
手が届きそうなプリアンプを同じ環境で聴いてみた!
USED PREAMP Listen View 2025
毎年気になるプリアンプが入荷してきたら一気に聴いているListen View企画。
今回はVIOLA SOLO mono preampのサウンドが他のプリアンプとどうちがうか気になるところでした。
ヴィオラ・ソロで気になるところは、やはりML-6と同様に左右別筐体の本体と
電源部の4筐体になっているところでしょうか。

試聴盤CD LINN SONDEK CD12
試聴トラックは全て1曲目となります。
●DAYNA STEPHENS / TODAY IS TOMORROW/CRISS CROSS
コンテンポラリージャズで3管ホーン&ギター、ピアノなどコード楽器の重層的なアンサンブルもありオーディオ的にも聴きどころあります
● Kimiko Itoh / A Natural Woman /sony
日本人女性ボーカルモノで1990年制作盤。録音マスタリングも多少歌謡曲っぽい雰囲気が正確に出るか?ボーカルの質感にも注目です。
●Jean Hubeau / FAURE ピアノ五重奏No.1.2 / ERATO
1970年制作のユボーのピアノ五重奏。制作当時の雰囲気が出るか、演者各々を聴き分けできるかがポイントでしょうか。
●Marcin Wasilewski Trio / Live / ECM
リアルなLIVE感が堪能できるか?オーディオ的にはレンジの広さや立体感も聴きどころでしょうか。
●Dominic Miller / Absinthe / ECM
ダークな色合いから転調する曲想のダイナミズムやハイクオリティな録音マスタリングの表現が聴きどころですね。お時間ある方は最後までご視聴くださいね(youtubeプレミア登録されてない方は最初にCMが流れます)!
プリアンプ毎に聴いたレビューを簡単ではありますが書いていきます!本日のお昼12時から試聴開始です。
上流機 LINN SONDEK CD12 (オーバーホール整備の動作テストを兼ねて)パワーアンプLINN klimax SOLO、アンフィオン、JBL4344MK2としました。

試聴環境|JBL4344MK2など
VIOLA SOLO mono preamp|ヴィオラ・ソロ・モノラルプリアンプ
試聴当日もヴィオラ・ソロ・モノラルから聴きました。モノラル筐体で独特な操作感ですが、
2台はリンクケーブルで同期されているので、シングルアンプと同じ感覚で操作できます。
リモコンのコントロール範囲が極めて狭いですね笑

VIOLA SOLO mono preamp|ヴィオラ・ソロ・モノラルプリアンプ・電源部モノラル
セクステットのコンテンポラリーJAZZのDAYNA STEPHENS盤はテナーサックスの太さと
相反する音色の細かな変化、息遣いがひじょうによくわかる表現でサウンドステージも広い。
シンバルが細かすぎるほどの描き方で色合い変化が豊富。
JBL4344MK2だとこれは良しとしない人もいるかも…
伊藤君子さんヴォーカルは当時の歌謡曲的な録音・マスタリングがよくわかる表現かも…..
リバーブやエコーを追加しているのがよく伝わってきます。スタジオの録音現場の空気感が想像できるサウンド。
ある意味スタジオワークを顕在化してしまうプリアンプですね。

VIOLA SOLO mono preamp|ヴィオラ・ソロ・モノラルプリアンプ・電源部モノラル
Jean HubeauのFAUREピアノ五重奏は1970年代のソースだとかなり正確にわかるような表現!
これはかなり凄いと思います。全体的にタイトな演奏……
Marcin Wasilewski Trio / Live / ECM は今回のベストだったのではと思います。
Live会場の広いエア感を感じさせ、暗騒音もリアルで楽器の質感は極上。
シンバルがステージ奥の中空を浮遊する様は圧巻。現代ハイエンドスピーカーで聴くとさらに良いかも。
Dominic Millerは立派な演奏でダークな色合いの漆黒感?が若干後退するほどサウンドが立派!?
VIOLA SOLO モノラルプリアンプは通電時間を含めてまだまだ底を見せてなくて、
途中CD-PRE間のケーブルを交換したのですがその変化量が大きくびっくりするほどでした。
セッティングによる変化量も大きいと思います。
当時の定価が最後は500万円を超えましたが今だと……

Viola solo モノラルpreamp
EAR912 プリアンプ
次に試聴したのがEAR912でVIOLA SOLOからの”差”がどの程度で収まるか….という面持ちで聴き始めました。
DAYNA STEPHENS / TODAY IS TOMORROW/CRISS CROSSの冒頭で安心!ぜんぜん悪くない!!
メモには『JAZZっぽい雰囲気!!』と。確かに替えた瞬間はプリアンプの個性を感じましたが、
躍動感やグルーヴ感という面では充分聴き応えがあって、N.Y.ブルックリンで制作した、
2010年代コンテンポラリーの雰囲気満載!この盤はEAR912がベスト。

EAR912 プリアンプ
ECMのMarcin Wasilewski Trioはデビュー当時から知っていて全アルバムもっていると思います。
この Live盤は艶感や色気、演奏の解釈やサウンドステージが深いデプスは今っぽい。かなり良いです。
70年代のユボーのフォーレは”佇まいの落ち着き”というメモでしっかり対峙して聴けるサウンドですね。

EAR912 プリアンプ|中古パラヴィチーニ・デザイン
Dominic Miller / Absinthe / ECMは演奏のダーク感がしっかり出て陰影感があります。
若い演者のバンドネオンの質感はピカ一!
EAR912 プリアンプ、今回とても見直したプリアンプでした。アナログレコードだけじゃなくても
ラインソースでもトランスを介するので有機的でグルーヴ感を楽しみたい、
ミュージックラバーにはおすすめの1台かと思います!
Jeff Rowland D.G. Synergy Mnitou プリアンプ

Jeff Rowland D.G. Synergy Mnitou
Jeff Rowland D.G. Synergy MnitouはMarcin Wasilewski Trio / Live / ECMからで、
切れ味がいい(電源投入後?)という第一印象。サウンドステージのパースペクティヴは正確でかなり良い!
ユボーのフォーレピアノ五重奏は不得意?70年代の演奏なのに90年代ぐらいの雰囲気。
全体的にタイトに鳴りました。完全に電源を落としていて投入後20分ぐらいなので不利だったかも…..

Jeff Rowland Synergy Manitou Edition|限定50台プリアンプ
伊藤君子さんのヴォーカルも若い=若々しいという印象とエコー感がより強調されて聴こえましたが、
これは正確なのかもしれません。
DAYNA STEPHENSのコンテンポラリーJAZZは薄味となりました。しかしシンバルの走り方は今回一番良い!
Dominic Miller / Absinthe / ECMを聴く辺りでかなり良く鳴ってきて、
うれしい誤算?で今回この盤のベストがジェフでした!今っぽさと伸びやかなバンドネオンの音色。
空間に浮遊するor飛び散り広がるシンバルは聴き応えありでした。
Jeff Rowland D.G. Synergy Mnitouは電源投入時間経過がとても重要かもしれませんね。

Jeff Rowland D.G. Synergy Mnitou
LINN klimax kontrol SE/DPS プリアンプ
私も長年聴いているLINNのKLIMAXシリーズの単体プリアンプ。今回はCDからパワーアンプまですべて
LINNになってしまったので有利かもしれません^^;;
心配は電源投入後の時間ですかね。。。。元々試聴するつもりがなかったのですが、つい^^/

LINN klimax kontrol SE/DPS プリアンプ
DAYNA STEPHENS / TODAY IS TOMORROW/CRISS CROSS 3管編成のコンテンポラリーJAZZ、
「合わない、都会的」とメモ。これはViola soloやEAR912が良かったのだと思います。
普段ワタシ的にはこのパターンでKOMRIを聴いています…..

LINN klimax kontrol
Dominic Miller / Absinthe / ECM、静的かつダークな楽想から始まるあたりの奥へ引き込まれる展開はあり!
バンドネオンの浸透力を一番感じたのがこのLINN。しかしながらサウンドステージが小さい….
Marcin Wasilewski Trio / Live / ECMは VIOLA同等にかなり良い表現!LINNの方がピアノのタッチに
粘りを感じる。メモには「好きなテイスト!!」と笑
伊藤君子さんはオーディオ的なサウンドの側面からは良くないが、楽曲として楽しむには、良いと。
おそらく相当補正が入ったのではと感じました。
LINN klimax kontrol SE/DPSは電源投入後30分ほどだったのでまだまだだったかもしれませんが、
ハイエンドプリの中にはこれより凄いモノはたくさんあります。今回もありましたし。。
でも私的にはこれで充分、これが十分みたいな感覚です笑
佇まいの素気なさも好きですね。個人的には、たぶん一生音楽を聴く道具かと思います。
なのでLINN klimax kontrol は3台、LINN klimax SOLOは3ペア確保しています…..

Mark Levinson LNP2L
Mark Levinson LNP-2L【個人所有の】
最後はヴィンテージプリアンプのLNP2Lです。これはあるオーディオ店の方からモジュールが駄目だったり
両チャンネル揃ってなかったりするのですがどうですか?というながれから分けて頂いたもので、
電源部をチューニングしてモジュールを最低限だけ搭載して電源に余裕をかませた個体となっています!
普段から天板付けてません爆
今回のラインナップの中でどうだったか…….

Mark Levinson LNP2L
DAYNA STEPHENS / TODAY IS TOMORROW/CRISS CROSSは…..めちゃ粗い!が第一インパクト。
しかし『これもあり!』と。今日的なオーディオ的には方向性がちがうのかもしれませんが、
JAZZという音楽が内包するソウルにはあり!という結論。MONO録音的な感じとも。。。。
伊藤君子さんヴォーカルに初めて暖かみを感じました。これまで散々プロダクト的な悪さに
気が付きましたがLNP2Lではそれを感じさせないサウンド。
Marcin Wasilewski Trio / Live / ECMは”格調性”ある音楽観が展開されます!流石ですね。
しかし奥行が浅い、空間が狭い、というメモがあるので使い方が重要かもです。
Jean Hubeau / FAURE ピアノ五重奏No.1.2 / ERATOのベストがLNP2Lだったと思います。
演奏の香り、時代性、冒頭のユボーのピアノの音色、整理されているけど演者の定位の良さなど、
すんなり聴ける心地よさすらありました。
Mark Levinson LNP2Lのすべてがこうとは限りません。ボヤっとナローでダメな個体の多さに驚きます。。
しっかり消耗部品を交換し、メインボリュームなども分解整備することが基本ですね。

Preamp Listen View 2025 winter
とても駆け足で書いてきましたが、試聴からアップするまでの時間は・・・
2025年12月24日の午後12時から午後9時15分までかかりました。
おそらく誤字脱字が多いと思いますが….
2025 ハッピー・メリークリスマス!
Mark Levinsonやcello製品は買取・下取から
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