思い入れあるPHILIPS LHH700の、
フルオーバーホール。
PHILIPS LHH700オーバーホール整備
過去に何台か依頼をうけるPHILIPS LHH700のフルオーバーホールご依頼。
この機種を鳴らされていて、状態にこだわっている皆さんはとても情熱的な方が多いのかなと思います。
・・・ただし製造から何十年も経ているため消耗しきったパーツが多く、おそらく99%の確率で
新品時の状態からほど遠いサウンドになってしまっている個体ばかりかと思います。
まず消耗しているのがPHILIPS CDM4のピックアップ・レーザーダイオードユニット。
出力値が下がっているものが多数となります。
今回は新品へ交換しました!このユニットの音の良さは、元からの素材の良さや
下の写真でもわかると思いますがレーザー部の大きさ(高さ)です。
アルミ電解コンデンサに関してはほぼ消耗していますので全交換。過去に数個交換してあるように思われます。
下記は測定状況です。
オーバーホール整備後の測定状態(左右CH同時計測)もとても良い結果かと思います。
PHILIPS LHH700のトレイ・機構関連整備
スポンジパーツやトレイベルト類は油分が抜けてほぼ加水分解している感じです。
下記は底面のドライブ固定ネジ2カ所ですが、発送時などに締めます。
製造から数十年経つと固定すると内部のプラスティックパーツが破損する場合があります。
LHH700 は大丈夫ですが同じドライブメカCDM4を搭載するSTUDER D730系は
固定ネジの締め付けは絶対NGでトレイ部のプラスティックパーツがひび割れします。
現在は安定した動作をしています。サウンドの良さも驚くほどかと思います!
まだエージングが必要ですが2か月後ぐらいにしなやかでリッチなサウンドが愉しめるかと思います。
PHILIPS、Mark Levinsonやcello製品は
買取・下取からオーバーホール整備などを行っていますので
お気軽にお問い合わせください。
お電話でお問合わせ 03-5809-3401(13:00~19:30)
ご試聴の店休日:日曜・月曜・火曜
メールでお問合わせ info@audiodripper.jp
Audio Dripper (株)アイコステック 会社概要⇒