うわっ..こんなにも、音楽が弾むのか…….
チェロ・ストラドマスター
cello Strad Master|USED SPEAKER
cello Strad Masterのサウンド
もう販売済みだからご案内でしてもしょうがないのですが…..
バイアンプにした際の躍動感はすごいものでした。
入荷時にLINN SOLOで試聴確認しながら聴いた時から
質感に余裕みたいなものを感じさせ、音楽をよく知っている人が
調律したあの感じ…….が響きだしました。
LINN SOLOは割とクール目な表現なのですが、
cello Strad Masterは濃厚で艶やかなかつてのARユニット良さがすぐわかります!
東海岸のダークさもあるあの音色。AMATIから続くcelloのサウンドですね。
cello Grand ,Strad,Premiere Masterの部屋サイズ
celloのこのスピーカーシリーズはおおまかに大・中・小と3タイプありますが、
この3タイプに優劣はなく、使用しているユニットやパーツ、板材は同じです。
大きいから良いというわけではありません笑
狭い部屋に大きなスピーカーは日本の方は大好きなのですが、
60畳ぐらいの試聴室でスピーカーと試聴位置の左右奥の壁から十分なスペースをとり、
理想的な設置位置だとグランドマスターでデカすぎです。
理想的にはスピーカーの周りに大きな空間があればあるほど、
音離れがよくなります。音離れは最初の一歩でとても重要。
いくら音の質が良くても機械から出ているとわかる時点でイマイチです。。
スピーカーが窮屈な場所にあったり、中に液晶パネルがあると
サウンドは自由に鳴らずに壁にへばりつきます。(壁からの反射音がデカい状態)
なので物理的な空間をつくるか、拡散パネルで拡散パターンを増やすことで
耳に到着する反射音の時間をズラす事でより自然な響きに近くなるかなと思います。
じつはラインソースの考え方も放射パターンを管理するための工夫でもあります。
この辺りのサウンドへの配慮は数秒聴くだけでわかります。
ちなみにソースはオペラや大編成のクラシックは圧巻です。
3mの天井までサウンドステージが広がりデプスもすごいので
ほぼスピーカー存在がゼロにできます。
情報量や分解能がどうとかというオーディオ的視野ではなくて
音楽が鳴る空間、響く空間の楽しさ、LIVE感を感じさせてくれる世界。。。
cello Strad Masterのバイアンプ
このスピーカー、、、、シングルアンプでも鳴らすことができます。
cello PERFORMANCEあたりで鳴らすというのが定番ですが、、、
ぶっちゃけ不足です。
当社のお客様で3セットが最高で2セットなどで鳴らされているようです。
シングルアンプとバイアンプの一番の違いを一言で表現すると「音離れ」です。
たしかにウーファー・ネットワークのごついコイルやコンデンサから
解放される事でLOWが躍動的に鳴り始め、
ハイ&ミッドのユニットも軽く自由に鳴ります。
これは試しにやったJBL S9800でも同じ傾向でした。
今回バイアンプで活躍したパワーアンプはすべてLINN SOLOでしたが、
バイアンプの威力はすごいものでしたね。
SOLOはカンタンで音楽信号が入ると起動します。
cello Strad Masterの当時のカタログ定価(税別730万円)ですが、
このスピーカーに使用されている板材は昨今のスピーカーとはちがい
ひじょうに贅沢なもので比重も相当でカタログ値の150㎏はあります。
とにかく響きが美しくナチュラル・・・
現在同じものを製作し流通させるとラクに1千万を超えてくる価格になってくると思います。
cello AUDIO PALETTEでコントロールしてcello PERFORMANCEで
鳴らすとより濃密な世界になるでしょうね!