Wilson Audio System5 正規品 |中古スピーカー
定価¥3,246,000. 販売価格¥728,000.(税込)【ご成約ありがとうございました】
ウイルソンオーディオ・システム5 外観:A 動作保証:200日内部配線・ハンダ整備/パッド新品(2020年交換)/キャビネットリフレッシュ 運送費別途
Wilson Audio System5の整備状況および状態
Wilson Audio System5の最終版ブラウンシルバーモデル。
2020年に内部配線ハンダ劣化の修正やWATT5とPUPPY5の劣化ウレタンを
新品ウレタンパッドへ張替えしました。設置環境によってPUPPY5のウレタンエッジは
10年程で加水分解し劣化しますので、劣化しくい高密度エッジへ交換。
ブラウンシルバーのキャビネットのヤレや劣化が極めて少ない状態です。
WATT5、PUPPY5ともリフレッシュしています。
Wilson Audio System5のバックグラウンド
1980年代~90年代、ウイルソンオーディオ・システム5は
数多くのハイエンドアンプメーカーのデモテストスピーカーでもありました。
現実的なサイズで浸透力ある音楽再生はデビッド・ウィルソンの
録音エンジニアとしてのキャリアと技術アプローチのバランスが垣間見えるようです。
設計者のデビッド・ウィルソンは元々録音エンジニアで
dmpレーベルなどの録音なども行っていました。
サウンドは内部配線ハンダ修正でかなり耳当たりが滑らかになったと思います。
システム5のエンクロージャはミネラルセラミック含有メタクリレートポリマー製で
とても硬い素材が採用されていました。
ウーファーユニットPUPPYとWATTは純正ケーブルで結線ください。
システム5はモダン系インテリアのオブジェとしてもカッコいい佇まいです^^
同時代のMark LevinsonやKRELL、cello、Goldmund、FM ACOUSTICSなどにも合うと思います。
本国ではマッキントッシュとも組み合わせたセットがよく紹介されていました。
元々展示品を入手されたオーナーの方が長くつかわれていた個体で
とても綺麗な状態を保ったボディです。目立つ傷は側板の2㎜程の傷が2か所です。
1m程離れるとわかりません(写真参照)。
リア面も美しい状態です。スピーカー端子は純正WBTとなります。
配送は精密機器運送かピアノ運送となります(詳細時間は配送前日お知らせとなります)。
付属品:スパイクキット、サランネット、WATT&PUPPY専用ケーブル
Wilson Audio
1973年にWilson Audio Specialtiesを立ち上げ、小型可搬式モニター、
台形型の「WATT」が人気になりました。
当時のアメリカハイエンドスピーカーの主流はプレーナー型で
フラッグシップ機はどのメーカーも畳一畳程の大きさにまでなった時代です。
その当時、「WATT3」に低域システム「PUPPY2」を追加した
WATT&PUPPY2がアメリカハイエンドオーディオ界のスピーカーを徐々に変革していきます。
Wilson Audioのシステムがエンクロージャを廃したプレーナー型のサウンドステージと同様以上の
音場感を生み出すに至った重要な点はタイムアライメントとエンクロージャにありました。
デビッド・ウイルソンが1970年代にWATTを開発するために行った、
タイムアライメントの試作方法はトゥイーターユニットに紐をつけて、
リスニングポイントからひっぱりながらウーファーと音が整合するまで行いました。
今からみればアナログな方式ですが、タイムアライメントに着目したことが重要でした。
WATTは1号機から現在まで2万セットも販売されたハイエンドスピーカーです。
革新のエンクロージャー
エンクロージャーの考え方は無共振です。
モデル初期のWATT5のエンクロージャーの主な原料は石油化学系樹脂に特殊配合のプラスティックに
フェノール樹脂を混合させたポリマー系にセラミックなども融合されていました。
この素材は硬度もコストも高い素材でした。 以降のモデルは扱いやすい樹脂やエキポシ素材となっていきます。
これらの素材特性は優れた振動減衰特性にあります。木製素材では音の振動が減衰されにくいのです。
これが箱鳴きと言われる根本的な要因です。リジットな構造を採用したとしても
木材自体の振動減衰率が弱いため故の個性となります。
もちろん箱鳴き伴うスピーカーにも心奪われるスピーカーも沢山あります。