Mark Levinson No.32Lリファレンスプリアンプ Listen view
安定したリファレンス・コントロールアンプ、
Mark Levinson No.32L
21世紀を見据えたマークレビンソン・プリアンプ No.32L
今回入荷したMark Levinson No.32L(最終OS)コントロールアンプの状況。
Mark Levinson No.32L|マークレビンソン32Lはブラックアルマイトヘアライン仕上げで、
頻繁な売買やよく動かされていた個体は側板のブラック仕上げがヤレている事があります。
またトランスの唸りやオペレーションOSのバージョンなど気になるところがいろいろありますが、
今回入荷の個体はわりと美しい状態で静かな最終OSモデルです。
現在、JBL4350やパワーアンプの視聴などに活躍中です。
Audio Dripperではレビンソン32Lは年間約2~4台程扱っているのですがサウンド面は各々個体差があります。
この個体は最終OS搭載で安定した”みっちりサウンド”。良い32Lはとても音の密度感があるように感じます。
それが古いとか言われても、密度はとても重要で、いくら分解能が高かろうが、緻密なサウンドであっても
密度が低いと、なんとなくモノタリナイ感覚になります(個人差があるので好き々です)。
プリアンプは私的にまずが【ギュッとした密度感】が欲しく、
温度感はクールでも熱くてもどちらでも良かったりします。
音場の見通しが不足するようならスピーカーのレイアウトをプリに合わせて調整します。
やり方は人それぞれかと思います。
現在、甲府ANNEX店でセットしているマルチアンプ駆動のJBL4350AWXは、
定番のレイアウトより遥かにワイドをとっています。左右の壁から壁は10m以上あります。
エネルギー密度の低いシステムだとだいたいスカスカになります。
Mark Levinson No.32Lを司令塔にセットすると、天井近くの梁ぐらいまでの
ハイトあるサウンドステージになり、主人公(ソリスト)はど真ん中に屹立し揺らぎません!
奥行方向が意識されたソースなら3次元的に音像が表現されてきます。。。。
バッフルの大きな4350でも。音離れがいいからどのスピーカーが鳴っているかわからない感じで。
プリアンプはとても重要で、システム全体のクオリティや上限を決め、
ソースの解釈をより魅力的に、もっと聴きたくなる、あれも聴いてみよう!こんな音楽だったんだ。。。
みたいな音楽に迫る要素がとても大きいアイテムかなと思います。
とくにMark Levinson No.32Lは安定性が高く、マルチアンプでのパワーアンプの変化はもちろん、
ケーブルの変化やスピーカーセットのちがいなどをわかりやすく教えてくれる能力があります。
なので、JBL4350みたいなシステムを統率する時には重宝するはずです。
当然シングルパワーでのユニバーサルなシステムでも同様です。
今回もご納品前に純正部品を使用したリフレッシュ整備や将来的なオーバーホール整備なども可能です。
以前に入荷した最終OSの Mark Levinson No.32Lと現行モデルMark Levinson No.52Lとも
じっくり聴き比べましたが好みで選べる範疇だと思います。
(Audio Dripperお客様で2台聴かれた方は好みがわかれました。)
この冬じっくりご自分のシステムと付き合いたい方にはおすすめのプリアンプです。
家の中でも、とても充実した密度の濃い年末年始となるはずです^^