Mark Levinson No.20.6L フルレストア整備 No.2

Mark Levinson No.20.6L フルレストア整備 No.2

マークレビンソン No.20.6Lのフルレストア録の2回目。現状のスペックです。


現状の左右音質は充分と言えるマークレビンソン N0.20.6Lです。発売から20年は経ちますので、オリジナルパーツの健康状態の把握をしています。過去の修復歴から日本製パーツが使用されている部分や左右差がある事を確認しています。

Mark levinson 20.6L基本スペック計測中

基本スペックは素晴らしいもので実測出力値は130.17W/129.61 W(これ以上では正弦波が歪みます)でカタログ値の100wを大きく上回ります。レストア用部品もアメリカへ発注しはじめました。No.20.6Lの整備マニュアルや回路図も取り寄せ中です。

整備前の状態ですが、通常聴く分には問題はありません。このクラスのパワーアンプをご使用される方でも充分納得いく状態だと思います。百数十台のハイエンドアンプ整備(代理店不可の整備品)を手掛けた技術担当でも、聴感上では前回のML-2Lなどと比較しなければ充分ではないかという感想。

計測ですが、まず8Ω負荷時の入出力の限界を再現します。通常は綺麗な正弦波が確認されます。クリップ状態(正弦波の山と谷がつぶれた状態)。オシロスコープを2台使用。

レビンソン No.20.6L 右側が最大出力時のクリップ状態


左右各スペック 8Ω負荷時(Marklevinson No.20.6L 最高出力時)
歪率:0.0116%       S/N比:-95.01dB
歪率:0.00538%    S/N比:-104.83dB 

実測最高出力値(8Ω負荷):130.17W/129.61 W

Marklevinson No.20.6L 最高出力時のスペック:左右2台あります

10V=12.5W出力時(Marklevinson No.20.6L)
歪率:0.00136%    S/N比:-90.11dB
歪率:0.00085%  S/N比:-97.79dB

通常使用状態でのスペックです。S/N比で差がありますが、聴感上では無音状況を作り出し、100dB程の高能率のスピーカーでかすかに感じる程でしょうか。98dBのスピーカーに接続時にこの20.6Lを試聴されて左右差を言い当てられた方はいらっしゃいませんでした。スペックが全てではありません、あくまで現状把握の計測一部データです。


 

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