USED AUDIO pick up フルレストア版
Mark Levinson No.27L
Mark levinson No,27L 1980年代後半から90年代に製造された、
マークレビンソンのエントリー・パワーアンプモデル27L。
まさに、ライトウェイトスポーツカーのようなパワーアンプです。
2017年1月、新品同等までオーバーホール&バランス取りした個体。
一般的に販売されている整備済 No.27Lの2倍ほどの販売価格ですが、
販売価格は部品代と技術担当の時間コストのみ(本体サービス)!
【2020.2.6更新】
1980~90年代マークレビンソンのパワーアンプは2チャンネルで、
900Wほどの電力が必要なA級パワーアンプNo.20シリーズやステレオアンプ23L、
そして27L、29Lなどがありました。
ML2L(25W~50W)やML3ステレオパワーアンプなどがありました。
27Lは小型ライトウェイトスポーツカーのようなサイズ感ながら容量はしっかりあります。
僕も1年程乗っていった初期S1エキシージ程は軽くなく、エキセントリックではないです。ほどほどの取り回しで軽すぎず薄すぎないサウンドが魅力です。ある意味ではモノラルパワーアンプの開発で培った回路や良質な部品で熟成されたパワーアンプがNo.27Lだと思います。
■Mark Levinson No.27L 定価¥842,400(税込) フルレストア済 【ご成約 ありがとうございます】2017
新品同等まで甦らせたNo.27Lです。製造時や過去の修理時の配線ミスなどもやり直しました。コンディションは世界No.1の27Lになったと思います。発売当時の定価はコンストラクションを考えても戦略的な価格で2トランス構成、平滑コンデンサー容量、使用パーツの品質から現代ですと200万円程の定価でも不思議ではありません。販売価格は部品代と整備工賃のみです。
上記部品を整備マニュアルとブランドを揃えていくと48万円程です。大型の電解コンデンサー4本で約10万円……^^;;
コンデンサー等はML-2Lから若干小型化されています。シルバーのコンデンサーはNo.20.6Lにも搭載されている小型版ですが、ガス抜きから粉が吹いた状態。回路&コンストラクションは別ですが、部品は上位機とほぼ同等のクオリティと言えます。音色にかかわるボード類のコンデンサー、カップリングコンデンサーは当時のドイツ製オーディオグレード品からマッチングさせた新品を装着。
出力トランジスタもMotorola 製造ライン品で製造年度を合わせました(この年代のNo.シリーズの純正TRです)。過去の修理で製造年代がばらばらになっていましたので、音のフォーカシングやハーモニーの浮遊感は比較するまでもありません。WILSON AUDIO System5 のLOWのドライブ感、音階の描き方も一段と重く鮮明になったと思います。
下の写真は装着されていた出力TRです。年式や形まで異なります。
オーディオパーツに精通している方なら、発売当時の定価が間違った?と思えるNo.27Lです。販売価格の本体はサービスです!