凛と鳴るか、LINN?!
江戸時代の庭師がお得意様へ夏のお中元で
送っていた「つりしのぶ」。現代の部屋に置くとすごく風情があります。
欧州の豪華絢爛さやモダールさとは趣きがちがう
ミニマルな小さな地球を想起するインテリア。
少ないモノで大きな世界を表現する
アートな手法でもありますね。
・・・オーディオにもあてはまるかもしれません。
複雑怪奇なシステムではなくスッと置いて、いい音を部屋に招く。
危ういバランスで成り立つ、つりしのぶのタイトルは『つりしのぶ~凛』。
気候変動が激しい今の地球のようでもあります・・・
今だと東京江戸川の職人が美術大学の学生がコラボしてつくっています(要予約)。
拮抗するバランスのうえで成り立つ世界。
LINNというブランドもミニマルなある種のバランスがあったと思います。
オーディオそのものがセンスとバランスの妙と言えるのですが….
日々精進あるのみです!
LINN KLIMAXシリーズ KONTROL mono &SOLOの200V化
で、無理くりな展開ですが^^巷でよく試されていたLINNの200V化はどれだけ効果があるんだろう?という疑問。プリはモノラル使いですパワーはSOLO。スピーカーはcello Stradivari premiere です^^
Audio Dripper へ試聴においでになるお客さまにはなぜか人気がないLINN。私的には好きですが、サウンドはこれよりプレゼンス感あるヴィンテージハイエンドは数多あります。ただ、ながく楽しめる、すぐに良い音で楽しめる、使いやすさが良いです。さらに上流の音源、プリ、パワー、スピーカーまですべてのラインナップがある。ただ現在はシステム構築に重要なプリアンプがありません・・・惜しい。
PS AUDIO Power Plant Premierからの100Vはいかに?
甲府ANNEX店は一棟ですが、東京柳橋店は雑居ビルの24区分中、半数が法人、個人が半分となるせいか、100V電源の歪率は3%~4%あり、平日の電圧は94Vまで落ちることがああります。通常はPSオーディオのPower Plant Premierを2台使用し歪率を0.03%台とし、電圧102Vほどに設定し交流をつくりだしています。
一般的な100V電源でもPower Plant Premierを通すと明らかに滑らかさが増します。割と静けさがあるS/N感。さらに全体的に音の粒立ちがなめらかに艶やかになります。機器の保護にもなります。また突然のサージアタックからも機器をまもってくれます。
単層200V化はPower Plant Premierよりいいか?
LINNはAudio Dripperのお客様には評判がよくないと書きましたが、共通しているのは音の密度不足や濃まやかさ不足、素っ気なさ、音像の彫り込みが浅いというような印象です(鳴らし方が悪いと言われればそれまで^^;;)。
200V化した際には上記の印象がなくなり、特に音の密度感がアップしました。ダイナミズムもアップした感じがします。LINNの多くは元々ヨーロッパの230V・ユニバーサル電源なので、これが本来の音に近づいたのかもしれません。
ここでPower Plant Premierを外した一般100Vにすると雑味が増します!平日18時頃なので法人使用のパソコンやオフィス電子機器のノイズや電圧変動が大きく影響していると思います。あまりおすすめできない状況でした。
ちなみにMark Levinson No.20Lなどを2台ONにすると電圧は92Vぐらいまで落ちる事があります。
LINN KLIMAX KONTROL SE DPS 2台使いとLINN SOLOセットの200V給電は中庸でとても良いと思います。メイン電源のON/OFFは気にせずにファイルプレーヤーやCDプレーヤーなどを再生すると音が出る使用です。10年以上前から言われている方法ですので、単層200Vの電気的メリットなどは多数言及されていますのでググってみてください。
私的にはこうした凛としてスッとしたシステムで、唸り驚愕!する抜群のサウンドを表現できたらウレシイのですが(オーディオ屋的にはそうした愉しみがあります)。