cello Encore 1MΩ 2セットの試聴。
1台はオーバーホール整備UPと1台は世界50台限定モデル｜チェロアンコール プリアンプ
cello Encore 1MΩプリアンプ2セット試聴
チェロ アンコール 1MΩ2セットの試聴。
今回試聴させて頂いた1台はお客様からのオーバーホール整備ご依頼のcello Encore 1MΩ MCプリアンプで、
オーバーホール整備終了直後です。動作不良の要因は電源部のラインフィルターコンデンサの
取り付け不良及び耐圧不足（容量ギリギリ）などがありました。
オーバーホール整備後は充分しっかり元に戻った状態となり動作テスト時に試聴させて頂きましたが
オーバーホール整備直後なのでテストのみ（エージングが完了していないため）。
もう1セットは選定部品と真鍮ノブから成るcello ENCORE 1MΩL Anniversary edition プリアンプで
今回はこちらをじっくり聴いてみました。
上流機はメトロノームCD1、スピーカーはGRAHAM AUDIO LS5/8でパワーアンプは
LINN TWINのラインアップ。このスピーカーの日本の評価はよく知りませんが、
海外、ヨーロッパと一部のアジアではすこぶる評価が高いスピーカーです。
GRAHAM AUDIO LS5/8 Cherry
前回のミドルレンジプリアンプ7台の試聴時のメインスピーカーはJBL DD55000 Everestでしたが、
今回はGRAHAM AUDIO LS5/8 Cherryで聴きました。
サウンドステージ（鳴っている場）の提示の仕方がJBLとはかなり異なります。
基本的には奥行方向の音場がとても豊かに鳴ります。
またローエンドもかなり具体的に表示されてくるのが興味深いところです。
DD55000は150‐4Cにも似た性格なので尚更のこと。
・・・・GRAHAM AUDIO LS5/8単体の試聴時はLINN SOLOだったので
その差にも興味……………..
vintage highend used preamp Listen View CD
CELLO ENCORE 1MΩL Anniversary edition の試聴。
このモデルは先日もじっくり聴いたばかりですがスピーカーが変わるこうも変わるか……？
寺島靖国氏とECMエンジニアのサウンドの違いを考察する際にも聴いた、
Bobo Stenson / Trio Contra la indecision / ECM はスピーカーの存在が消えて、
分厚いサウンドながら奥行方向の表現がLIVEのようなリアルさ！
ドラムスセットが奥で展開しシンバルトラックがヘンに広がらない。
ピアノやベース、シンバル、バスドラetcなどは収録するマイクがちがい、ミキシング時に
各々のトラックを聴けるようミックスしていると思うのですが、この盤はシンバル群が多種で
スピーカー間いっぱいに広がりやすい傾向があり、しかも前後にも広がるため
収拾がつかないシステムも多々ありますが、ここでは奥に程よいサイズで展開。
システムに知性があるかのような表現なのはすごい。
チェロアンコール 1MΩL Anniversary edition 世界限定50台｜中古アンコール プリアンプ
他の盤も前回試聴と同様に分厚いサウンドが展開されるプリアンプで、cello：繊細だけじゃないサウンド。
そもそもMark Levinsonは音に一番必要なのは「エネルギー」と語っていた人でもありました……
ここからは脱線しますが、上記のECM盤を聴いてから他にも聴きたくなり、、、、、
CELLO ENCORE 1MΩL Anniversary edition プリアンプ試聴
私的に好きなジャズギタリストSteve Cardenas / Melody In A Dream / Sunnysideも聴いたところ、
スタジオの暗騒音がリアルに、恐ろしいほど再現！ダークなグルーヴ感がカッコいい。
はっちゃけない2000年以降のコンテンポラリージャズは佇まいが大人っぽく、
チェロアンコール 1MΩL Anniversary edition×グラハムオーディオ LS5/8の相性の良さが引き立つ！
もちろん後から聴いたcello Encore 1MΩ MCも同様。。。
チェコスロバキアのジャズギタリストDavid Dorůžka / Hidden Paths / CUBE METIERは
ミッドレンジが分厚く、ドラムスのケンドリック・スコットが霞むほどｗ
ケンドリックスコットは手数も多く音が大きいドラマーなのでミキシングされていても目立つところ、
このシステムではリーダーのドゥルーシュカにライトが当たっている。
追加で聴いたソースの一部
ポーランドのピアノトリオ、Marcin Wasilewski Tri0/ January /ECMの
2トラック目の「Vignette」は過去ベストの再生かも…..
この曲はゲイリ・ピーコックのオリジナル曲でキース・ジャレットリーダーの演奏より、
ゆったりと冷たく煌めく冬の夜空を浮遊するような幻想的な解釈で、
冷たくも次第に熱を帯びてゆくインタープレイがカッコいいのですがその温度感の変化がとてもクール！
思わず聴きホレてしまうマッチ感。
CELLO ENCORE 1MΩL Anniversary edition 世界限定50台
PETER GABRIEL / SO /EMI に収録されている、Kate Bushとのデュオ曲「Don’t give up」は
英語歌詞が明瞭に伝わってくる感覚は初めて。流石はイギリスのモニターか？！
In this proud land we grew up strong
僕たちはこの誇り高い地に生まれ強く生きてきた
We were wanted all along
ずっと僕たちは望まれていた………………..
Don’t give up
あきらめないで
’causes you have friends
あなたには友達がいる…………
ケイトブッシュのちょっとハスキーな慈しむような癒しの声もグッとくるものがあります。
サウンドは完全に設計されたパースペクティブも見事で声が中空に浮かびベードラも明瞭！
漂う暗さや希望の光明など……ほぼベストな表現のような気がしました。
CELLO ENCORE 1MΩL Anniversary edition プリアンプの音圧にも影響する
インプットゲインの設定は「16」としてます。
今回のパワーアンプLINN TWINでしたが、SOLOとの差はありますが、がっかりする程ではありません。
そこそこの音量迄であればかなり愉しめるセットかと思います。
////日曜の午後に結局、、20枚ほど聴きこんでしまいました^^
cello Encore 1MΩプリアンプ2セット試聴
チェロアンコール 1MΩ MCオーバーホール整備直後の動作テスト＆試聴
次はオーバーホール整備直後のcello Encore 1MΩ MCから。
試聴盤は先日のプリアンプ試聴時の盤に合せました。
但し、オーバーホール整備直後なので本来は1か月ほどは通常動作させてから
聴きたいところなので、レビューは短めにしてます。
Oistrakh Golovanov /Oistrakh plays Mozalt＆Beethoven /ArcbipelからVITALIのシャコンヌ。
憂いある世界観や録音年代の古さも感じさせ、一般プリアンプと一線を画すサウンド！
実際使用している部品はとても良いのでアベレージが高い！
Bobo Stenson / Trio Contra la indecision / ECM の2トラック目冒頭のシンバルの色彩は流石！
アタックの強さと音数の多さが凄く豪華絢爛。
GRAHAM AUDIO LS5/8 Cherry｜イギリス中古スピーカー
門あさ美の80年代JPOPリマスタリング盤はフレッシュさを感じさせますが若干厳しい表現….
エフェクトなどの粗をかなり正確にだすためある意味では正確な表現とも言えるでしょう。
以前に修理された時の部品選定は良かったのですがやり方が今一つ（危ない！）だったのか
完全に不具合を修理交換しました。
cello Encore 1MΩプリアンプ2セット試聴
今でも状態が良い、中古チェロアンコール 1MΩプリアンプは魅力あふれるものです。
サウンドの良さはメインボリュームや音楽信号が通る回路に搭載されたフルサイズので
メタライズド・ポリプロピレンコンデンサなどなど….
アンコールプリは販売から30年ほど経過しますので過去に1，2度修理がされていると思います。
修理の際の部品選定や修理ノウハウなどがバラバラなので気を付ける必要があります。
また電解コンデンサは必ず消耗が進んでいますので電解液漏れなどで
基板破損などにも留意ください。
とにかく、、、ご購入される方は内部を重視されてください♪
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●cello Encore 1MΩ （PHONO付）プリアンプ 買取価格￥400,000～
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cello AUDIO SUITE｜チェロ スイートのオーバーホール整備
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