Mark Levinson No.20L(ver.UP)
オーディオボード【AP5,AP5.5】の整備。
AP5,AP5.5テフロン基板のレストア整備
Mark Levinson No.20L(ver.up No.20.6L)からブツブツ音・・・
友人の知り合いからの整備依頼です。No.20LのヴァージョンUP品の個体。
だいたいマークレビンソン No.20.6LへUPグレードした下記のテフロン基板や
劣化コンデンサーが原因になってきます。
プリアンプも可変抵抗器も劣化している個体が多々ありますね。
下記は2階建て基板の1階にあたるAP-5(AP-5-5の可変抵抗器(POT)、AP-5の可変抵抗器(POT)、
コンデンサーが経年劣化しています。
下記は2階部分で可変抵抗器が劣化しています。基板も怪しい状況。
熱源が近くにあるため使用状況によってはテフロン基板の劣化が早まります。
一旦、全部のパーツを取り外し、基板のクリーナップと補修を行いました。
オーディオボードのフルレストア、、ある意味スゴイですよ。。
下はAP-5基板。こちらも全パーツ取り外しNGパーツは交換します。
すべてのパーツを取り外しハンダ部分、スルーホールをクリーニング。
微弱な入力信号扱うオーディオボードを完全分解し、全パーツを取り外し、基板のクリーンナップと
半田修正を行いました。ほぼ完全に修復しました。
この時代のMark Levinson No.シリーズのAクラスパワーアンプは熱による劣化が
出てくるようになりました。
表面実装パーツを使用していませんので修理整備が可能です。
ちなみにモトローラのトランジスタも入手可能です。