cello Audio Palette MIVの整備依頼

cello Audio Palette MI V のメンテナンス………ウチに来て欲しい

販売品やストックではありません・・・整備ご依頼のチェロ・パレットMI V

cello audio palette MI V

cello audio palette MI V

 

cello Audio Paletteの凄さはFM Acousticsプリ&パワーの間に入れた時に初めて感じた。

もちろんFM ACOUSTICS(FM255&FM611)だけでも悪くないのですが、FM ACOUSTICSだけでいくと直裁的な表現になったりします。そこにcello Audio Paletteを介した時の妖しさと充満したエネルギー感はFM Acoustics単体ペアが実直に感じる程の【演技力】を見ました。表現の幅や奥行が深くなる。

その時のcello Audio Paletteも草臥れた中古品ではなく、その道のプロがアナライズし、劣化部品を交換した個体。単にPaletteを入れたから良くなるわけではありません。その個体がどういうものかが重要。cello audio palette MI Vと言えどフィッシャー入出力がベターなのは言うまでもありません。

cello audio palette MI V

cello audio palette MI V フィッシャー⇔XLR FM Acousticsケーブル

個人的にヴィンテージJBLなどのラインにpaletteを入れたサウンドはあまり好みではないはずだったのですが、衝撃が奔るほどのサウンドに変化。ケーブルを変更したり、給電方法を変えたりした際の変化ではなく。シンフォニーでいうところの指揮者が替わったような変化。JAZZでいうところのコンポジションが替わった変化。音楽表現の切取り方、視点がかわるようなイメージ。複雑な感情や音楽の流れ、典雅にながれる和音を艶やかに表現する稀有な能力。しかもベストに!さらに力強く!

この体験は残念な事に販売する事が決まった、最後のチェック時でした。

cello audio palette MI V

cello audio palette MI V

Cello Audio Palette MI V(マルチ・インプット・バージョン)のメンテナンス

こちらのCello Audio Palette MI Vをお使いのお客さまは、他にもcello製品を驚くような使い方をされているお客様で、今回の依頼は【修理&劣化部調整・全体チェック】ですすめていくメニューとなりました。ワンオーナーの極上品ですが、劣化部品の交換から全体チェック、固定抵抗式のメインボリューム等は分解整備を行います。MI Vは入力系が充実してRCA端子も備えられています。当時の最終定価は500万円程になったと記憶。この入力は初期の1系統だけの方が良いという方もいらっしゃいます。

cello audio palette MI Vの本体内部

cello audio palette MI Vの本体内部

パーツ交換後内部

この半年で2台のCello パレットの整備を行っておりますが、やはり部品が良いです!高価で高精度な部品が随所に惜しげもなく投下されています。この辺りはサウンドにでます。もし私的にシステムを組んでいくならCelloのアンプやpaletteは外せないアイテムの一つになるかもしれません。もちろんヴィンテージ・レビンソンやKRELL、FM Acoustics、McIntoshなど3部屋ぐらいあると最高かもしれません!

Cello MIVの整備が終わりサウンドチェックするのが愉しみな1台です。

cello audio palette MI V

cello audio palette MI V

3月13日 cello audio palette MIV整備
固定抵抗ボリュームが摩耗しているため分解整備をしています。担当技術者からは外観程度はいいのだけど、ボリュームまわりの摩耗が進んでいるという指摘があったため固定抵抗ボリュームを分解オーバーホール。

固定抵抗ボリューム分解整備

固定抵抗ボリューム分解整備

電源部マスターサプライの制御ボードの整備

マスターサプライの整備

マスターサプライの整備

電源部マスターサプライは過去に整備されていました。現段階で左右CH共に最大出力電圧が23VP-P、出力DC漏れなしで甦りました。

 


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販売したい、というよりも、整備して今の力を聴きたいという強い好奇心です^^;