WADIA 21 CDプレーヤーのオーバーホール整備
コンディションの良い一体型ワディアCDプレーヤーの整備
WADIA21の整備ドライブメカ
WADIA21のドライブメカはTEAC製でレーザーダイオードはSONY製です。
今回の個体は以前に交換したか不明ですが十分な出力があり本体自体には問題ありません。
たまに音飛びする症状があるとの事。
下記はドライブメカ制御基板でコンデンサの劣化があるため、すべて交換します。
アイパターンも綺麗な状態になりました。
コンデンサの上に貼ってある銅箔シートを移植します。
下記はDAC部、アナログ部の基板。演算処理能力36MIPS/演算分解能216dBの
AT&T社製DSPチップが2枚搭載されています。
アナログ部はメタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサーが
多数使用され劣化を抑制しています。
WADIA21の内部はとてもシンプル!音にも影響しているはずです。
表示部接点などはクリーニング。
トランスの付近には電子基板が一切なくシールドする徹底ぶりです。
下記はWADIA21の1KHz左右CH同時再生時の歪率です。
1KHzの正弦波の波形も綺麗な状態で左右CHともそろっています。
コンデンサーなど45個以上変更しましたので1か月ほどでサウンド変化があるはずです。
通常使用時の動作テスト中のWADIA21は溌溂したアグレッシブなサウンドで、
ミッドの押し出し感などはWadia PRO(DAC)を介したようなイメージ。
音楽が楽しく聴けるCDプレーヤーですね。