LINN KLIMAX KONTROL SE
DYNAMIK Power Supply|Black
LINN KLIMAXシリーズプリアンプのSE/dps版も珍しいのですが、
さらにこの個体は超稀少なブラックバージョンです。
LINN クライマックスシリーズ・プリアンプSEブラック
プリアンプはハイエンド・オーディオシステムの
要と言える製品カテゴリーです。
ご自分のシステムにどんなプリアンプをセットされているかで、
その方の好み趣向やこだわり、センスなど
いろいろ伝わってくるものがあります。
今年のインターナショナルショーで印象にのこったブースが
YGとLINNで、そのサウンドは音楽力に溢れるものでした。
YGはスピーカーメーカーなのでコンポーネントは製造していません。
現在、LINN klimaxシリーズにはプリアンプがありません。
これはとても残念なことでハイエンドオーディオの象徴、要になる、
微弱信号を扱うプリアンプがない…………..
一気通貫するシステムの頭脳がない………..
たしかに現行LINNのラインナップには不要かもしれません。
ワンブランドで展開・完結するブランドは未輸入含めると数多あります。
LINNはワンブランドで完結するが、
世界のハイエンドブランドの中にあっても存在感があり、
検討できるプレゼンスが凄かったとところがブランド力に繋がりました。
LINN以外の多くのワンブランド機は、
Mark LevinsonやFM Acousticsなどのハイエンド機器の
中においては存在感が弱く、物足りなさを感じる事もあります。
ハイエンドプリアンプ、LINN KLIMAX KONTROL が「SE」となり、
ボリュームを制御系チップがステレオで1つ使用していたものを
L/R別としてチャンネルセパレーションをアップしました、
さらに高ゲイン化やS/N比のアップで、KLIMAX KONTROLは
生まれ変わったと言っても過言ではありません。
さらに、2009年以降はDynamic Power Supplyが搭載され、
低ノイズ&高速化、大容量化を実現しました。
サウンドクオリティから、オリジナルモデルから
SEへUPグレードされたユーザーが多数いらっしゃいました。
LINN KLIMAX KONTROL SE/dps BLACKのサウンド
SE/dps UPグレード版と同じはずなのに何か違う感覚。
見た目なのか?何なのか、わかりませんが…..
UPグレード版も筐体と液晶画面以外はすべて、マザーボードから
電源部まで全て交換してあるので同じハズ。
なんとなくシルバーのものとはなんとなくちがう。
LINN KLIMAX KONTROL SE/dps Blackを
LINN KLIMAX SOLO(モノラルパワーアンプ)にセットして、
英国製のATC SCM100を駆動すると、端正な中にも熱い実体感を印象づけるサウンド。
LINN KLIMAXシリーズは基本的にはサウンドに色付けがなく、
音楽ソースや上流機の特性をよくだします。
強いて言えばセンシティブでしょうか。
ブラックバージョンでは程よい温度感があるのは気のせいか。。。
LINN CD12やDS、KLIMAX KONTROLプリアンプや
LINN TWINパワーアンプでJBL パラゴンや
JBL 4345を熱く鳴らされている方がいらっしゃいます。
また、ソナスファベールガルネリメメントを
LINN KLIMAX KONTROL SE/dpsとLINN SOLOで
艶やかに鳴らされている方など
その楽しみ方は幅広い。
音楽との親和性がとても高いシリーズが
KLIMAXシリーズと言えるでしょうか。