Sycamoreは、モンスターか救世主か?
1か月ほど前・・
“スパコンで1万年かかる演算が、
googleの量子コンピュータでは200秒で終わった。
という衝撃的なニュースが世界を駆け巡りました。
およそ15億倍のスピード差があるので、
超越と呼んでもいいと思う。と発表” by Google
これから何年か後に今のネットワーク社会が
「古典コンピュータ社会」と呼ばれるようになります。
既にあなたのPCやスマホは「古典コンピュータ」と言います。
人類にとって狩猟社会から農耕社会へ移行した以上の
インパクトがありそうな量子コンピュータの原形は、
明るい未来をつくるのか?(つくってほしい)
まだまだ先だと思いますが、おそらく量子コンピュータが普及すると、
社会の根幹から変わりそうな想像ができます。
スマホの普及は約6年~7年、約10年でネットワーク環境は激変しました。
古典コンピュータから量子コンピュータ社会
もしかすると常に約80億人の生活をリアルタイムにアナライズ
(Google analyticsの生活版)するようになっても不思議はありません。
amazonの履歴、クレジットカードの履歴、電子マネーの履歴、スマホの履歴、
SNSネットワーク、会社、家族、金融機関のネットワーク、あらゆるモノゴトが
ネットワークされて一瞬に解析できる可能性があります。
例えば、新しい製品のコンセプトワークから設計、資材調達、
ライン設計、生産、販売、配送まで、フォローまで
すべて完全自動化になる勢いだと思います。
今のようなSNSやオンラインサービスは1,2時間ぐらいで
完成するのではと思います。
普及スピードはニーズありきだから一瞬ではないかと。
そもそも今のSNSみたいな自己承認欲求充足や
ネットでつながりたいみたいな思考そのものがないのかもしれません。
精神的充足はコンピュータで満ち足りてるかもしれません。
量子コンピュータは物理学|量子力学の「重ね合わせ」の理論を
活かすことで問題を解くために必要な計算量を減らしつつスピードを
高速化します。そのテリトリーは暗号解読、機械学習や最適化計算など。
中でも量子化学計算は実用化に近いそうです。
例えばオーディオメーカーが新しいスピーカーコーン紙を開発するときに、
どんな素材をどう組合わせたり強度のシミュレーションや生成方法など、
シミュレーションを緻密にすればするほど、膨大な計算時間が必要になるので、
そうした時に力を発揮します。さらにバリエーションにも注目できるはずです。
また一般的な素材開発でのシミュレーションに「重ね合わせ」理論が活きるはずです。
(詳細は専門書はサイトで詳細に解説されてます)
いずれ汎用化が進むとAI化と相まって、人の普通の仕事はほぼない状態になるでしょうね。
なくなっても普通に暮らしていけると思います。
クルマでいうところのナビ。人生のナビゲーションとか平気で出来るでしょう^^
活躍するのはお寿司や江戸蕎麦の職人や三ッ星レストラン、匠な大工さん、
芸術家、政治家、宗教家、公務員かもしれません。
鉄腕アトム的21世紀、近未来?
量子コンピュータの普及スピードは検討がつきませんが、
普及が進むと”国”っていう概念も危うくなりそうな気配もあります。
アメリカで「国家量子イニシアチブ法」を導入しますが、
中国はそれ以上の予算や人的資源を投じているのだと思います。
革新的なテクノロジーはこれまでの枠組みを破壊するほどの衝撃があります。
もしかすると、充実したベーシックインカム制度が進んだ「先進国B7」のような枠組みが
リードしていくのか、とも思います。
さらに長寿社会と高齢化社会が拍車をかけそうです。。
こうした時代のオーディオとはどうなんだろ?
おそらく今のPCオーディオは跡形ともなくなるはずです。
現時点でも残念ながらドラスティックな転換点には達していません。
もし転換していたとしても、ミュージシャンが苦しむフォーマットは今イチです。
さらに現代ではテクノロジー分野の才能の相当数がA.I.やネット、
軍事開発へいってるようです。1920年代60年代までとちがい、
現代ではオーディオ分野での投資対効果が高くないので
革新は生まれにくい状況なのでしょう。
いずれ量子コンピューティング・オーディオとかに替わるはずですが、
リアルタイムな音楽活動や世界中の演奏会場とシームレスになったり、
ミュージシャンから直接音源を購入したりできる可能性があります。
そう言えば、先日ラジオで青山テルマというJPOPの若い女性シンガーが
トークしてましたが、パッケージを手にしてほしい。
そのために頑張りますと。。。
ちなみに国内のミュージシャンの多くはパッケージ音源の販売額と
コンサートやLIVE活動の売り上げは逆転している現状があります。
量子コンピュータが生活に普及した場合、
逆にアナログレコードのような作法や予測不可能な”不確実性”があるものは
人間の趣味として貴重になると思います。
スピーカーなどは古いホーン型スピーカーなど極端なキャラクターや、
明らかに高能率スピーカーなどのオーディオも趣味になるでしょう。
現代ハイエンドのようなグローバルなサウンドはもっと加速していくか、
すべて無くなるかのいずれかのような気がします。
今でもアプリケーションでかなりカンタンに音楽を作れますので、
新しい愉しみ方も出てくる気もします。
しかもピアノ、弦、打楽器などの各パートに振り分けながら・・・
映像は確実に立体映像になっていくでしょうね。
しかも通信インフラは5Gもしくはそれ以上でしょうからLIVEストリーミングで、
お客さん同士が話せたり、ミュージシャンと直接コミュニケーションが
できるようになるはずです。
数十年後の音楽の在り方は、今より人に寄り添っていて
心の中で、聴きたいタイミングに、自然と聴きたい音楽が鳴っているかもしれません。
芸術・アートは今以上に影響が出る感じがします。
ダ・ビンチのような存在とかピカソ、ボブ・マーリーとか。
音楽はもしかすると、モーツァルトを一瞬でアナライズし、
過去から現代の時間軸や他の音楽の要素を含めて新しい
作品として聴けるような世界になるかもしれません。
しかもその完成度が恐ろしく高い。スパコンの15億倍の世界。
そもそもインターネットがはじまった頃、
モザイクやネスケで見れた画像は20KB程だと記憶。
これからはリアルタイム・ビッグデータとパーソナルクッキーにも似た
データに基づくセグメントや深堀りが人間の周りで深化すると思います。
人間が音楽を生み出して50万年?ぐらいは、
録音すら出来ないから、当然再現が不可能な時代が続きました。
過ぎ去った出来事を再現することは音楽に限らず、文字や絵、写真、映像など
現代社会、世界の共通項をつくる根幹となります。
流通しはじめて、誰かが加工し、新しい表現生まれていきます。
こうした人間くさい活動領域に量子コンピュータが入ってくると思います。
人間が居てる意味って何だろう?みたいな禅問答的な世界。。
農耕社会に次ぐ変わり目の第一歩がこの数年、、、2019年だと思います。
ホントの本題、テーマは近未来的なテクノロジーではなくて、
超ベーシックなプラットフォームを”誰”が担うのか?というところです。
国なのか現代のプラットフォーマー群なのか。それによって人間の未来は大きく変わります。
おそらく今から20年~50年の間でしょうか。
とか、想像していると、また、朝がやってくるw
1日1日未来は近づくが、限りがある命だから享受できない可能性の方が高い^^
ナポレオンも、織田信長もスマホを知らない事と
そう変わらないのかもしれませんが。