超レアなMLASプリアンプ、
Mark Levinson ML7Aのオーバーホール整備
マーク・レビンソン、プリアンプML7Aの整備
Mark Levinson ML7プリアンプ|アクリル天板&ウッドケース
Tom ColangeloとMark Levinsonのディスクリート回路プリアンプMark Levinson ML7A
OLDレビンソンプリアンプの中でも特にレアなプリアンプがLNP2LバウエンとML7Aではないでしょうか。
特にML7Aは過去の集積回路からなるモジュール構成を Tom Colangelo(トム・コランジェロ)が
ディスクリート回路にデザインし直したような感じですね。
オープンディスクリートモジュールは簡単に取り外しができます。
・・・ある面ではLNP2Lを贅沢にした進化形回路とも言えます。
後のコランジェロのcello Encore 1MΩ、cello AUDIO SUITEやVIOLAは、
ML7との共通パーツも多くルーツになっているのでしょう。
Mark Levinson ML7プリアンプ|アクリル天板&ウッドケース
いつ見てもML7は使用しているパーツが凄く、スケルトンで見せたくなる気持ちがわかります^^
一見ヴィンテージEROのカップリングコンデンサーなどの使い方など贅沢です。
初期cello Encoreとも近いレイアウトにも感じますがサウンドはMLASです。
今回のMark Levinson ML7Aは音質に直結するメタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサーは
大丈夫でしたのでが、交換しません。
ちなみに過去にもEROは変更したことがありません。cello Encore 1MΩなども同様です。
電解コンデンサーなどの劣化が数多く見られました。下の写真は液漏れがあったコンデンサーです。
Mark Levinson ML7Aプリアンプ|整備交換パーツ
Mark Levinson マークレヴィンソンML7A 整備概要
本体電源部及び別筐体電源部の劣化コンデンサー、国産コンデンサー交換。電源スイッチ劣化交換(純正品)、
ボリューム分解整備(ギャングエラー調整)、ラインアンプ部オフセット調整ボリューム劣化部のため交換、
出力DCオフセット再調整、スペック点検、各動作点検を行いました。
交換部品
・68μF/25v SPRAGUEタンタル(C 1ケ
・4.7μ/25v SPRAGUEタンタル(C 2ケ
・100μ/63v Vishay BC(C) 13ケ
・220μ/63v Vishay BC(C) 2ケ
・フィルターコンデンサー交換 1ケ
・固定抵抗交 2ケ
・ブレーカーSW交換
・アース周りの点検
・ボリューム分解整備
・シャーシ、端子類クリーニング
・スペック点検(各動作点検を行いました)
下の写真は本体電解コンデンサーの液漏れがあった部分です(カップリングコンデンサーではありません)。
本体コンデンサー交換前液漏れ(外被が割れそうです)
フォノカード点検、整備後
電源ブレーカー/スイッチを純正品へ交換
電源コンデンサー交換
下記は過去の整備で交換されていた国産コンデンサーで、それをVishay BCへ交換。可変抵抗器も左右CHとも交換しました。
可変抵抗器や国産コンデンサーも交換
下記が交換済み部品ですが、音質を大きく左右するカップリングコンデンサーは交換しませんので、
当時の新品時のサウンドにかなり忠実で、より安定した動作をする状態になっています。
おそらく国内にあるMark Levinson ML7Aのベストな状態かと思います。
今回、電源部SPRAGUE53D コンデンサは大丈夫でしたが、
このML7Aを購入されたお客様が、将来的に交換される場合は交換無料サービス(1年間)となります。
Mark Levinson ML7Aプリアンプ|整備交換パーツ
サウンドはあるオーディオ店の方と、ある最新のハイエンドプリと聴き比べて、
お二人ともML7Aが好みだと言われました。
音楽との距離が近い、躍動充実感、ボーカリストと背景・・・・
いろんな感想があるのだと思いますが、音楽そのものが躍動感あるアートとなるのがML7Aだと思います。
音楽評論家の黒田恭一氏が長年使用されていたのもMark Levinson ML7(L)~cello Encoreでしたが、
若き日のTom Colangelo(トム・コランジェロ)の力作プリ。
Mark Levinson ML7Aプリアンプ|マークレヴィンソン