格と言えば、Rogers LS 3/5A(15Ω)です。先日入荷した個体が最初期モデルと言われるレアなお品(左)。

以前から在庫していたKEF LS3/5 CRESTA 【1967年~1971年】コンシューマモデル(右)。ざっくりした比較レビューです。

RogersLS3/5AとKEF LS3/5 CRESTA


BBCモニター規格の同一ユニットB110+TW27

KEFのCRESTAは知る人ぞ知るスピーカーで、LS 3/5の前身モデルの希少品です。英国BBCモニターマニアの方でも実際に聴かれた方は少ないのではないでしょうか。初代モデルは1967年に登場しました。

イギリスBBC研究開発部門とKEF社開発部門が小型ユニットを共同開発しはじめたのが1960年代中ごろです。1970年にKEFがこれらのユニットを使用し、LS3/5をBBCへ納品しはじめました。詳しい経緯はKEF社の LS3/5A システムとBBC をご参考ください。

LS 3/5搭載ユニットはKEF社製造のメリネックス・ダイヤフラムを用いた19mm半球ドーム型ツイータT27 (A6340)と、ベックストレン・コーンを使用した110mmの低音・中音用駆動部B110 (A6362)です。KEF社の創設者はBBCと深い関係があったそうです。Rogers LS3/5AはBBCライセンスを得て、KEF社からユニット供給を受け製造した事は皆さまの知るところです。15Ωの最初期モデルが人気がございます。

KEF LS3/5CRESTAのサウンド

シンプルに比較した場合は、KEFの方がやはり鳴り方に余裕があります。Rogers LS 3/5に比べてエンクロージャサイズが若干大きく奥行があります。この差が効いてまして、特にベースの胴鳴りや音階の確かさに違いがでます。声などのリアルさも余裕が出ます。実は1960年代に登場した別TYPEは同じユニットを搭載していましたが、う少しキャビネット容量がありました(不格好で不人気・・)。

このKEF LS3/5 Crestaは傷やよごれ等がありましたが、売約済となりました。とてもお得でマニアックな選択です。現在でもユニットが入手可能ですので末永くお楽しみ頂けると思います。

RogersLS3/5A(15Ω)とKEF LS3/5 CRESTAバックビュー。

 

Rogers LS 3/5A(15Ω)最初期の音

Rogers LS3/5A(15Ω)の最初の印象は、ちょうど納品まで鳴らし込みをしていたKEF LS3/5 CRESTAと比較するのは可哀想な音、というのが第一印象です。KEFは3日間程ディスクをかけていましたので、それなりに軽く動いてましたが、Rogersの方は梅雨時に宅配便で輸送され、入荷後の動作確認後、4日間ほど眠っていました。この2日鳴らした感じでは、まだ小骨が挟まった感じが残っていますが、入荷当初と比べれば随分滑らかになり、タイトなベースに凛とした声を聴かせてくれるようになりました。音像がタイトに程よい温度感をもって浮かぶところはモニターらしい一面があります。同じユニットとは思えないところがあります。

日本国内では圧倒的にRogersのLS 3/5Aの方が人気があり、KEFの2倍以上の価格となりますが、実力は拮抗しています。聴き様によってはKEFが一枚上手かもしれません。KEFの1970年代初期のBBC系モデルはお買い得なセットですので、どこかで見つけたらご購入ください!

このRogersも小さな試聴室のメインモニターとして頑張ってもらうつもりです。

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