Mark Levinson No.32Lの
オーバーホール整備終了。
昨年あたりからオーバーホール整備が必須になってきたNo.32L。
耳が鋭い方にとっては頭を悩ませますが、しっかり整備できますので
ご安心を!オーバーホール整備すると最新モデルと充分以上に検討できます。
今年オーバーホール整備を行った8台程の個体の中で、
基板まで駄目になっていた個体が1台ありましたが、
他個体はほぼ過酷な事にはなっていませんでした。
但しコンデンサの液漏れや破裂は普通にあるのでいずれ稼働しなくなります・・・・
人の身体同様、しっかりやれば長生きします^^
先月から販売しましたNo.32Lのオーバーホール整備が終わりました。
基板やパターンなどに深刻な劣化や不具合がない状態でした。
下記はNo.32Lオーディオユニットの全景です。この個体はリレーなどに不具合はありませんでした。
下記はメインボリューム制御する基板で電解コンデンサの劣化がありました。
消耗してます・・・・
下記は出力基板で電解コンデンサの劣化が目立ちます。液漏れなどはありません。
だいたいの個体で出てきているウレタンブッシュの劣化によるメインボリュームのガタ。
大きいコンデンサは問題ないのですが、容量が小さいモノ60~100μFのコンデンサーの劣化が目立ちます。
初期のロットでずっと電源を入れた個体だと50個以上を交換する事になります。
今年に入ってNo.32Lで過酷な個体は液漏れを起こし、それが基板パターンを駄目にした個体もありました。
もう基板は入手不可なのである機能が使えない場合や、最悪修理できなくなります。
今回の個体は50個程の劣化部品の交換となりました。
マークレビンソンのプリアンプはメタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサーを多用しているため、
比較的部品の状態が良いのですが、過去に電源を投入したままでご使用ください、ということが
取扱説明書に記載されていたので、製造から経年劣化した、電気を貯めるコンデンサには
厳しい環境になってきています。
何台も聴いていると個体毎の部品の状況がわかるような気がしますが、
どこどこのパーツがヤバそうと思っているとだいたい合っています(笑)
高温多湿の日本と北海道以上に乾燥した気候の北米・ヨーロッパでは使用方法を考える
必要があるでしょう。
若干筐体に傷がありますが、内部はパーフェクトなコンデイションの
Mark LevinsonNo.32L、完成です。
■Mark Levinson No.32L プリアンプ 正規品 定価¥3,300,000. オーバーホール整備済2021.10 動作保証:6か月 外観:-A【ご成約ありがとうございました】
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