MLAS Mark-Levinson ML7Aのオーバーホール整備

Mark Levinson ML7A PREAMPの

オーバーホール整備。

最近ご購入された整備済みの個体|マークレビンソン ML7A プリアンプ

Mark Levinson ML7Aプリアンプ・オーバーホール整備|マークレヴィンソンMLAS

Mark Levinson ML7Aプリアンプ・オーバーホール整備|マークレヴィンソンMLAS

Mark Levinson ML7Aプリアンプ・オーバーホール整備|マークレヴィンソン

マークレビソンML7AはMLAS時代の Tom Colangelo(トム・コランジェロ)

デビュー作で回路デザインはトム・コランジェロ設計のディクリート回路。

大元はモデルはJohn Curl (ジョン・カール) 設計のモジュール式でBurr-Brown製などの

部品をエキポシで固めたもので経年劣化が必ずあるため修理する時は大変。。。

 トム・コランジェロ自身はこのモジュールを認めていなかったのか?ML7では

まったく異なる回路なり中身的にはバランス回路のような感じではないでしょうか。

ML7は後年のcelloやVIOLAやハイエンドプリのルーツになると思います。

部品クオリティの面でも現代機に負けてなく、下手するとアナログ電子部品が

花形だった当時の部品の方が余裕度などもあるかもしれません。。。

ML7の回路構成部品は欧米のブランドパーツばかりでとても贅沢で、

実際のサウンドもリッチなエナジー感が備わっているものです。

コネチカット

MLASマークレビンソン設計・生産地の気候。

ちなみにMLASとは『マークレビソン・オーディオ・システムズ』の略で、

設計・生産地はアメリカ・コネチカット州のウッドブリッジでした。

ニューヨーク北部に位置し、7-8月の平均気温は約22度という低さ!

直近はわかりませんが通常の夏でも28度を超える事はない地域。

湿度は夏でも最高40%あたり通常で20%以下の低さ。

常時電源ONでも電子部品への負荷は日本国内より極めて低いですね。

長持ちさせるには適切な使用方法がありますね。

Mark Levinson ML7A|希少なモデルです

Mark Levinson ML7A|希少なモデル(以前入荷の個体)

Mark Levinson ML7A の状態など。

今回オーバーホール整備したML7Aは最近あるオーディオ店様から

ご購入された個体で、購入しばらくしてから若干の不具合がでてきたようです。

内部劣化部品は交換してあったそうですが当時デッドストックで交換したのか、、、

今では入手不可の部品、、、結果、劣化してました………

Mark Levinson ML7A PREAMP open-module

Mark Levinson ML7A PREAMP open-module

ML7Aはまだ小型化されていないERO製MKC1862 10μFの

メタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサーが圧巻です。

もしかすると、、ML7Aから使われはじめたのではないでしょうか??

現代ハイエンドでも音色に関わる重要なパートで活用されています。

Mark Levinson ML7A|Penny & Giles|ペニー&ジャイルズ

Mark Levinson ML7A|Penny & Giles|ペニー&ジャイルズ

ボリュームもPenny & Giles|ペニー&ジャイルズ製で新品同様!です(分解整備済)。

電源部の未交換だったSPRAGUEコンデンサも交換。ACインレット部の破損も修理しました。

ML7A|電源ユニットのコンデンサ交換後

ML7A|電源ユニットのコンデンサ交換後

●今回のML7Aは下記の整備を行いました。

・出力アンプ部半固定ボリウム接触不良のため両CHとも交換。

・電源部及び本体部劣化コンデンサをSPRAGUE製及びVishay製に交換。

・Penny & Gilesボリューム分解整備。

・ACインレットアッセイのプラスティック割れ修正。
(パーツ入手不可のため専用接着剤にて固定)。

・マザーボードのハンダ付修正。

・ファンクションSW接点クリーニング。

・サブDCケーブルFischerプラグ内配線不良のため修正。

・出力アンプDCオフセット&バイアス再調整。

・シャーシクリーニング。

・スペック点検、各部動作点検。

両チャンネルのオシロスコープ波形も綺麗に揃っています。

1kHZの波形

1kHZのオシロスコープの波形

整備内容から破損がけっこう多く端子やプラスティック割れなどがありました。

劣化で液漏れやすいコンデンサや電源部のメインコンデンサも交換しました

日本だと5~10月頃まで夏の温度・湿度を気をつけて頂ければ、

おそらく今後10年ぐらいは大丈夫?だと思います。

エージングを1,2か月して頂きお聴き頂ければいいですね♪

Mark Levinson ML7Aプリアンプ・オーバーホール整備|マークレヴィンソン

Mark Levinson ML7Aプリアンプ・オーバーホール整備|マークレヴィンソン


Mark Levinson ML7、LNP2L の買取も行っています。

おそらくかなり高く買い取りできると思います。比較されてください♪

状態や程度で正しく買取価格をアップしていきます。

一度に10台以上でも当日・翌日払いです。

当社整備品はマークレビンソン ML7で43万円以上(整備書・交換部品有)で買取ります。

当社整備品はマークレビンソン LNP2Lで100万円以上(整備書・交換部品有)で買取ります。

買い取り品は壊れたものも整備できますのでお問い合わせください。

必ず整備して本サイトで販売します。

※目立つ傷があるものや汚いモノは買取しませんのでリサイクル店やヤフオクなどへどうぞ♪

 

今回OH整備させて頂いたMark Levinson ML7Aは、

外観も綺麗な個体で元箱も付属していました。

・・・もしこのMark Levinson ML7Aを当社で

買い取らせて頂く場合は50万円以上になると思います。


お電話でお問合わせ 03-5809-3401(13:00~最終19:30)
ご試聴の定休日:日曜・月曜・火曜 

メールでお問合わせ  info@audiodripper.jp
Audio Dripper (株)アイコステック 会社概要⇒
Visit is a reservation system