TOPグループのプリアンプ達を聴いてみよう|EAR912 , Mark Levinson No.32L , Mark Levinson No.52。
現在当社在庫で、佳いサウンドを提案してくれると思われるプリアンプ達の試聴。
現実的ハイエンド中古プリアンプ買う。
先週からプリアンプを試聴しているなか日にちょうどプリアンプを探されている当社ユーザー様が
EAR912やNo.32Lなどを中心に試聴するタイミングになった。
レビューは私一人での試聴とお客様との試聴が混ぜこぜになってますがご了承を。
まずはEARパワーアンプでEAR912プリアンプをスピーカーはUREI 15インチ同軸モニターで。
途中LINN KOMRIへ変更。
一枚目はSLAVA KAGAN-PALEY/ジュリオ・カッチーニのAve Mariaから。
カッチーニからストラヴィンスキーのアヴェ・マリア構成からなる盤。
まずは人の存在感やリアリティがあるヴォーカル。RCA入力-RCA出力で接続。
EAR912はRCA接続がホットでグルーヴ感があって、
XLR接続だとクール目なサウンドへと変わるような気がする。
楽曲が全て16~20世紀作曲家のAve mariaだけという面白い構成。オケはシンセ?!。
ダークな色合いと広さあるサウンドスケープが聴けると雰囲気濃厚な盤となる。
私が試聴した女性ヴォーカル盤はNatalie Dietz/Natalie Dietz。ピアノにアーロン・パークス、
ギターにマイク・モレノ、ドラムスがジャスティン・ブラウンという、
2010年以降のブルックリンコンテンポラリージャズをマイク・マルシアーノがミックスダウン。
ほぼ出てくるサウンドは今のJAZZの薫り!EAR912プリアンプの表現はヴォーカルにスポットが
当たった立体感と温度感高めなスモーキーなサウンド。
現代ハイエンド系のプリアンプで『スモーキー』な薫りってそうないと思いますがどうでしょう?
なのでJAZZってこうだよね、という雰囲気で聴かせてくれる。
これをどう感じるかがこのプリアンプのカギか?
Garanca/Bel Cantoなどのオペラ楽曲では熱気が孕み、演者が前に出て歌う。
ちょっと声が太目かな?ミッドレンジの密度感がしっかりしているのだろう。
声が太いとサウンドステージが曖昧になりがちだが、
とても精度が高いパースペクティブ(レイアウト)に狂いがないところは流石。
歌い手4人の立ち位置やマイクまでの距離感の変化や角度などを伝えてくる。
ある程度のプリアンプになるとこうしたところの表示の仕方がいい意味で混み入ってくる笑
ミックス&マスタリング卓でエンジニアがチャンネル毎にとっていくバランスの妙までもわかる!
良いプリアンプはこうした音楽プロダクトのエンジニアの精緻な仕事っぷりまで表現してくれるからウレシイ。
////だから、細かいところまで気づかいがなかった盤のデキもあっけなく出してしまう….
1人での試聴……3回忌。11月初旬が命日だったお客様が来店された時に
よく聴かれていた盤がDave Pike/Pike’sPeak。EAR912の表現はあまりにも見事で空間に
ソウルが満ち満ちているようで、もしこのサウンドを聴かれたら
ノリノリになっていたと思う。それぐらい良くて。
メモには『パーフェクト!泣』と。音楽は明るいのに涙が溢れる。
EAR912は玄人筋からの評判通り音楽が楽しく鳴る、躍動感あるプリアンプの最右翼なのだろう!
1935年録音のハイフェッツのシャコンヌは見事にヴィンテージの薫りがしたので◎
2巡目の試聴はスピーカーがLINN KOMRIへ変更。
お客様と一緒に聴いたMark Levinson No.32Lだ。
EAR912から比べると聴感状S/Nが上がった気がすると(お客様)。
実際、Mark Levinson No.32Lは1人で試聴した時間が長かった。
ECM系のソースはどれもパーフェクトだったと思う!
John Abercrombie/39stepのダークな仄暗い色合いでテンションが上がる様は理知的な
アンプがなせる技ですヨ。
Mark Levinson No.32Lは内省的な表現などがとても巧いプリアンプで
一聴してわかりにくいがダークなグラデーションは今の音楽にはとても重要な要素だ。
Garanca/Bel Cantoはちょっと硬いかな?電源ONから1時間では少ないか?
それでも演者の立ち位置やサウンドステージのサイズ感は大きくスピーカーからの音離れもいい!
ちなみに入力設定は+12dB設定、私的に工場出荷時の+6dBよりこちらが好み
ヴィブラフォン・クァルテットのDave Pike/Pike’sPeakはヴィブラフォンが
鉄製の材であることがよく伝わり共鳴管の振動もリアルに伝わってくる。
しかもノリやサウンドステージ感もgood!ピアノはモーダルの祖、ビル・エヴァンスだ。
先のEAR912と同じぐらい良い印象!
女性ヴォーカル盤のNatalie Dietz/Natalie Dietzはno,32Lになると
ヴォイスの艶感や温度感が意外とあって好印象^^
お客さんは当初興味がなかったようだけど、聴いてみたMark Levinson No.52。
試聴予定になかったので、電源も入れてない状態からのスタート。
・・・・本来はコントロール部と電源部を放して設置したほうが良いのは言うまでもない。
このNo.52は入力ゲインを+12dBにしたもの。設定で6・12・18dBへと変化できる。
電源ONから3分後に聴いたSLAVA KAGAN-PALEY/ジュリオ・カッチーニのAve Maria。
「ぜんぜんちがう?!」「広い」お客さんからでた言葉。
たしかにワイドな展開で高さもあって、奥行方向の計ったような位置関係も良い。
このセット上流機がMark Levinson No.31.5L&30.6Lで、パワーアンプがLINN klimax SOLO、
スピーカーがLINN KOMRI….妙にマッチしたサウンドになっているような
気がするのは私だけではないようだ。
全ての盤で高評価、しかも1962年のDave Pike/Pike’sPeak(JAZZ)はドキュメンタリーを
観ているような感覚でヴィブラフォンで叩く位置までわかるようだ。
おそらく今回のプリアンプの中ではベストだったような気がする。
価格が一番高いから当たり前?でもEAR912の有機的かつミッドレンジが充実したサウンドも良い!
スタイリッシュで音楽の内面を彫り起こしていくMark Levinson No.32Lも魅力的だ。
お客様は割と早い段階で答えをみつけたみたい。
せっかくなので1入力プリアンプとしてcello AUDIO PALETTEも聴いてもらう。
私的にはサウンドに厚みが増しパラメトリックイコライザーで部屋のアコースティックを合わせると
パレットならではの魅力満点!!!やっぱ良いじゃん(僕だけ)
じっくり聴いていくとNo.52と比べるとサウンドステージのデプス方向の精度が若干落ちるのがわかる。
わかるが、何とも言えない薫りがするパレットは貴重だ。音色のグラデーションの多彩さも良い!
・・・・・お客さまはNo.52が気に入ったようだ。
たしかに今回のセットでは良かったのですよ。
次回はcello AUDIO SUITEの2台やcello AUDIO PALETTEなども聴いてみたいと思います。
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