Audio Soundscapes Experiment
サウンドスケープ(soundscape)とは、1960年代終わりに、
カナダの作曲家マリー・
「音風景」、「音景」などと訳される。
風景には音が欠かせないという考え方で、
そこからサウンドスケープデザインが生まれた。
soundscapeの概要だそうだ。
そこにオーディオ&家具を混ぜて何が出るか?
営業時間がない場所 Kofu ANNEX。Audio Soundscapes Experiment
10月頃からはじめた甲府ANNEXはオーディオショップでありながらワークスペースでもあります。
ぶっちゃけ言うと『遊び場』。ここには営業時間が存在しません。
だいたいお昼頃から夕方ぐらいまで。長時間は営業しません。
山梨県の甲府という街は東京のように街並みも人も、
おそらく情報もギュウギュウじゃなくて、ゆったりしている。
東京から甲府を行き来すると何かしらのフィルターを通った気分で心持ちがかわります。
実際にフィルタリングされるんだと思います。
これって日常の中でオーディオや音楽を楽しむ感覚と同じです。
甲府ANNEXは生っぽいONな東京から離れた場所で、僕が面白そうだと思う機器達を思いっきり鳴らすというだけ(笑)。極力多くのスピーカーや機械はセットしない。
今はcello AUDIO SUITEやcello AUDIO PALETTE、cello Performance、Mark LevinsonやKRELLのA級アンプがあります。古いハイエンド機器ですが現在アメリカではかなりのプレミアがついてます。スピーカーは未販売のものが若干ですがいくつかあります。
今はオーディオに限らず、ヴィンテージ家具や照明などもいいモノがそろってきてます!甲府ANNEXは音楽やオーディオが好きな人が集まるリビングという感じでしょうか。
でも、調音。
現在のところ試聴できるスペースの広さは60畳程で壁面はコンクリートに塗装をしただけ。天井、壁面には調音処理や木工事は行っていません。
11月から地元の大工さんにご協力を頂きながら、防音や吸音、拡散などの調音を行っていきます。なるべく簡易な方法で製品的なアプローチもできればいいかなと思います!まずはスピーカー面のコンクリート壁面に可変できる吸音&拡散壁を設置します。また、ユニバーサルな設置が可能な調音パーツも実験的に造っていく予定です。素材×価格の妥当性も重視します。もちろんカッコ良くある事が理想なんですがどうなる事か。
スピーカー面の壁。今は単に吸音材を30枚置いてあるだけ。この置き方や枚数で残響時間や鳴り方がかなり異なる事がわかりました。この1か月で部屋の特性も肌感覚(耳感覚?)で掴めてきました。オーディオ専用ルームのルームアコースティックとリビングなどの調音。10畳ほどのスペースのルームアコースティックなどを行う予定です。