Mark Levinson LNP2L 使い方初級編【ラインケーブル接続・モジュール考】

Mark Levinson LNP2Lの入出力を、

XLRにしたい!

Mark Levinson LNP2L 使い方初級編【ラインケーブル接続】、モジュールについても

Mark Levinson LNP-2L後期ONEオーナー、OH整備済み

Mark Levinson LNP-2L後期ONEオーナー、OH整備済み

LNP2Lをご購入される時によく聞かれることです。XLRケーブルで聴きたい!

OLDレビンソンは「LEMO-RCA変換ピン」を使うのが苦手だと・・・・

たしかにあのLEMO-RCA変換ピンはとても不安定で微弱信号受け渡しにおいてもNGかと思います。

付属している理由は壊れているかのチェック用が本当かもしれませんね!

実際、接合して出来ているため変換ピンが壊れることもあり、ノイズ源になります。

 

一番良いのは当時も販売されていましたが、純正LEMO-RCAスーナーケーブルを購入するか

LEMO-XLRシルバーケーブルを製作するか、です。

 

XLR端子入力を使う際は、よくご存知な方もいると思いますが、

「TAPE INPUT」端子を活用する手もあります。とてもシンプルですがTAPE 1のXLR端子へ

CDなどのラインソースを入力した場合、下記のようにします。

一番左上のINPUTセレクターのポジションはどこでもいいです(後述)。

一番左下のTAPE MONITORを「TAPE1」にします(TAPE2も使用できるので2系統XLR入力OK)。

Mark Levinson LNP2L|TAPE INPUTの場合

Mark Levinson LNP2L|TAPE1 INPUTの場合:一番左下

リアパネルはTAPE1へXLRケーブルを接続します。TAPE2も利用可能です。一番右が通常のLEMO入力端子です。

TAPE1入力へXLRケーブルを

TAPE1入力へCDやラインソースのXLRケーブルを接続

一番左下の「TAPE MONITOR」を「TAPE1」にして再生します。

通常の左上のインプットセレクター・ロータリー回路がスルーされるので、ポジションはどこでも良いです。

さらに左右のインプットレベルコントロール(可変ボリューム)、

一番右上のdBゲイン切り替えスイッチ(アンプ)回路もスルーされます。

インプットゲインまわり

インプットゲインまわり

要は入力周りのセレクター回路やインプット可変ボリューム、インプット切り替え式バッファアンプ回路を

音楽信号が通過しない状態となります!最新のソースだとこの方が良い場合が多々あります。

このTAPEモニター状態と通常状態を比較することで好きな聴き方が可能です。

かなりの違いに気づくかと思います。

下のMark Levinson LNP2Lの回路図・ダイヤグラムを見るとわかりますが3セクションがスルーされます。

おもしろいのは取説には下記『ダイヤグラムを記憶してください』と。

おそらくこの扱い方で音の変化が相当あるということかと思います。

Mark Levinson LNP2L|回路図

Mark Levinson LNP2L|回路図

パワーアンプへの出力もXLR端子が使用可能ですので、すべての配線をXLRケーブルにすることが可能です。

TAPE入力にすると例えば、2017年リリースのColin VallonのECM盤などはミッドローあたりの質感が

相当に変わります!

 

またトーンコントロール:3バンドのパラメトリックイコライザーの原案はリチャード・バウエン氏です。

3つのパラメトリックEQは1ノッチあたり±2dBほどになる有機カーブで音質劣化は

ほとんど感じないと思います。EQ変化よりもこの「EQ回路アンプ」の方が変化量が支配的かもしれません。

Mark Levinson LNP2L|パラメトリックイコライザーカーブ

Mark Levinson LNP2L|パラメトリックイコライザーカーブ

フレッシュ感の変化も感じると思います。入力ゲインは調整できません。

Colin Vallon/Danse/ECM

Colin Vallon/Danse/ECM

Colin Vallon/Danse/ECM盤を通常モードで聴く時の一番良かったと感じるセットは下のポジションでした!

Mark Levinson LNP2Lのセットアップ

Mark Levinson LNP2Lのセットアップ(LEMO入出力)EQアンプON状態ですが

取説通り左右インプットボリュームをMAXで調整するとアグレッシヴになるので聴きながら絞り、

dBゲイン+5のポジションで、パラメトリックイコライザーは活かしますがバッファアンプを

スルー「OUT」することでスッキリさせました。スピーカーによってはINでもよいですね!

スピーカー的にLOWが強いので1ノッチダウン(-2dBダウン)で300Hz以下をならだかに落とします。

Highは1ノッチアップ(+2dBアップ)させました。

緩やかなカーブでコントロールできます!JBL4344MK2でのセットです。

 

これが1960年代のソースになるとEQアンプをINにして厚みを出し、左右インプットボリュームも

MAXにして調整するとステージが前にくる感じで良いかもしれません!

女性ボーカルなどをしっとり聴く時は先程のECM盤のようなセットでEQポジションやアンプを入れると

人肌感が楽しめると思います!

今回試したMark Levinson LNP2Lは現在販売中の個体となります。

 

 

ちなみに僕のMark Levinson LNP2Lは下記となります^^

シリアルが2400番台後半で限りなく後期のモデルです。アナログモジュールはLD5です。

私的に後期のLNP2Lはモジュールの安定度を含めて完成度が高いかなと感じます!

但し、ミッドローにゴリっとしたエナジー感を感じる個体が多いと思いますので初期モデルの方が

好きな方も多数いらっしゃるかと思います。・・・↓↓ちなみに中身がスカッとしている理由があります!

Mark Levinson LNP2L 2400番台後半

Mark Levinson LNP2L 2400番台後半アナログ、VUモジュールレス

Mark Levinson LNP-2Lのレビンソンモジュールおよびバウエンモジュールなど。

個人で鳴らしているLNP2Lはアナログモジュール2個とメーターモジュール2個を外しています。

理由はモジュールは常に通電しているため、小さな電源部のPLS153に負荷をかけることに

なりそうなので余計なモジュールを外します!

理想はおそらくOLD MLASの最後に登場したML6モノラルプリアンプのような左右独立式ですね。

Mark Levinson ML-6 モノラルプリアンプ

Mark Levinson ML-6 モノラルプリアンプ

実はこの状態でバウエンモジュール搭載機と比較するとかなりの差がでます。

解析するとわかりますが、バウエンモジュールに使用されている素子は特段いいわけではありません。

やはり当時でも一世代前の素子からなるモジュールは安定性に欠けたり、左右差があったり。。。

電源がさらに小さいため厳しい感じになるのかもしれません。

 

でもあのシャープなギリギリ感?が好きな方には良いのかも^^ もう少しS/Nが良いとうれしいかも…

この辺りのモジュール回りはアンプ技術者、モジュール開発技術者とも解析したことがありますが

みなさん同じ見解でした。

バウエンモジュールの弱点をモディファイしたのがレビンソンモジュールです。

さらに国内だとコニシスモジュールがありますが、レビンソン的か否かはおいておいて、

クオリティ的に悪いわけではありません。

こちらの方がオーディオ的に良いと感じる方がいても不思議ではない完成度だと思います。

Mark Levinson LNP2Lの世界観から外れてしまう部分はあります・・・

 

なぜか日本だと”バウエンモジュール伝説”が一人歩きしているようですが、

モジュール解析を含め各個体をしかるべき整備後に冷静に聴くと結果は明解かと・・・

そうは言ってもサウンドの質云々はさて置き、最初期のLNP2はコレクション的な意味で

歴史的アンプとしての価値は充分あるかと思います。

LNP2を日本で初めて入手された岡俊雄氏が遺した一連の導入記なども貴重です!

Mark Levinson LNP2L|3台後期(左の個体)

Mark Levinson LNP2L

後期LNP2Lが気に入っている方はバウエンモジュール搭載機を気にする必要はまったくありません。

モジュール単体の比較で優劣を決めるのはカンタンですが、素子単体そのものよりも

その機器全体のコンディションが重要です。レーシングカーやサーキット走行される方ならすぐ理解できますね!

 

もし、LNP2Lで気にするとしたらさらに後期のシリアル番号の個体でしょうか。

あとは内部状況につきます(外観が美しいことは必須です)。

これまで何台聴いているかざっと計算してみました・・・・10年間でLNP2Lは毎月2,3台程聴いているとして、

年間24台×10年、販売機器を含めると300台ほど聴いていると思うのでかなりの精度かと思います^^

ちなみに300台の整備前と整備後とすると600パターン聴いていることになります。

僕のLNP2Lはあるオーディオ店の店長さんから格安で譲って頂き、自分でメンテした個体^^

いつか、しっかりオーバーホール整備したいものです…….

 

また、日本国内ではバッファモジュール2ケを付けた方が良いとされていますが、

電気的にも、回路的にも、パワーサプライ的にも厳しいのではと推測しますので不要かと思います。

例えばML6のように左右独立の2台のパワーサプライだと回路的にもすっきりして良い選択になります。

上記を読まれてわかったかと思いますが、LNP2・LNP2Lは増幅段が多いプリアンプです。。。

 

またバッファモジュールを付けて通電されているのに、配線されていない場合があります。

新たに追加した方は配線してください、見分け方は超カンタンです……..

Mark Levinson LNP2L 2400

Mark Levinson LNP2L 2400|ホントはSPRAGUEタンタルは替えたいのですが・・・

僕のLNP2Lの配線はこんな感じです。反転アンプなので対応ケーブルにしていますが、

実はそう神経質になることはありません。スピーカー配線で辻褄を合わせてもいいと思いますし、

聴く音楽で合わせても良いかと。LEMO-RCA変換ピンも使います。

 

下記はパワーアンプへの出力端子部分ですが、LEMO端子の接続は2番目が良いかもしれませんね。

ちなみにケーブルにこだわる方はラインケーブルだけでなく機器内部の配線材も変えるといいでしょうねw

Mark Levinson LNP2L|出力端子部分

Mark Levinson LNP2L|LEMO出力端子部分

Mark Levinson LNP2Lは製造年代や使いこなしによっても面白いようにサウンドの変化が楽しめて、

ながい期間にわたって楽しんでも使用している部品は世界一流なので、

40年経た今でも修理や分解整備が可能な愉しいプリアンプです!

Mark Levinson LNP2L Overhaul used oneowner mint

Mark Levinson LNP2L Overhaul used oneowner mint

 

 

 

 

 

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