LINN SONDEK CD12|新品ピックアップの交換&液漏れコンデンサ 14ケ交換整備

LINN SONDEK CD12 CDプレーヤー、

レーザーダイオードの消耗&純正コンデンサの

液漏れ修理・整備。

トラブルが多くなってきたLINN CD12の修理

LINN SONDEK CD12|レーザーダイオード交換&コンデンサ交換

LINN SONDEK CD12|レーザーダイオード交換&コンデンサ交換

LINN SONDEK CD12は根本的な整備スケジュールに入ってきたのか・・・?

最近とても多いLINN SONDEK CD12の修理整備依頼。

前期20bit・後期24bitモデルは関係なく整備しています。

今回の個体はドライブメカ、ピックアップのレーザーダイオードの消耗劣化で症状は音飛び。

さらにメイン基板コンデンサの液漏れ・・・・当然発生して当たり前の時期。

音がいいとか悪いとか、ケーブルで変わったのどうだとかの扱い方は使い手次第で、

まず壊さない事とその機種の性能が出ている事。

そのためには回路図に記載の部品そのものの性能が出ている事が重要で、

劣化している部品だらけではその機種そのものの音は分からない感じでしょうか。

20年程経つと過去の整備履歴などから個体差がとてもあります。

LINN CD12 CD Player

LINN CD12 CD Player

LINN SONDEK CD12で言えば出力段部の4つの部品のバランス・バランス回路状態。

メイン基板のコンデンサの消耗・劣化・状態、ドライブメカピックアップの

レーザーダイオード出力低下が挙げられます。

 

代理店様は当然どこでも『修理』が仕事なので『壊れた部品』を交換します。

バランス回路ならそれはどうなるか・・・・左右チャンネルはどうなるか、は別の問題です。

慎重に調整はされると思いますが、部品の時間経過は埋める事はできない部分があるかもしれません。

メーカーでは壊れた”箇所”を修理する事がベースです。

 

LINN SONDEK CD12のコンデンサ液漏れ箇所

LINN SONDEK CD12の交換部品

LINN SONDEK CD12の交換部品

上記はLINN SONDEK CD12の内部ですが液漏れしていたコンデンサが2個、劣化分が多数。

なので、将来的に液漏れしそうな電解コンデンサは全部交換。

CD12はずっと電源を入れているケースが多くコンデンサにとっては過酷な環境。

電源SWがリア面にある事から常時電源ONが当たり前なのですが・・・

 

内部温度がいつも高くヒートシンクを兼ねている小さな筐体だと、

北米やスコットランドではいいかもしれませんが、亜熱帯の日本ではムリ!

多くのオーディオ機器がそうなんですが、

取扱説明書を直訳していると厳しい状況で使用している場合もあります。

LINN SONDEK CD12の影木漏れ

LINN SONDEK CD12のコンデンサ液漏れ

コンデンサの液漏れを知らずにずっと使っていると基板浸蝕し腐食し

修理不能な状態になっても不思議ではありません。

STUDERなどは基板が3層基板になっているため、漏れた電解液が浸潤し腐食し

修理不可能となる個体が多数あります。

 

気軽に安く入手できるオークション経由の整備依頼がひじょうに多いですが、

ほぼ何等かのNG箇所があります。外見の写真だけが綺麗に見えるかろうじて動くリサイクル品・・・

悪質なのは何もしてないのに整備済みをうたい、

依頼を受けると容量が異なる適当な部品に交換されていたり。

50個NGなのに2個の部品を交換したのみ。容量がある部品はそのままとか・・・

整備履歴がわかり、交換した部品がわかり、できれば交換部品が付属している。

安いには理由があります。

SL400-997ターボS

当社の自動車事業でも整備記録簿は一番重要視する部分です。

白いポルシェ997ターボSは新車時からすべてディーラーで適切な時期に整備がされています。

半年前にディーラーで100箇所以上の整備が行われた個体。

メルセデスSLも同様で現在はシュテルンで整備が可能な環境になっています。

NISSAN GTRはミッション降ろしOH整備は自社で可能な状況です。

単純に比較する事はできませんが、命を乗せてサーキット走行を行うクルマで

曖昧な嘘はNGです。高速道路を200キロ程度で飛ばす違法行為とは

クルマにかける負荷は大人と子供ほどちがいます。

GTR 800PSエンジン

R35 GTR 800PSエンジン

・・・ヴィンテージ・ハイエンドオーディオ機器はちょっと曖昧ですよね。

壊れても死ぬことはないので、あまりピリッとせずに楽しめればいいですが、

ちょっと神経を配るとオーディオ機器は活き活きと鳴ってくれます!!

 

今年に入ってLINN SONDEK CD12の整備はおそらく10台を超えていますので、

いよいよ整備ターンに入ってきた機種かと思います。

新しく購入される方はどこか壊れると思って間違いありません(笑)

それでもすこぶる魅力的なのが、CD12だからしょうがないのです。

LINN SONDEK CD12|音飛びレーザーダイオード交換、液漏れコンデンサ交換

LINN SONDEK CD12|音飛びレーザーダイオード交換、液漏れコンデンサ交換

今回の個体は当社販売品ではありませんでしたが、「音飛び」(レーザーダイオードの消耗)を

解決できるか試すためにお受けしましたが、新品のレーザーダイオードに交換し

劣化コンデンサ14個を交換しました。

出力段の部品はまだ大丈夫でしたがいずれ要交換になるでしょう。

(出力段の不具合⇒左右音圧のバランスが崩れたり、片CHだけ歪んだり、音が出ない)

もし出力段部品4ケも交換すると20万円を超える整備コストになります。

LINN CD12の24BITと20BITの同一環境出のサウンド

LINN CD12の24BITと20BITの同一環境での比較(過去の事例)


LINN SONDEK CD12の買取も行っています。

おそらくかなり高く買い取りできると思います。比較されてください♪

状態や程度で正しく買取価格をアップしていきます。

一度に10台以上でも当日・翌日払いです。

LINN SONDEK CD12の当社整備品は、

60万円以上(整備履歴・交換部品有り)で買い取ります。

買い取り品で壊れたものも整備できますのでお問い合わせください。

必ず整備して本サイトで販売します。

※目立つ傷があるものや汚いモノは買取しませんのでリサイクル店やヤフオクなどへどうぞ♪


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