中古 オーディオ AudioDripper 甲府&東京

追記|PHILIPS LHH 2000 CDM0 オーバーホール整備&CDM0換装機の試聴!

 

追記|PHILIPS LHH 2000 CDM0

オーバーホール整備&CDM0換装機の試聴!

 

なぜか母方のいとこは東大や京大出身者が多い。一般的には優秀な従妹達。

自分たち兄弟だけがまったくパッとしない学校へ行ったw

親が親なら子も子で甥っ子達もやはり東大や京大へ通っている。

甥っ子達に『将来はどういった道へいくのか?』を聞くと医学などを

外すと東大先端研などで学ぶ甥っ子はIOT通信系(しかもベンチャー)、

もしくは外資金融など最近の流行りだそうだ。

まちがってもオーディオ開発技術者という道はないようだ。

おそらく多くの学生がそうだなのだろうと思う。

未来をつくるだろう時代の先端や世界中の資本が集まるところへ

才能はながれるのは世の常。

PHILIPS LHH2000やcello AUDIO SUITEを聴いて思い出した。

お客様システムの一部

PHILIPS LHH2000|CDM0機とcello AUDIO SUITE S.V.との邂逅。

たまたま、LINN SONDEK CD12 MK3をご購入頂いた当社お客様が

お引き取り時にPHILIPS LHH2000 CDM0を点検のため持参されました。

3年程前にオーバーホール整備とCDM1からCDM0(新古品)へ換装したLHH2000。

PHILIPS LHH2000-CDM0&cello AUDIO SUITE S.V.

PHILIPS LHH2000|PHILIPS CD-M0機の背景から。

1980年代、アナログからCD規格へ移行する時に製造された業務用プレーヤーが

PHILIPS LHH2000。当時のPHILIPS社やSONYは世界中からデジタル&暗号、

オーディオ技術者を集め、CD規格の開発をすすめた。著名な音楽家も技術開発に協力した。

プロ用CDプレーヤー生産専用のCDS社(STUDER)など新しい会社もつくった。

今でいうGAFATに匹敵するもので過去半世紀のオーディオで一番エポックな

事だっただろうと思う。

当時彼らが一番苦労したのはおそらく録音現場でのデジタル化だったと思われる。

アナログ時代と一番ちがったのは再生ではなく録音~マスタリングのポストプロダクション。。

この段階の手探り時期が意外とながく、CDは音が悪い、と思われた。

しっかり作られたデジタル&CD音源はがっかりする事はそうない。

LINN SONDEK CD12 MK3|リンCD12 24BIT 中古CDプレーヤー|リモコン

今回PHILIPS LHH2000|CDM0機を持ち込まれたお客様は、

他にPHILIPS LHH2000 CDM1オーバーホール整備機やA727オーバーホール整備&チューニング、

STUDER A725オーバーホール整備版、あらたにLINN SONDEK CD12 MK3をご購入。

しかしメインソースはレーベル毎にアームとカートリッジを変更したアナログプレーヤー7台!

それでもCDの音も認められている。たぶんwいっぱいもっておらるし・・・

さて、今回はご購入頂いたLINN SONDEK CD12 MK3(オーバーホール整備)と

点検で持参されたPHILIPS LHH2000|CDM0機(オーバーホール整備)を聴いてみたら?

というご提案を頂いた。

cello AUDIO SUITE S.V.

PHILIPS LHH2000をcello AUDIO SUITE S.V.の

P200 10KΩ モジュールでの試聴はかなり貴重な経験!

 

まず、LINN SONDEK CD12 MK3をP201 VIOLA チューニング1MΩ CDモジュールで試聴。

ソースは1921年ルーマニアで出身のローラ・ヴィオレタ・アナ=マリア・ボベスク

(Lola Violeta Ana-Maria Bobescu)ヴァイオリニスト….知らない演奏者。。

 

サウンド的にはわりと分解能が高く憂いがありつつ繊細な表現。

かなりハイまで斬れ込む端正な演奏。

OH整備の直後だからもう少しエージングが進んだ方がいいか・・

 

次にP200 10KΩモジュールで、PHILIPS LHH2000|CDM0機。

同じ盤??????

PHILIPS LHH2000|CDM0機

たぶんお客様が一番驚かれたはず。PHILIPS LHH2000(CDM0機)と

P200 10KΩモジュールのエネルギー感、音楽のうねり…..ダイナミズムは

演奏者が変わったか?パワーアンプを替えたか?というほどちがう。

じっくり聴くとほぐれてない感じありそうだし、細かい音が出ていないようにも感じる。

しかし、そんな事はオーディオの世界でLIVEで音楽を聴いていると時には

そんな事を考えない。あるのは演奏者の純粋な表現:魂みたいなもの・・・

録音された現場の空気感、とくに時代感なども感じとられる。

この盤も演奏者も知らなかったが確実に40年前以上の録音で、

演奏者は東欧の人、というところまでは感じた。

PHILIPS LHH2000恐るべし。

オーディオを聴いて久しぶりに鳥肌がたった。

 

LINN SONDEK CD12 MK3は今でも良いデジタルプレーヤーで

自分のLINNクライマックスのシステムにも欲しいCDプレーヤー!

ただ今回、cello AUDIO SUITE S.V.とPHILIPS LHH2000を聴いて、

はじめて、LINN SONDEK CD12 MK3はやめて、こちらを購入されたら?とご提案w

それほど良かった。

PHILIPS LHH2000|CDM0機&cello AUDIO SUITE S.V.

ちなみにLINN SONDEK CD12 MK3の入力をP201 VIOLA チューニングCDモジュールから

P200 10KΩモジュールへ変更すると、先ほどのPHILIPS LHH2000に近づいた。

おもしろい!モジュールの音もかなり支配的である事がわかった。

他のCDプレーヤーもP200 10KΩモジュールへ入力するとゲインがアップし

celloらしいサウンドへ。

RCA入力のB200もまたちがう表情へ……………

cello AUDIO SUITE S.V……多様性が面白い。

PHOTO BY ANSNAM

cello AUDIO SUITE S.V.の2種類のCDモジュールのListen View【1】⇒