WILSON AUDIO System5 セラミック・キャビネットの整備

WILSON AUDIO System5の

「ミネラルセラミック含有メタクリレートポリマー」

キャビネットの補修整備

先日納品させて頂いた、WILSON AUDIO System5のキャビネット塗装割れと角部補修整備。表面的な補修ではありますが、WILSON AUDIO に詳しい方ならご存知かと思いますが「SYSTEM5」WATTのキャビネット素材は「ミネラルセラミック含有メタクリレートポリマー」で非常に硬く重い素材です。サイズは小さなモノですが2個で約60kg近くあります。

表面とキャビネット一部を削り特殊パテで成型(キャビネット構造から剛性は変わりません)

キャビネットの補修についてWILSON AUDIOの整備を日本で一番行っている知り合い筋に聞いたところ、代理店でも難しいのでは?という事だったので、仲間内の自動車部品設計開発・試作・製造法人さんにご協力頂き修復を試みました。この手の素材では、国産自動車開発のワザと素材知識でクリア!! 家電メーカーやオーディオメーカーの素材選択の甘さやコスト感をガンガン指摘してしまう、そんじょそこらのプロではないんですね。最近では真空管アンプの整備特訓をやってます(笑)

塗装は簡易塗装ブースを工場で造り、塗り工程を行いました。もう少し時間があれば、4筐体ともすべて行う事も可能だったかもしれません。細かな傷はおおよそ磨き入れしました。

WILSON AUDIO System5 WATT 側面表面仕上げ

横面は再塗装します。WILSON AUDIO System5は凝った塗装で、合計5層塗りになっています。案の定コストがかかっていますね。キャビネットは恐ろしく強固です。

仕上工程・・・ここからは木工仕上げに近くなります。

キャビネットに傷があっても素材自体が強固なので木製スピーカーとは異なるようです。下が補修箇所です。納品日のセットアップ時に撮影した写真のため埃がスゴいのですが^^、綺麗に仕上がりました。PUPPY側の側面も整備。

目視ではわかりません。元素材とも綺麗に融着した仕上がり。

このWILSON AUDIO System5はお得でした^^ ユニットやパッドのメンテナンスも可能なので、ずっーーーと使い続けられます。サランネット(スポンジウレタン)は、サービスで新品を元素材と同一のものを素材メーカーへ発注してカットしてもらいプレゼントさせて頂きます。また純正ウレタンパッドも同一硬度のウレタンが、ウレタン素材メーカーからカットしたものが供給可能かもしれません。純正品の場合は代理店様からとなります。

ご納品当日は入り口から出口までオール入れ替えで、これまでのシステムと全くことなるサウンドが体験できたようで良かったです。またいずれご納品LOGでアップさせ手頂きます。


Audio Dripper TOKYOではオーディオの入口から出口まで、数社様と業務提携させて頂き、ある程度のレベルでヴィンテージハイエンドやヴィンテージオーディオ機器をトータルに整備ができるようになったと思います。修理に関してもご協力頂く法人様が増えました。

今年はモジュールを使ったハイエンド製品の全体像(モジュールに限らず使用部品全て)とモジュールのアナライズに取り組む予定です。


 

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