中古 オーディオ AudioDripper 甲府&東京

Cello ENCORE 1MΩ L&Marklevinson ML-2L × WILSON AUDIO System5 

【中古】 WILSON AUDIO System5

Marklevinson ML-2L

× WILSON AUDIO System5 

アブソリュートサウンド誌の評論家兼エンジニア兼、WILSON AUDIO のオーナー設計者、David Wilson(デビッド・ウィルソン)、MLAS時代のディレクター兼オーナーMark Levinson(マーク・レヴィンソン)、設計者John Curl (ジョン・カール)のヴィンテージハイエンド・システム。WILSON AUDIO System5はハイエンド・アンプメーカーが製品開発時に導入し、音決めを行ったシステム。

フルレストアしたヴィンテージ・ハイエンドシステムの実力を

WILSON AUDIO System5で試ス!

WILSON AUDIO System5 レストア整備品

WILSON AUDIO System5のバインダー・マニュアルを熟読し、スパイク以外はDavid Wilsonの指示通りにセッティングしてみました。壁面からは90cmのところを1m50離してます。後ろはHartsfieldがありますが、後壁面まで1.8m程。試聴位置でユニットが真正面になる内振り角度もマニュアル通り。

手前のテーブルがガチャガチャしてますが、一通り聴きながらセットアップ!時間にして6時間余り。コントロールアンプがCello ENCORE 1MΩ L。先日入荷仕立てで、天板開けて速攻でわかったNG部品を交換しました。現在は通常USED品でアンコールらしいセンシティブさが聴かれます。パワーアンプはML-2Lレストア版。とぐろのような黒いケーブルは室内配線を延長した電源ケーブル(カッコ悪いですが_ _;)。 パワーアンプを比較する場合、こうなってしまってます。スピーカーケーブルはCARDAS。上流機に電源コンディショナーが入ります。

Wyn Morris/ Mahler Symphony No.5

London Symphonica(1977) 見えている範囲全てがホールに!

WILSON AUDIO System5のセッティング(普段はもっとスッキリしてます^^)

一段落して最初に試したのが、1989年来聴いている、Wyn Morris/ Mahler Symphony No.5  London Symphonica(1977)。聴き馴染んでいるため、およそそシステムがどんな様子なのか把握しやすい盤(Wyn MorrisのSymphony No.10は有名)。

第1楽章:最初の3連譜ファンファーレが少し奥から天空の一点を目指し突き抜けていくと音像のフォーカスがいい具合です。その後、弦アンサンブルの浮遊感とブラスセクションのコントラスト、全合奏が荒々しい圧力と突き抜けていくパワーが再現するとJAZZのビッグバンドでも意外や聴かせてくれます。大太鼓のゆっくりとした鼓動が最奥で響き渡るとおおむね良い状態で、重さを引きづらず再生されると打込み系の現代ポップスも聴ける感じです。

第3楽章の色彩感、多彩なソロ、テンポ変化も聴き所。第4楽章はルキノ・ヴィスコンティ監督の「ヴェニスに死す」のテーマとなった楽曲ですが、ゆったりとした波の様な感情の起伏。David Wilsonがマニュアルで何度も使っていた「ハーモニー」・「遠近感」はかなり満足度の高い状態(時間をかけてじっくり手をかけてあげればもっと鳴りそうですね)。

WILSON AUDIO System5のサウンドステージ。スピーカーの外側まで…..

上の写真は左chのスピーカーですが、左の見える範囲までは広がっています。奥側は天井付近までと相当に広い音場。ある程度どなたが鳴らしても音場の広さやデプスが短時間で再現できるところは、ハイエンドスピーカーの元祖らしい振る舞いでしょうか。スピーカー幅が細身ながらスケール感やホールトーンがWILSON AUDIO System5の枠を超えて広がる様は快感!

スピーカーのサイズ感やデザイン、質感もかなりカッコいいです!System5は瞬間的なトルクもありながらバランス取りされたエンジンに換装され、吸気システムは1気筒当り1スロットル(4連等)仕様のようなレスポンス。ボディ剛性はケージが溶接され、ブッシュのQも高くなったライトウェイト・スポーツカーの様でしょうか。短時間でもある程度のサウンドになるのは基本性能の高さを感じます。マニアの方が日夜調整されれば更に応えてくれるでしょうね。

古いモノ録音 1937年録音 Jascha Heifetzasと

BARBARA/BOBINO 1967。

古いモノ録音 1937年録音 Jascha HeifetzasとBARBARA/BOBINO 1967。

上の写真が1937年録音のJascha Heifetzas/Bachの音場範囲。音質云々の前にJascha Heifetzasは歴史上、音楽ジャンルを超えて素晴らしい演奏家・ソリストだと思います。音ですが….照明2段目あたりの高さで演奏。

こちらの盤はアメリカ製オーディオ機器で、第2次戦前後の雰囲気を感じさせて鳴らし切ったスピーカーはまだありません。ソナス・ファベール ガルネリ・メメントでも難しいと感じた盤。NAGRA&CELLO、ML2L、WILSON AUDIO System5はかなりいい線まで再現できたと思います。エキセントリックで厳しいながらも憂いと時代感をイメージできそうなところまでいったか??まだまだか・・。

BARBARA/BOBINO 1967盤は生硬さと艶やかさ、凛とした雰囲気、なんと言っても紫煙が立ち込める様な雑多な猥雑感がキモ?! 良い感じですが妖しさが、ほんの少し欲しい情況。

ヨーロッパの古いモノラル音源はそう簡単には御せません。それでも現代のソースとの「時間の差」を克明に出しますので時空を超えて幅広く音楽を楽しむことができますね!同じディスクでも制作手法が異なる収録曲の差も良く出します。

 

Marcin Wasilewski /Trio / ECM 

静謐かつ蒼白い炎が萌えるように。

Marcin Wasilewski / Trio / ECM

ECMのJAZZ TRIOです。ポーランドのMarcin Wasilewski(マルチン・ヴァシレフスキ)盤。アイスランドのBjörk/ hypper balladなどもやってます。このあたりのECM盤やStefano Amerio盤はWILSON AUDIO System5の独壇場に鳴るソースじゃないかと思います!透徹さと深み、陰影感の表現も巧み。サウンド全体のトーンとWILSON AUDIO System5が呼応しているレーベルかもしれませんね。

ECM盤が良いとなると、内省感あるコンテンポラリーJAZZの多くが範疇に入ってくると思います。1950年代のモーダルな演奏も充分応えます。Bill Evans盤の半音階ハーモニーやラファロの豊なイマジネーション、モチアンのクールなブラッシワーク……20代だった彼らの実験的演奏が音楽的に何だったのかが手に取る様にわかるかもしれません。

Cello ENCORE 1MΩ L

OCTAVE MRE130とCello ENCORE 1MΩ Lの組み合わせも斬れ味と温度感のバランスが絶妙な世界。ENCORE 1MΩ Lのゲインによる音色や音圧の差は、このモデルでもあるようです。

WILSON AUDIO System5はいまなおアンプ等の差や音楽ソースの差、、、演奏者のテクニックまでわかりやすく聴かせてくれます。


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