【更新】片チャンネル不動の、
LINN CD12の整備。
LINN本社、日本代理店でも修理サービスが終了したCD12の整備。
最近どんどん壊れる個体が増えています。
2020年今年3か月で、、、5台修理整備しました^^;
今後は当社で販売した個体のみ整備します。
LINN CD12 24BIT MK3サウンド
2021.1.16 入荷!
■LINN SONDEK CD12 MK3 24BIT S.N.975000番台 最終版
ピックアップ交換&DAC-IC履歴有⇒
14、15年経た今でも充分に魅力あるサウンドのCD12。
聴いていてふと思うのは古いのになぜ色褪せないのだろう?と。
思い至るのは…………当時の造り手達の執念というべき思い入れなんだろうと。
思い入れがあるから良い部品を選択し、設計も深くなるのだろうと思います。
デザインにサウンドが宿るようなSONDEK CD12 CDプレーヤー。
女性ボーカルやクラシックならこれでしょうか。
マニアックに鳴らさなければ満足できるでしょう。
ブランドを背負う製品には必ず時間経過では色褪せない核心のような魅力があります。
サウンドの魅力や部品の耐久性など時間の経過に耐えられない製品は
淘汰されていくのかもしれません。
またLINN CD12のような製品は壊れていても、
どれだけコストがかかっても修理したくなります。
BB製 DAC-ICが高く左右CHで複数個必要・・・
しかし………..なんで修理・整備したくなるのか?不思議な魅力の佇まいのCD12です。
2000年当時300万円で登場したLINN CD12 CDプレーヤー
2000年当時アルミ削り出しシャーシにスタジオD/A機を搭載した
スタイリッシュで超高価なCDプレーヤーが「LINN SONDEK CD12」でした。
最終は2007年(970000番台ぐらい)まで販売されていたと記憶。
サウンドは今でも充分本体には操作ボタンが一切なくトレイへでの操作と、
リモコン2種によるコントロールが可能でした。
修理不可能なLINN D12 MK3個体。
今回整備したCDは24BIT版の最終MK3と言われる個体です。過去に2度ほど代理店で整備されたものですが、片CHの出力が出来なくなった個体でした。今回は過去の修理履歴を踏まえて、出力基板の左不良ICと壊れていない右ICを含めた左右チャンネル分のすべてを交換して正常に出力できるようになりました。
万一ドライブメカ、SONY製レーザーダイオードの出力が弱くなった場合も交換ができるのではと思います。今回はシャモジ型リモコンの不具合も修理しました。デジタルアウトなどの設定がカンタンです。
大型リモコンが使用可能で元箱も揃ったCD12のMK3は貴重なコレクターアイテムかなと思います。
これから購入される方へ、CD12は壊れる可能性があります
今年に入って5台のCD12を整備しました。過去にメーカーで整備してある個体も整備しなおしました。現在ではメーカーや代理店では修理・整備はしません。購入される場合はある程度の覚悟が必要です。