入荷予定のMark Levinson LNP-2Lはいかに。
入荷したらオーバーホール整備&クリーニングする予定です。

入荷予定のMark Levinson LNP-2L(中期)
いつもはオーバーホールした後を書いたりしますが、今回は整備する前の状態が
どんなのか?をレポートします。
40年も前のオーディオ機器なので大きな期待はしていません^^
入荷時のチェックで重要なのはいくつもありますが、まず基板の状態やモジュール、シリアル、
ボリューム関連、外観など。この段階でどのパーツが消耗しているかが凡そわかります。
稀に買取できない機器もありますが、だいたい整備が可能です。。。
このLNP2Lのバージョンを厳密に書くと初期から中期モデルの間のモデル…のような感じです。
外観は大きな傷はありませんが年代也の状況です。ノブ類や端子類は一般的な状況ですが、
クリーニングや研磨を行います。白いアルミのノブ類は若干ヤレがあるのでうっすら研磨します。
ウッドケースはヤレなどがありますが、、、純正のままで良いでしょう。


Mark Levinson LNP-2L|スペクトロール製
Mark Levinson LNP-2L本体基板&モジュール
モジュールはMark Levinson LD2モジュールの連番が付属しています。
長期使用によるモジュール劣化が出るかも知れませんが、
症状が出た時点で修理となります。
LNP2Lのモジュール不具合はどんなか?
モジュール不具合の最初は片chからプツプツ音やザザ、ガガとなります。
電源を落とし時間を置き、再度電源ONしてしばらくすると再度上記のような症状が出ます。
不具合症状が進んでくると常に雑音が入り、最後は音が出なくなります。
要因は長期間の発熱によるモジュール内の部品劣化です。

メイン基板はとても良い状態でハンダクラッシュなどもありません。
ボリュームやゲインボリュームもスペクトロール製でガリが出るようなら分解整備します。
裏面基板や銀線の状態も良いですね。

モジュール接合部も問題ありません。

下記は裏面で純正銀線が使用されています。もちろん基板やハンダ劣化はありません。


Mark Levinson LNP-2L|連番モジュール
ただし、PLS153電源部は消耗が激しく、制御基板のコンデンサは全て交換が必要でしょう。
当然タンタルコンデンサ2本も交換します。
もしかすると、、、2,3日の動作テスト時にNGになる可能性がある状況かと思います。

また、パワーサプライPLS153の脚を純正戻したいところです。
おオーバーホール整備(1か月)が終了したら販売予定です!
中古マークレビンソン|Mark Levinson LNP-2Lの販売予定ページ⇒

Mark Levinson LNP-2L|中古マークレビンソンLNP2L