M.L.A.S|Mark Levinsonプリアンプ
オーバーホール整備&修理
Mark Levinson ML1L|Mark Levinson ML7L |Mark Levinson LNP-2L

Mark Levinson PREAMP|マークレビンソン・プリアンプ・オーバーホール整備
ここ最近、3台のマークレビンソンプリアンプ、ML1L、ML7L、LNP2L、
チェロではcello AUDIO SUITEとcello Encoreなど3台をオーバーホール整備や修理をしました。

Mark Levinson ML1L|パワーサプライ電源部の消耗コンデンサ
上記はML1Lのパワーサプライですが映っているコンデンサはすべて交換。
大き目な純正コンデンサは同じSPRAGUE 53Dへ交換します。

折れやすいブレーカースイッチ交換前

折れやすいブレーカースイッチ交換後
OLDレビンソンプリアンプは別筐体で電源ユニットがあります。PLS150~PLS154などです。
常時通電されている方も多いと思いますが、その分僅かながら部品への負荷はかかり続けます。
そもそもMark Levinson製品は低温低湿のアメリカ北部(NYCの上辺りだったはず)です。北海道ほどの気候。

国産パーツで修理されていた部品をオリジナルへ交換。
今の日本は亜熱帯地方と言ってもいい気候になっていて、想定外じゃないかと思います。
スイッチもブレーカーを兼ねていて劣化が出てくる時期となりました。
パワーサプライのコンデンサなどは危険領域で、抑えが膨らんだりするものも多数出てきています。

Mark Levinson PREAMP|レビンソンプリアンプのオーバーホール整備
常時通電する事でモジュール劣化も徐々に進みます。
今回修理したLNP2Lは昨年販売した個体で、販売時はもちろん
オーバーホール整備し、モジュールチェックも行いましたが、、、、
今回ブツブツ音が発生・・・しかも再現しづらい状況。

Mark Levinson LNP-2L|モジュール整備
上記写真のモジュール内のトランジスタの劣化で開腹し、交換し、封印。無料整備です^^;;

Mark Levinson PREAMP|マークレビンソン・プリアンプ・オーバーホール整備
Mark Levinson ML1Lは4台程ML1Lを所有されていたオーナーさんからのものでしたが、
以前修理した際に国産パーツへ変更されていたりしましたので劣化もありましたので再交換しました。
肝心の電源部4700μFコンデンサはそのまま・・・交換されている事は稀です。
2000μFしかないなど、、、貯められない状態になっている事の方が多いですね。
なので、「ML1Lのサウンドは線が細く・・・」「OLDレビンソンは繊細・・・」
その個体の音を聴いてるだけというケースが多く、しっかり整備するとダイナミズムもあり
エネルギー密度もあり、HiもLowも丸くないサウンドに甦ります。

Mark Levinson ML1L PREAMPの整備

Mark Levinson ML1L PREAMP-Overhaul
Mark Levinson ML1L PREAMPのオーバーホールご納品整備
■整備メニュー
・本体劣化部品交換
・シャーシ洗浄
・ボリューム分解整備(スペクトロール製)
・電源部劣化パーツ、コンデンサー交換
・電源部純正スイッチ交換(純正部品)
・切替スイッチ類接点クリーニング
・各モジュールチェック
・電源電圧調整
・劣化DCケーブル交換(被覆割れ)
・スペックチェック
・動作チェック
■交換部品 個 数
・4700μ 35V SPRAGUE 53D 2
・68μF 25V SPRAGUE 2
・4.7μF 25V SPRAGUE 3
・220μF 63V Vishay/BC 2
・DCケーブル BELDEN8242 1
・純正ブレーカーSW 1
Mark Levinson PREAMP|レビンソンプリアンプのオーバーホール整備

MLAS PREAMP