STUDER A730 SP 整備&UPグレード版 本体ご購入モデル
こちらの個体は買取で入荷したSTUDER A730をご購入頂きレストア整備中の個体です。お客様から写真のリクエストを頂いています。Audio Dripperで買い取る場合は30万円が基準で状態や内容によって前後します。
【中古現状】STUDER A730の右中上の電源部のコンデンサーは純正コンデンサーで計測すると容量は若干抜けていました。左のサーボ基板のコンデンサー類も純正です。写真中ほどのトランス部・レギュレーター部は発熱対策モデルであることがわかります。電池は要交換。
上記写真は取り外したコンデンサーですが、だいたいのコンデンサーが回路図指定の7割~8割ほどの数値を示していました。
STUDER A730メイン基板の整備
上記の様な純正部品を数十個交換していきます。とうぜん、電源部やドライブメカCDM3のレストア、電池部分の基板整備、サーボ基板などすべて。
電源部はドイツ製でよりハイスペックなコンデンサーへ交換。過去に何度もヒアリングして選択しているパーツで大手レコード会社様からご依頼のSTUDER 機もこの部品を選択しています。現在ほぼ終了し、今週からランニングテストに入ります。
2019年10月15日
STUDER A730完成
メモリ電池はSTUDER仕様と同じ電池へ交換。コンデンサー(スーパーキャパシタ等)の代用はいたしません。ここはメモリ電池が純正です。
オランダPHILIPS社製のオペアンプを左右4個(±2個)搭載。純正の2倍で1つのオペアンプで動作する部分をダブル化しました。1個あたり純正比コスト10倍です。XLR出力基板のカップリングコンデンサーもヴィンテージハイエンド~現代ハイエンド機定番のドイツ製パーツを選択。