STUDER D730MK2レスア版 ご納品事例

ご納品事例

青春の影

都心の緑景さらに、USMハラーとか

Cassina-ixcとか、STUDER D730MK2。

 

ダイナミックオーディオ5555

今回のご紹介させて頂くお客様はしっかりしたSTUDER CDプレーヤーをお探しの方で、

ダイナミックオーディオ様からご紹介。レストア整備したSTUDER D730MK2をご納品。

部屋に入った途端に目に入るは、窓に広がる武道館~皇居の緑。都心とは思えない緑景。

隅田川沿いのAudio Dripper からクルマでわずかな場所。
引き込まれそうな緑に見入ると土地にも深いストーリーがあるなぁ、とあらためて感じる。そして室内にはMVアグスタ2台。これはオートバイ。バイクです。。イタリアのアグスタ伯爵家が興したメーカー。かつて世界GPを席捲したメーカーで、2019年WGPへ復活。たしか大藪春彦 著『汚れた英雄』の主人公 北野晶夫も在籍したメーカー(笑)。そしてル・コルビュジエとピエール・ジャンヌレがシャルロット・ペリアンによる「住宅のインテリア設備」カッシーナLC2ソファ。個人的にこのソファはとてもキュートなシャルロット・ぺリアンがデザインしたのではと思う。

さらにフィリップ・スタルク作のカウチ。オーディオ機器はウチと同じくUSMハラーのラックにMark Levinson LNP2LやML7L、NAGRAなどのアイテム。観たことがないYGのスピーカー。家具とオーディオ、アートが各ジャンルの時代的なコントラストを鮮やかに浮かばせる選択の妙。

入室2,3秒で目に入る情報。好きな、ツボな人達には堪らない質感が其処かしこに。

人は自然と目に入るモノや空間を一瞬に記憶の断片と参照し、脳内アーカイブと目の前から情況を理解する。経験や体験によって人の記憶のアーカイブにはちがいがあるけど、それがその人が歩んできた人生や選択だったり、生き方そのものだろう。

話しのながれで「日本人は働きすぎ・・・」だと。僕自身過去の自分を省みるとそう思うことが多々ある。例えばかつて日本製品を代表したワードに「安くて良いもの」は、一聴は良いことに思うが、作り手は残業しないと作れないかもしれない。コストダウンに血眼になり地球の果てで造る。

「良いものが安い」ということは、素材コストや製造工程コストを落とすことなどで成立する。労働力コストを安くした企業が可能としやすい。現代日本のモノづくりの局面はムツカシイのかもしれない。

安くて良いモノの先に何が残るのか、価格スパイラルと疲弊する市場。「良いものは高い」対価で良いのです。ホントに必要なのは働き方の改革ではない。生み出したモノを正当に、高い価値で維持して市場に提供し続ける経営陣のアイデアと腰を据えた戦略。株主はそれを長い目で育てる感覚だといいのですが…….

前置きがながくなりましたが、先に挙げたUSMハラーやカッシーナ、NAGRAなどは「良いモノを高価値で提供」している企業ですね。OLD Mark Levinsonも今なお世界観がある機器だと思います。

とかなんとか思いつつ、窓からの緑景をカシャ、カシャと撮る。


普段はクラシック音楽がメインだそうです。LINN KLIMAX DSから聴こえるチューリップの青春の影…….

『君の心へ続く  長い一本道は  いつも僕を勇気づけた・・・』

女性ボーカルで、柴田淳さんの財津和夫氏のカバー曲。朧げな声質で危うげなニュアンスもある表現、LINN DSは情報(微弱信号)の分解能が高い。同じCD盤があるらしいのでSTUDER D730MK2レストア版で再生。充実する音像と力感(あくまでここでの差)。NAGRA  JAZZにはDSがバランス接続、STUDER D730MK2はXLR⇒RCA端子へ入力。

やはりこういう個性が出るのかなと思いつつ、曲やサウンドの好みでプレーヤーを選ぶ選択枝が増えたのだろう思います。

たくさんあるミニカー、Ferrari F40やディノ、フォードGT40など数十台。お客様曰く「過去に乗っていた車と今も所有している20台程のクルマのミニカー。

幾つになっても心の何処かに青春の影がのこっていて『君の心(夢)へ続く  長い一本道』があるのかも(苦笑)。それは細いのか太いのか、険しいのか、はたまた甘いのか、どうあるといいのだろう?などと夜な夜な思い至った挙句に機械達に灯を入れます。


Audio Dripper 清田亮一

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