Mark Levinson No.32L & No.52|マークレビンソンフラグシップListenView

Mark Levinson No.32L&

Mark Levinson No.52

マークレヴィンソン・フラグシップ・

プリアンプのレビュー

2000年代のピュアオーディオのある一つの指標となってきた

Mark Levinson ReferenceシリーズNo.32LとNo.52プリアンプのレビュー。

中古レビンソン 32L、52プリアンプの比較視聴|Mark Levinson No.32L & Mark Levinson No.52 preamp

Mark Levinson No.32L & Mark Levinson No.52 preamp スピーカーはAVALON パワーアンプはAyre

ハイエンドプリアンプの”納得感”と”説得力”

Mark Levinsonと言えば、個人の好き嫌いは置いておいて、

1970年代の初頭Mark Levinson LNP-2からはじまるハイエンドオーディオの

礎とも言えるブランド。嫌いな人も多いだろうしコレクションする人もいる、

“振れ幅”の大きいブランドじゃないかと思う。

それだけ個性があった、ということかもしれない。

Mark Levinsonのプリアンプは1999年以降Referenceシリーズとなり、

基本的にはプリアンプには色味がないとされている。

とは言え、個々人でNo.32LやNo.52を聴いて合う合わない色味を感じる方もいるでしょう。

僕個人はいろいろと聴く中で初期ロットから最終のNo.32Lの音を少なからず知っているつもりなので、

個性と言うか存在意義を知っているつもりではあります(個人でも所有していました^^)

……….結局のところ、聴かれる方個々人で音楽体験や耳の特性がちがうわけでなので、

プリアンプ本体がリファレンスと謳ってもなかなか難しい部分がある。

また誰もが納得する一定レベル以上の納得感が得られるプリアンプもそう多くはない感じ。

 

Mark Levinson No.32LとMark Levinson No.52は、誰もの”納得感”が得られるのではと思う。

そこから先の好みへの折り合いはご自分でつけていく感じだろう。

組み合わせたスピーカーは同業のカマニさんから分けて頂いたAVALON OPUS Ceramique。

パワーアンプはAyreVX5 twentyをセット。たまにJBLのダブルウーファーなど。

Mark Levinson No.32L & Mark Levinson No.52 pre

Mark Levinson No.32L & Mark Levinson No.52 preamp

 Mark Levinson No.32L、No.52のセット。

ここにMark Levinson LNP-2Lもあったら面白いレビューになるんだろうな、

と思いながらセットアップ。

過去にSS誌の評論家 柳沢氏がNo52の導入顛末を興味深く読んだ記憶があり、

その理由も知りたいと思い今回No.52とNo.32Lをレビュー(試聴になってませんがすみません==;)。

いずれもハイエンドオーディオ牽引してきたブランドのフラグシップ機は、

2,3日の試聴では正直ホントのところは分からないだろうと思う。

 

最終版とは言え個体差もあるので確定的に32Lの音はこうだというのは短絡的に過ぎるし…….

No.52もその真の姿を現しているとは思えない………..

Mark Levinson No.32L 最終版プリアンプ|中古マークレビンソンNo.32L

Mark Levinson No.32L 最終版プリアンプ|マークレビンソンNo.32L

Mark Levinson No.32L(最終OS版)

No.32Lプリアンプ登場初期から最終機までの期間が15年程ある。

その過程で電源部とコントロールユニットの製造番号にマイナーチェンジの痕跡がうかがえる。

また初期と最終機ではサウンドがはっきりちがうと感じたケースが過去にあった。

今回は初期32Lがないのでなんとも言えないが、

先の柳沢氏の個体はおそらく発売すぐの初期No.32Lだったはず。

モデルチェンジサイクルのながいプロダクトの多くはオーディオに限らず

海外製のクルマなどもマイナーチェンジを繰り返すのでモデル評価は難しい。

Mark Levinson No.32L 最終版プリアンプ|マークレビンソンNo.32L

Mark Levinson No.32L 最終版プリアンプ|マークレビンソンNo.32L

最終ロットの最終OSのMark Levinson No.32Lはサウンドが安定していて、

Mark Levinsonのあの音の残り薫を感じる。LNP2Lの後期あたりか・・・

No.52も広いサウンドステージで図太いLowの分解能にすごいものがある。

今回試聴したソースは下記でマスタリングに拘った盤が2枚、ポップスから1枚。

この30年聴いているマーラー4番とジェシー・ノーマン。

ListenView CD

ListenView CD

PHILIPSのJessye Norman盤はライヴソースのソプラノとピアノデュオ。

この盤、発声する口元とマイクへの向きや距離が歌い方で相当に変わるので、

今一つのプリアンプだと音楽そのものがおかしな感じになる。

歌い手が突然、巨人になったり、あっちへ行ったりするが、32Lではステージを観ている

イメージそのまま。ジェシーが移動したり仰ぐような仕草がわかる感じ。

歌が終わり一瞬の間の静寂とざわめきから拍手喝采までもの”瞬間”が音楽になる!

観客の床鳴りも再現している感じ。

 

この盤は僕が24才頃にKRELL PAM2プリアンプを購入してからずっと聴いているので

彼是30年近くになる盤。マーチンローガンCLS2Zなどでよく聴いていた記憶。

Mark Levinson No.52Lプリアンプ|

Mark Levinson No.52Lプリアンプ

Mark Levinson No.52になると、温度感が下がり全体が広く感じる、、、

会場ホールの細かい音数が多くなってるか……ジェシー・ノーマンを一歩ひいた俯瞰した描写か。

さっきの情念みたいなのもきっちり分解していくような、表現が難しいのですが、

ソースに入っている情報をすべてしっかり優劣つけずに出している感じだろうか。

そういう意味ではNo.32Lは主役に光を充てドラマチックである。

が、それが固有のキャラクターになっているかもしれない。

No.52をしっかりONEシステムの中で浸透させていくと、知らない扉が開く予感もある。

 

いずれにせよ….No.52もNo.32Lもジェシーノーマンらしいソプラのダイナミズム、

シャウト?も天井を超えて伸びるくらいにサウンドエネルギーが凄い!

頭打ちになるプリアンプも多いので流石な2台!

ジェシー・ノーマンは昨年に他界しましたが黒人霊歌や聖歌などがなんとも込み上げるものがあります。

Mark Levinson No.52Lプリアンプ|付属品、Mark Levinson USB、リモコンなど

Mark Levinson No.52Lプリアンプ

JAZZのRotem Syvan盤はニューヨークのアバタースタジオで

録音・マスタリングされた盤でSTUDER A80番やノイマンのヴィンテージマイクで撮られた盤。

太くグルーヴ感あるサウンドとシンバルレガートのシズル感や疾走感、

アタックがどれだけ際立つか、もしくはどれだけ”本物の音”に聴こえるか?

原音再生云々ではなく、本物。

真鍮製シンバルの質量が出るかシンバルの銘柄がちゃんとわかるか、

ドラムスセットにあるシンバルの数が数えられるか…..真鍮をグルグルして造られた

ジュワーンとしたコブシが本物と同じに出るかみたいな感じで聴きます。

トランジェントと楽器分解能とか聴くイメージですが、

わりと薄っぺらくなり、上擦っていくプリアンプが多い。

Studer A80 RC MkII 2 Tracks

Studer A80 RC MkII 2 Tracks

そしてSTUDER A80で撮られているベースからグルーヴ感が出ているか…..も興味深いところ。

Mark Levinson No.32Lは上品ではあるが、かなりソリッドな質感を感じさせてくれる。

No.52はベースの疾走感や分解能がさらに進んだ感じであるが、シンバル厚みが後退したか…..

熱が若干引いた感じはジェシー・ノーマンと同様。

マーラー4番などの場の広さや見通しは52、ソリストへの焦点は32Lか

ここではたと気がついた・・・・

Mark Levinson No.52L ss

メモと記憶を元に書いてはいるけど、パワーアンプの違いや置き方、

ケーブル類などをじっくり詰めていくと、果たしてこうだろうか?とも思う。

AVLONのセラミック振動版の癖をよく出したのが52ではないかと思ったり。

個性で聴かせる32Lもその個性がめちゃめちゃイイのも事実。

柳沢氏が書かれていた事もさもありなんだけど、

ただ、リファレンスプリアンプと言えど、設計者や音をまとめる人間が変わると、

必ず意志が入るはずだから単に性能の良し悪しや新旧のような単純な図式にならないと思う。

自分に向く、向かないはあるんだと思いますヨ。

Mark Levinson No.32L & Mark Levinson No.52 pre

Mark Levinson No.32L & Mark Levinson No.52 preamp

この両者、聴くとかなりちがいあり、それが個性なのか何かはわからないが、

とにかく15年程ひらいた時代の差が確実にあると感じる。

部屋の中にある佇まいもかなりちがうし。

商品紹介にも書いたが超乱暴に書くと32LをJAZZやポップスに、

52をクラシックなどでセットする贅沢が許されるならベスト(泥沼・・)!

さらにMark Levinson LNP-2Lやcello AUDIO SUITE……….

『Mark Levinson 』おそろしい^^

 

今回ご紹介したMark Levinson No.32Lはすぐご予約を頂きましたが、

もう1台、レビンソンコレクターの方から最終OS版のMark Levinson No.32Lが入荷予定です^^

 

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