Mark Levinson ML1L モジュール式プリアンプの整備
John CurlとMark Levinsonが1970年代に造ったJC2の直系マークレビンソンML-1L。LNP-2Lコントロールアンプとの共有部品も多いOLDレビンソン・プリアンプです。製造から30年経ますので何かしら不具合等がある場合がありますが、整備をすれば充分な性能を発揮します。下記の歪率などは非常に優秀な結果でした。サウンドも充分現役です!
Mark Levinson ML1Lの整備の計測値です。通常フル出力時の歪率は0.0026%台まで調整しました。かなり良い数値です。左右チャンネル差はほぼありません。もちろん最低ゲインでの歪率も左右チャンネルともほぼ同一です。
下記の写真はフル出力時の3倍の歪率で0.013~0.014%台。1%を示してもおかしくない条件ですが基本スペックの高さは流石です。
他にはスペクトロールのボリュームや左右ゲイン調整は分解整備しました。モジュールは各測定でOKです。
Mark Levinson ML1Lのレストアとまで行きませんがおおよその部分を整備いたしました。