【オーバーホール整備】Mark Levinson ML1L|マークレヴィンソン中古プリアンプ

Mark Levinson ML-1Lのオーバーホール整備

OLD MLASの初期プロダクトML1Lプリアンプの整備

Mark Levinson ML1Lオーバーホール整備| 中古レヴィンソン・プリアンプ

Mark Levinson ML1Lオーバーホール整備| 中古レヴィンソン・プリアンプ

Mark Levinson ML1Lプリアンプのオーバーホール整備

 

現在Mark Levinsonブランドのプリアンプは現行モデルのNo.532、No.32L、No.26SL、No.38L×2、

cello Encore 1MΩなどがあります。その中でのML1Lの個性は貴重。

PLS153パワーサプライの電源周りのSPRAGUEコンデンサを刷新すると特にサウンドが充実!

劣化する部品が少ないのも設計の妙。モジュールは通電時間にもよるが約10年に一度ほど、

純正部品で割とリーズナブルに整備が可能だ。

Mark Levinson ML-1L Preamp Overhaul-5

Mark Levinson ML-1L Preamp|オーバーホール整備済

プリアンプだけをNo.523からオーバーホール整備済みのML1Lに替えると・・・

 

せっかくだからNo.523やNo.32Lから30年以上前のプリアンプに替えるとどう感じるか?

パワーアンプはNo.33HLとML2L(EIコア)で。スピーカーは能率100dB以上のJBL DD55000で試聴。

JBL DD55000 Everest speaker used|中古JBL DD55000エベレスト

JBL DD55000 Everest speaker used|中古JBL DD55000エベレスト

ソースはWolfgang Muthspiel/Air, Love & Vitamins/QUINTON 2000年以降のギターJAZZアルバム。

Guitar – Wolfgang Muthspiel
Bass – Marc Johnson
Drums – Brian Blade
Recorded in Studio Hafner Jan 26 & 27, 2003

プロダクトクオリティが高く、ムースピール自身が音に煩い。

彼はミュージシャンでありながらレコードレーベルのオーナーで現在はECMでもリリースしている。

2年前にリリースしたアルバムはfacebook繋がりで知り合いの国内スタジオで録音マスタリングされた。

この盤も端正なモーダルなフレージングとブライアン・ブレイドのブラシワークが光る盤。

Mark Levinson LNP2L,Mark Levinson ML1Lのオーバーホール整備

Mark Levinson LNP2L,Mark Levinson ML1Lのオーバーホール整備(以前行ったOH整備)

Mark Levinson ML1Lを通した解釈はとても彫りが深いもので誰が何をやっているかが

よくわかる。ゲインを2目盛りアップするとエネルギー感が増して濃厚な色合いになってくる。

2000年代以降のJAZZでも悪くない熱さ!当然、時代を遡ってもこの魅力は褪せない。

ML1Lの魅力は演者の音像のリアリズムだけではない…….

スタジオ空間で録音(個々に)された、各トラックをミックスダウンして、

マスタリングで整えられているにも関わらず、同一空間で演者が有機的に繋がり”熱”を伴い

サウンドステージを構成している雰囲気が濃厚な点だろう。

 

この魅力はML1だけでなくML6とJC2に共通していると言える。

なぜかML1LやML6を鳴らすときはなぜか身構える。なにか起きるんじゃないか?

みたいな感覚もありつつ、やはり漲るエネルギー感がそうさせるのだとうと思う。

 

まあ、、Mark Levinsonのプリアンプは明らかにJohn Carl(ジョン・カール)と

Tom Colangelo(トム・コランジェロ)、マドリガル・・・とコンセプト&サウンドは変わってくる。

Mark Levinson氏がディレクションをしていても抵抗やコンデンサ、線材を選んでいるのは設計者だろう。

Mark Levinson
先日、OH技術担当者と古いレビンソンのプリアンプの話しをしていると

ML1Lのモジュールに流れる電流がやはり高くてLNP2Lの2倍以上あるそうだ。

同じようなモジュールでもナニかちがうと感じていた部分はやはり”血流量”なのか。

Mark Levinsonを辞したJohn Carl(ジョン・カール)がつくったブランド、ディネセン:復讐の

サウンドも濃厚だった記憶がある。A級アンプよろしく熱い音の理由の一つ。

とは言え、ML1Lはモジュール式プリアンプにありがちなワンパターンな表現だけではなくて、

シズル感ある音色で音楽を魅力あるものにしてくれる。

Mark Levinson ML1L|中古 マークレビンソン・プリアンプ|RFエンタープライゼス扱い

Mark Levinson ML1L|中古 マークレビンソン・プリアンプ|RFエンタープライゼス扱い

Tom Colangeloがメインデザイナーとなったcelloはもう少し引いた魅力がある。

演奏者の熱気の真っただ中に突っ込んでいく最前の席というより、

ステージが見渡せるテーブル&シートだ。そのための1MΩ技術とも言える。

回路を見ても同様でサウンドステージと音楽信号のエネルギー感を満たすもの。

cello ENCORE 1MΩLMK2とcello ENCORE 1MΩL

cello ENCORE 1MΩLMK2とcello ENCORE 1MΩL

コントロールアンプ

cello ENCORE 1MΩプリアンプ

でも、蒼い熱気は伝わってくる。私的に1970年代後半以降のソースの相性は抜群だと思う。

訳もなく前に出てくるサウンドだけが熱いわけではない。

人同士のコミュニケーションの距離感の変遷とも似ているのかも・・・

 

celloに関しては触る魅力も重要だ。さらにこれ見よがしな筐体素材ではないが、

分解して筐体の一部をゼロから製作してわかった事はひじょうに精緻な設計で、

ほぼ軍事・医療系機器のレベルであることも興味深い。

 

さて、現行Mark Levinson No.523は?

Mark Levinson No.523|マークレビンソン No.523プリアンプ 中古

Mark Levinson No.523|マークレビンソン No.523プリアンプ 中古

パッと替えた瞬間から現行のMark Levinson No.523は見通しがよく、

オーディオ的なクオリティ感が備わっている事がわかる。分解能も高い。

ML1Lと明らかにベクトルが異なっている。

正しいかどうかは自信はないが、No.523のサウンドは20代の頃に所有していた、

KRELL PAM2のあの感覚が甦ってきた。

瑞々しく軽やかな感じ…….音像を2Bの鉛筆でデッサンするのではなく。。

現代的なサウンド、今の時代の空気、音楽にフォーカスしたものか。

もちろんPAM2を思い出したので私的に嫌いな方向ではない。

526はDAC系が付いているのでNo.523はPHONOもあってリーズナブルなのかもしれない。

Mark Levinson ML1L|マークレビンソンML1L 中古プリアンプ|オーバーホール整備済

Mark Levinson ML1L|マークレビンソンML1L 中古プリアンプ|オーバーホール整備済

プリアンプはオーディオシステムの頭脳となる。

システムは同じだけど、プリアンプを交換する事で、システム全体がガラッと変わる。

プリアンプは頭脳でありシステムの要だ。視・聴・覚が上流機で筋肉はパワーアンプ、

手・脚はスピーカーか?要はカナメが自分の好みであれば、好みを見つけると

あなたのシステムは決まってくる!

 

↑こう書くと…..どんなML1Lでも同じだと思われるようで、部品取りのような

安いML1Lを入手する人がいらっしゃるみたいで、

そういう方から修理依頼の電話が休みにかかってくるw

修理のみはやっていいません(当社から購入された機器は別です)。

安いモノはそれなりでしかないのは万物共通。安いPorsche 911はやはり安く、

安い不動産にもワケがある。安い食べ物にも安くできる理由がある。

労働コストを含めて世の中のあらゆるモノゴトの価格にはそれなりの理由が・・・

とは言え、このML1Lは安いけど、良いですよw 

オーバーホール整備コストや消費税を抜いた、、本体の実質的な価格は30万円ちょっと^^;;

お買い得です!

 

皆様良いモノと出会われてください!

今年は新たなコトもはじめます!

引き続き本年もどうぞよろしくお願いいたします。

AudioDripper