Goldmund MM36+ CDトランスポートのレストア整備
代理店の整備期間が終了したデジタル機器のレストア整備&修理。
Goldmund 36+の現状
1.CDをいれて、読み取って時間、曲数が表示された後、プレイボタンを押すと、回転し始めるが、プツ、プツと音がしたり、音が飛んだりする。2回に1回以上の頻度。
2. 上記の不調の前から頻度は少ないが、以下の不調もあり。
1)CDを入れ蓋を閉めると、読み取って時間、曲数が表示される。プレイボタンを押すと、なかなか音が出ないまま蓋が開く。1回/2カ月
2)CDを入れ蓋を閉めると、読み取りの回転が始まるが、なかなか完了せず、そのまま、電源が切れる。1回/2カ月
Goldmund Mimesis MM36+の整備
Goldmund MM36+の内部です。非常にすっきりした内部にみえますが、PHILIPS系CDトランスポートとして必要十分です。わざとドライブ制御系と信号処理系、電源系を分けています。ボディは全重量36㎏あるので頑丈。特にドライブ系の造り込みはコストがかかったものです。
下はスイングアーム・ドライブメカとレーザーピックアップです。レーザー出力が弱くなっていたため音飛びなどの症状が出ていました。さらにドライブメカ制御基板の電子部品に劣化で正確なトレースができないCD盤がありました。
下は整備が終わった際の波形チェックです。左右CHともひじょうに綺麗な波形が確認できました。
信号処理基板や電源部基板の劣化部品、消耗部品も交換し快調な状況です。あと数日動作エージングを行いご納品となります。
代理店などでは不可能な整備やレストアも可能です。一部の修理は行っておりません。
Audio Dripper COO 清田 亮一