Wadia 16 Restore&UP Grade

Wadia 16 オーバーホール整備&UPグレード

1994年に登場したWADIA一体系最高CDプレーヤー

WADIA16の整備録ですが、ある程度進んできました。外装関連の精密洗浄を行い筐体を分解。トレイのOPEN/CLOSEのゴム関連を交換。下の写真はレーザー部のアップです。

エソテリック製のドライブメカにレーザーダイオードはソニー製となります。さらに分解していきます。

WADIA16のハイライトはスター社製4パラレル高速DSPチップとBurrBrown製のDACを搭載しています。デジタルボリュームで-30dBまで落としても16Bit以上の精度。MAXで21Bit。スター社製の演算チップは発熱に弱い傾向がありますね。ドライブメカ部分はサーボ基板の整備と微妙に左右CHのS/N比が異なっていたので、レーザーダイオードを新品に交換しました。レーザーダイオード本体の出力値は新品時同様です。RF調整は3回行う予定。

WADIA16のメイン基板、アナログ回路整備

アナログ回路を中心に劣化コンデンサーを交換します。80個ぐらいでしょうか。日本製コンデンサー(2社)が使用されていました。容量抜けが起こっていました。ICチップ類にも不具合が見つかっていますので交換。発売から約23年経過していましたのでよくもった方でしょう!

ここまで2週間ほど経過です。来週ぐらいから実動作のテストを行い、問題がなければ全体を組み上げていく事になります。スムーズに行けばこれから約2週間程の予定です。

 

現在STUDER A730とSTUDER D730MK2、D730などのレストアも行っています。こちらも25年程経過していますので個体毎の劣化具合が異なります。


2017.8.5

サーボ基板の基板劣化の整備が終わりゴールが近づいたと想定していましたがICの動作不良が見つかったので、部品入手のためサーボ基板自体を探しだしICのみ移植。時間がかかりました。現在は全体のチェック段階まできました。下記はDC計測とバランス調整中。このまま問題がなければ来週中にはご納品できる予定です。

WADIA 16 DCバランス調整。

下記はPCB基板ですが、いくつかのロジックICが動作不良を起こしていました。他には目視でわかりにくいハンダ・クラックが多数ありましたので修正。

PCB基板のロジックICが数個NG。目視ではわからないくらいのハンダ・クラックが多数。

リモコン受光部の劣化パーツも分解整備。


2017.8.10  ランニングテスト

Wadia16のレストアですが最終的にはロジックボードのICに不具合があったため、1段グレードの高いものへ交換。RF調整、左右出力などを厳密に調整。

Wadia16_1KHZの左右歪率は0.02%台。

Wadia16_1KHZ_正弦波の波形状況。

WADIA 16 劣化パーツ105個

WADIA 16 劣化パーツ ゴムパーツ、ICロジック系パーツ

WADIA 16 劣化パーツ

トレイ部のゴム系部品やドライブメカ・サーボ基板、メイン基板の劣化電子パーツ、劣化したICロジック部品、オペアンプなどおおよそ135個ほどを交換。ランニングテスト4日程経過。

WADIA 16 ランニングテスト

2017.8.15  UPグレードパーツについて

今回のUPグレードパーツは、スタンダードグレードから純正比3~5倍程コストがかかる、米 Comell Dubilier社製や米 KEMET社製、独Vishay社製のオーディオグレード・コンデンサー、電子パーツを100個以上投入しました。D/Aコンバーター部のロジック系ICも1段グレードの高いものへ交換。耐久性や変換精度等が数段UPしています。ドライブメカ部はRF調整、HF調整、Tバランス、Fバランス等も調整。機械的部分では、ピックアップ高さ調整、光軸調整、フオーカス調整を行いました。

調整部分に関わるパートは新品時の製造ラインと同等(・・・おそらく以上)になったと思います!

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