Jimlan Sound 全日本選手権優勝者のオーディオ選び?

お客様ご納品

ジム・ランと、春の風。

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2016年全日本男子ボート シングルスカル優勝 野村颯士朗 選手(Fairladyは叔父さん所有の大人仕様)

 

先日お客さまのお伴で、Audio Dripperでは珍しい10代の方が来店。

19歳のアスリートの方で昨年の全日本選手権で優勝しました。

どんな世界でも日本一になった人には独特な風格があるようです。

風格といっても、春風のように鮮やかで明るいエネルギーを纏っている感じでしょうか。

オーディオ機器も凄いのと共通しているかもしれません……

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上の写真はJBL2395&4560,KRELLKSA100などをご購入されたお客さまのお伴でいらした、2016年全日本選手権 男子ボート シングルスカルで優勝 野村颯士朗(トヨタ自動車)選手の掌。

Vintageサロンからは早慶レガッタを眼下に応援する事ができる川沿いですが、独りで競うレースに勝った10代。写真で伝わるかわかりませんが、、過酷な勝負に勝った日本一の手。

野村選手は東京オリンピックからフランス五輪まで期待されている選手です。翌日から全日本強化合宿に参加されるとのこと。

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スマホでスタジオさまから入荷した、未使用AKGご試聴

下のお名前は「颯士朗」と書いて『そうしろう』と読むそうですが、お名前通りの方。東京オリンピックで「そうしろう!」と応援するかもしれませんネ。足のサイズは29cm!もしかしたら、まだ大きくなりそう(笑)。その大きな足と、手で人生を颯爽と漕いでいくことでしょう!

さて、エネルギーと言えば?ジムラン。

JBLDD5000&Mark Levinson No.333Lから、JBL2395とJBL4560を核にしたスピーカーとKRELL KSA100に刷新されたお客さま。『やんちゃな音』を求めて1980年代のJBLフラグシップからヤンチャなシステムへ!活きのイイ素材というべきか。とにかく時代と逆行する選択。3回程DD55000で踏みとどまるように進言しましたが….荒野へ!

JBL DD55000は1980年代のバブル期、JBLの首脳陣が当時の叡智を集約したスピーカーで現代でも充分通用するサウンドです。キャビネットの造りが現代と比較できない程コストがかかっています。そしてジムランの歴史に明るい人にとっては『なるほど!』と思わせた”通”なセットアップでした。そして日本向けマーケットを意識したスピーカー。大陸方向を向いたスピーカーではありません。

JBL 2395 Horn

JBL 2395 Horn

JBLハイパーサウンドを手にしたお客さまは、一般の方ですが、ひじょうに耳が良い方で、個々の機器のちがいや当社で扱っている STUDER A730の整備程度をほぼ当てられます。演奏の意図にも注視されて聴かれているようです。

JBLサウンド・パワー

現代のスピーカーシステムにおいては、JBL2395もJBL4560も許されない程にキャビネットやホーンレンズが共振します。そしてフロントロードホーン効果でウーファー音圧は3dB上がり、能率は105dB程の超ハイプレッシャーサウンド。音量次第では木造住宅の床・壁・天井…….心臓まで揺さぶるほど。

JBL2395&4560システム

JBL2395&4560システム(JBL 2441 ドライバー&JBL2350ホーン)

一般的な住宅では余程しっかしてないと振り回される程のじゃじゃ馬!!
これをKRELL KSA100でドライブされます。EIコアのKSA100のサウンドをご存じの方であれば、全体を想像できるかもしれませんね。

JBL 2395のスタンド角度調整

JBL 2395のスタンド角度調整

まだ、聴かせて頂いていませんが、ご購入時にセットしたサウンドを遥か彼方に置き去りにする、と豪語されていますので、おそらく一般スピーカーシステムとは隔絶するサウンドだろうと思います!

ただ、この手のシステムは手綱を緩めるとまとまらなくなってしまいます。ヤンチャなだけではバランスがとれません。多少の知識と悪知恵(?)、情熱がないと付き合いきれないスピーカーシステムでもあります。………東北の有名なJAZZ喫茶のオーナー様が生涯をかけてジム・ランと対峙する様は痛快でもありますし、愉しくもたいへんだろうと・・・

名称

 

100dBの能率を超えるハイプレッシャーサウンドが鳴り始めるとリアルサイズで音が飛んで来るように鳴ります。
アスリートのしなやかな筋肉よろしく、しなやかで優雅なサウンドにも、ラストスパートをかけるボート選手のように、水(空気)の抵抗を切り拓いて音楽のスピード感やその裏に潜む努力を表現してくれるはず!

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Miles Davis 内山繁氏オリジナルフォト

Audio Dripper TOKYOの後はお二人で2kg以上のステーキをイクそうです。

オーディオにはいい季節です、もうすぐ春です♪