Mark Levinson ML1Lのモジュール整備
OLDレヴィンソンのモジュール整備|マークレビンソン ML1Lプリアンプ
OLD MLASのウィークポイント”モジュール”
OLDレヴィンソンのプリアンプを購入する時についつい躊躇する部分が「モジュール」です。
同じくFMアコースティックスやGOLDMUNDなども同様にエキポシ封入のモジュール構造。
シグナルパスを短略化が目的だそうですが、IC化された回路です。
当時のRichard S. Burwen(リチャード・バウエン)は集積回路を多用したわけです。
ちなみにcelloを興した当時のレビンソンはcello AUDIO PALETTEの
パラメトリックイコライザー回路の大元になったバウエンの集積回路を
A級動作のディスクリート回路へと変更しています。
功罪あると思いますが、今となっては整備性の悪さが一番ではないでしょうか・・・
とは言ってもサウンドの魅力や若きマーク・レヴィンソンや
ジョン・カール、リチャード・バウエンらの”熱”を感じるプリアンプの魅力は相当です!
なので壊れたら修理する、という事です。
部品劣化の原因はいろいろありますが、長期の微振動や発熱の繰り返しは故障の大きな要因の一つです。
このMark Levinson ML1Lは1年半前にご購入頂き、モジュールがNGとなりましたので、
モジュールを整備しました。現在は快調!です。
Mark Levinson ML1LはLNP-2Lとよく似たコンストラクションです。たしかにミキサー的な要素や
パラメトリックトーンコントロール回路など異なる部分はありますが、割とよく似ています。
モジュール搭載機はML6、JC2、LNP2L、ML1Lなどになります。