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Goldmund Mimesis 9.4 mono power

GOLDMUND Mimesis 9.4 mono-poweramp

【中古】 Goldmund Mimesis 9.4 ゴールドムンド・ミメイシス・モノラルパワーアンプ

貴高くエネルギッシュなサウンド、

ヨーロッパ騎士の血統。

Michel Reverchon、ハイエンド・パワーアンプの在り方や考え方を変革した、

初期ゴールドムンドのMimesisパワーアンプ。

良い意味でも悪い意味でもFM ACOUSTICS同様にヨーロッパのクラス制度を感じさせるブランド。

1995年に登場したGoldmund Mimesis 9.4パワーアンプのサウンドはいかに。

photo by Ansnam Nakano

Goldmund Mimesis 9.4が登場した時代のハイエンドパワーアンプ。

1990年代のハイエンド・パワーアンプと言えば多数のトランジスタをパラレル化し、大容量の大型ブロックコンデンサを多数搭載した大型パワーアンプが趨勢を占めていた時代。1990年代後半からはアルミ削り出しシャーシからなるパワーアンプが登場。

GOLDMUND Mimesis 9.4

特徴あるGoldmund Mimesis 9.4のコンストラクション。

1995年に登場したGoldmund Mimesis 9.4は、Goldmund Mimesis 9.2をモディファイ、バージョンUPしたモデル。出力トランジスタパラプッシュで電源部コンデンサは最小!トランスは±セパレートの大型。大容量ハイスピード・ノンNFBハイスルーレイト・アンプの先駆け。

サウンドの特徴は最小限のコンデンサーなのに深く筋肉質なLOWでウーファーをしっかりドライブする。トランジスタ数が少ないせいで微妙なハーモニーの色合い、諧調変化が豊か。後述しますが当時のアンプの中でも出色でした。

GOLDMUND Mimesis9.4 monopower ampステラボックスジャパン 動作テスト中

Goldmund Mimesis 9.4のシャーシは分厚く重い素材から成り、床に直接設置するメカニカルアース設計。筺体鳴りはまったくない金庫のようなボディです。

力があるパワーアンプは天井知らずに音が溢れてきます。当時のSS誌パワーアンプ特集では底知れないドライバビリティ、があると評価されていました。サウンドは速く、量感もある。一般家庭においてGoldmund Mimesis 9.4はかなり理想に近い状況でスピーカーをドライブする事が出来、かつ音のエッジは尖ってない。また大容量コンデンサーの蓄電に頼らない設計のためサウンドにスピード感あり!特にシンフォニーのフォルテが続く場合に顕著。大型トランスが効いたサウンド。当然JAZZなどでもその効果があります。

Goldmund Mimesis 9.4の特徴はドライバビリティ以外にもシンプルな出力段からくる滲みのないサウンド。特に楽器音色のグラデーションや和音が重なる綾、表情がとても柔らかく麗しい。高いS/N感や歪みのなさも特徴です。SS紙などでも立体感やスケール感は当時の第一級という評価でした。

Goldmund Mimesis 9.4 外観の質感

Jeff Rowland.D.G CoherenceやMark Levinson、Fm AcousticsとGoldmund Mimesis 9.4のマッチング

スピーカーは色付けが少ないPenaudio Serenadeとして、パワーアンプをGoldmund Mimesis 9.4と固定したプリアンプの相性を簡易レビューします。音源はECM盤やPHILIPS盤J.ノーマン歌曲、矢野顕子(プライベートスタジオもの)マーラー交響曲など。

Mark Levinson No.26SL SS誌 朝沼氏推薦セット

SS紙の朝沼氏の試聴レビューで評価が高かったセット。温度感が高く、ECMのキースジャレット「Standard」が過去最高に鳴ったという…….今回は同じECM盤ですが2000年以降のポーランドの若手マルチン・ボシレフスキを。流石にシンバルの表情や左手の存在感、ステージホールのディメンションなど素晴らしい!マーラーでのグランガッサ、遠くで鳴る大太鼓の皮感や響きも秀逸。

Mark Levinson No.26SL (BAL) pre-amp

Fm Acoustics FM255 スイス・ハイエンドサウンド

FM ACOUSTICS FM255プリアンプ(中古)

同じスイスのFm Acoustics FM255。サウンドの志向性はちがうところにあるのかもしれませんが、組み合わせは自由!FM255の躍動感とGoldmund Mimesis 9.4の懐の深さ。このセットは蒼く燃える様なサウンドでオーディオマインドにも音楽欲求も満たすハイエナジーなヨーロッパ・サウンド。楽器の表情、特にシンバルなどの描写力は流石です。定価では1千万円に近付くので良くて当たり前かもしれません。

 

cello AUDIO SUITE & cello AUDIO PALETTEとGoldmund Mimesis 9.4

音色のベクトルがあっていそうなセットではあります。

最初にcello AUDIO SUITE だけをGoldmund Mimesis 9.4に接続。サウンドトーンが一気に複雑でなまめかしい!そして底力がある。マーラー 5番第一楽章のファンファーレが遠くで力強く煌めく…..異次元!スケール感もあり。ECM盤のピアノの打音や余韻の密度感、演奏の翳りはcelloならでは。

cello AUDIO PALETTEを入れるとより艶やかさがプラス。イコライジングとゲイン調整で如何様にも鳴ります。音楽ソースが変わるとガラッと変わるところは流石。物量とパーツの良さが効いたサウンド。薫りながらもパワフル!音楽の陰陽や抑揚、起伏、アクセントが良く伝わるセット。

cello AUDIO SUITE & cello AUDIO PALETTE

Jeff Rowland.D.G CoherenceⅡとGoldmund Mimesis 9.4

Jeff Rowland.D.G Coherence2 プリアンプ

ほぼほぼ同時代のプリアンプのJeff Rowland.D.G CoherenceⅡ。Goldmund Mimesis 9.4との組み合わせは、まさに切り立つエッジやガサ付きがない世界。なめらかでシームレス。温度感は意外とあります。女性ボーカルの口元の表現がなんともリアル。バッテリーによるDC動作の違いもよりひきたちます。マーラー5番2楽章のホール遠くで鳴る大太鼓の響きがリアルで沈み込む感じは良いです。

GOLDMUND Mimesis9.4 monopower ampステラボックスジャパン

この1980年代~90年代のプリアンプやパワーアンプは魅力的なアンプが多いという事をあらためて感じました。GOLDMUND Mimesis9.4は交響曲での打楽器連打でも、有機的なパースペクティブや立体感を失わないで表現する力量はすごいです。パワーアンプの給電はRichard Gray`s の RGPC400Pro  AC電源エンハンサー(在庫)から行いました。

GOLDMUND Mimesis 9.4リアパネル

Mimesis 9.4 power amp GOLDMUND接続例(RCA/XLR)

GOLDMUND Mimesis9.4 付属品

■Goldmund Mimesis 9.4  モノラルアンプ ステラヴォックス 定価¥4,800,000.  販売価格ASK 外観:A


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