cello Encore Preamp&cello Encore MONOⅡ Powerampのオーバーホール
ジャストサイズ&サウンドな
チェロ・アンコールMONOパワーとアンコールプリ。
cello Encore プリアンプと
cello Encore MONO 2パワーアンプのオーバーホール整備。
ご使用されて4,5年を経たcello Encore プリアンプとMONOⅡパワーアンプの
オーバーホール整備のご依頼。特にパワーアンプのアンコールモノ2の方は
明らかな違和感ある症状が出ているもの。
プリアンプのアンコールも過去の修理で国産パーツになっているもの、不具合部を変更しました。
ご納品後お客様のインプレッションは日に日に良くなっていく、との事でした。
オーバーホール後の個体は音像のまとまりや”座り”がよくなり、立体感やエア感が整います。
サウンドステージなどはセッティングの調整やケーブルなどのアクセサリーとの相性も関係しますが、
本質的には微弱信号の精度が関わってくるサウンドは電子部品の状態マッチング、調整がカギになります。
オーバーホールを適切に行うと機器内の左右条件などが調整できるので左右バランスが整います。
一般的な中古品は音が出ているという状態で、例えば片CH側のコンデンサーの容量が著しく
減っている場合は十分な電流を貯められなくて大入力時などに左右バランスが崩れます。
こうなると左右の音像が曖昧に定位しますが、聴きやすいと錯覚される場合もあります。
同じ機種でもサウンドがちがう事は当たり前にあるので、個体そのモノで千差万別です。
こうした事は珍しい事ではなく15年ほど経たハイエンド機器には普通に起こります。
よって、個体によってはダイナミズムも改善されます。
S/N比などをオーディオアナライザーで計測すると顕著です。
cello Encore プリアンプのオーバーホール整備。
上の写真はcello Encore プリアンプの内部基板です。下は整備前で以前の整備で国産パーツに変更されていました。
本来なら前回の整備で本体ブロックコンデンサも交換するべきかと思います・・・・
cello Encore MONO 2 パワーアンプの整備。
世界一流エンジニアが使ったツール、愛したアイテム。
cello Encore プリアンプ&cello Encore MONOⅡ パワーアンプのセットは
一般的な部屋(15畳ほどまで)で一般的な能率のスピーカーで、常識的な音量における、
ベストなサウンドの一つではないかと思います。
超ハイエンドなシステムなども一興ですが、ヒストリックなストーリーや手触り、
佇まいなどもハイエンドオーディオを十分体感できます。
何と言っても、一連の固定抵抗切替式VRやRIFAメタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサーなど
からなる回路はRCAやポリドールレコード、アトランティック、マイケル・カスクーナ他多数。
製作されたアーティストはMadonna、Norah Jones、Polis、Eric Clapton、Eagles、Santana、
Billy Joel、Jennifer Lopez、Christina Aguilera、坂本龍一、
Sigur Ros、Marilyn Manson、Korn、Iron Maiden、Slipknot、Metallica、Pat Metheny、
Bob James、Bill Evans、YMO etc. クラシック音源も多数。
こうした製作現場で使われていたテクノロジーがそっくりそのまま入っている機器が、
今のような環境で自分だけのLIVE、コンサートを聴かせてくれる愉しみは大きいと思います。
音楽バンザイ!オーディオ万歳!!