cello Encore PHONO初期型の
オーバーホール整備。
cello Encore |チェロ・アンコール プリアンプのオーバーホール整備。
cello Encore初期型のオーバーホール整備のご依頼。
外観はとても綺麗に扱われている個体で、おそらくウッドケースに
入れてご使用されているのでは、と思います。
↓下の写真の個体で40年近く前の製品だとは思えないほどミントな外観!
消耗劣化・液漏れしていたコンデンサは20個ほどで、
そのうち液漏れしていたのが10個。特に本体の電源部の
コンデンサの液漏れが進んでいます。
液漏れが進むと出力部&電源部の基板パターンを侵し、壊れます。
上の写真で囲んだ部分が本体の出力部一部&電源部となります。
この回路にあるコンデンサは長年の発熱による劣化で液漏れを起こします。
celloの生産地はコネチカット州のニューヘブンでMark Levinsonと
ほぼ同じエリアで、当時の夏場でも最高28度・湿度40%ほどでした。
ちなみに上記左の回路ブロックは出力部でバランス&RCA回路が
階層構造でフルディスクリートで贅沢に組んであります。
アナログフォノ部回路は右上の基板でゲインが変更が可能。
右下はインプット回路部でEROとRIFA製フィルムコンデンサがカップリング。
部品の選定や回路は Tom Colangelo(トム・コランジェロ)のデザインが
ノビノビと活きているのかなと思います。
下記の写真は液漏れしたコンデンサで約10個が液漏れし始めています。
液漏れしているという事は必要な電気を貯めれないという事になります。
さらに基板側へ液漏れしていきます。
・・・・過去に入荷したcello Encoreやcello Encore 1MΩで電源部の劣化コンデンサを
しっかり交換してあった個体は1台もありませんでした。。。
後年に登場したcello Encore 1MΩになると電源回路部の天板あたりに放熱孔が開けられます。
cello Encore 1MΩ 後期になると回路も変わるため放熱孔も変わってきますが、
放熱は重要だという事ですね。
アンコールのボリュームは分解整備しましたが、
まだ接点なども充分あります。鳴らさない時は電源をOFFのまま
1週間に一度ほど10回ほどまわせば酸化被膜によるガリは抑制できるはずです。
電源ユニット部の劣化コンデンサとフィルターコンデンサを交換しました。
電源部にもRIFAポリプロピレンフィルム製コンデンサ(10μF)があり、
本体と合わせて20個!!さらにERO製などが奢られています。
インプットセレクタもコストがかかったものです。
ちなみにSTEREOやMONOなどのモード切替部やPAHSE切替部は
ハンダ付けされているだけなので不必要に回さないようにされてください。。。
ハンダなので剥がれます^^;;
そうなるとモード切替できなくなります・・・・
製造から35年ほど、今後は10年後に点検整備を行う感じになるでしょうか。
この状態ならあと15~20年は鳴らすことができるような気がします。。
もちろん、発売当時とほぼ同様のサウンドで^^
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