cello AUDIO PALETTE 後期モデルのオーバーホール整備|チェロ・パレットOH整備

cello AUDIO PALETTE【後期モデル】の

オーバーホール整備。

cello AUDIO PALETTE|パレット後期モデルのオーバーホール整備。

cello AUDIO PALETTE|パレット後期モデルのオーバーホール整備。

cello AUDIO PALETTE|チェロ・パレット後期モデル

先月頃からパレット、MIVの修理や整備依頼、販売等が10台程となりました。

面白いのは細かく仕様がちがうモデルがあるようです。

通常のcello AUDIO PALETTEも最初期、初期、後期の3タイプあります。

MIVも初期・中期・後期があるようです。

厳密にはわかれていないのかもしれませんが、

使用しているパーツや基板、電源部が異なっていました。

cello AUDIO PALETTE(別個体)

cello AUDIO PALETTEやcello AUDIO PALETTE MIV

細かい違いはいつか解説してみたいと思います。

まず、今回ご依頼頂いた個体はパレットの後期モデルとなります。

cello AUDIO PALETTE後期|本体内部

cello AUDIO PALETTE後期|本体内部

本体電源部のブロックコンデンサやその周り、フィルムコンデンサの劣化が見られます。

大きな要因は発熱となります。大切にされたい方は上部から冷却ファンなどで熱を

吸い出して上げると良いと思います。

ちなみに最初期モデルは本体にも放熱孔はありませんでしたが、

MIVになってからは電源部にも放熱孔が設けられました。

cello AUDIO PALETTE後期|ボリューム分解整備

cello AUDIO PALETTE後期|ボリューム分解整備

上記の固定抵抗切替式ボリュームはパレットで9つ付いています。

メインボリューム以外にもゲインボリューム、パラメトリックイコライザー部です、、、

しかもイコライザーはすべて増幅アンプで帯域のエネルギーの増減を行っています。

このカーブはリチャード・バウエンがアドバイスしたそうです。

パレットは言ってみればMark Levinsonが携わった数多くのオーディオの集大成と

言えるモデルかと思います。それだけ凄い内容と言えます。

しかし、適切な維持が難しいのも事実。。。

今回のcello AUDIO PALETTE後期の状態は悪くないものでしたが、

国産パーツが多様されていました。

cello AUDIO PALETTE後期 オーバーホール整備|交換部品

cello AUDIO PALETTE後期 オーバーホール整備|交換部品

先日のcello AUDIO SUITEも多数の国産パーツに変更されていました。

部品そのものは良いのですが、純正や代替えとのちがいが聴き分けられます。。。

 

当時の部品がない場合、何に変えるか?問題!

仮に当時の純正部品のデッドストックパーツで適切な値容量を

保持しているものはごく稀です。

・・・30年前の電池が今も新品同様に使えるでしょうか?

純正部品がない場合。交換せずにそのままで使うのは一番NGです。

単純に設計時の容量が不足していることが多々あります。

電解液が漏れると基板まで侵し、整備不可になる事があります。

げんにパレットやスイート、パフォーマンス、他多くの製品に使われている

コンデンサの電解液はいずれ漏れて、内部の熱で基板上で炭化しパターンを侵します。

もしくは複層パターンの中に入り込みNGになる個体もありました。

cello AUDIO SUITE オーバーホール整備|チェロ・スイート

cello AUDIO SUITE オーバーホール整備|チェロ・スイート

オーバーホール整備する場合は当時の純正部品に似た特性・音が

するパーツを探す必要があります。

幸いにSTUDERやcelloなどをはじめヴィンテージハイエンド系の製品に合う

代替えパーツが今でもあります。

製造から30年、40年、、いずれ工業製品は整備の必要が出てきますが

何を重視するかはユーザ様のお考えとなります。

cello AUDIO PALETTE後期モデル

cello AUDIO PALETTE後期モデル(左)

cello AUDIO PALETTE後期は出力端子にRCAがパラレルされています。

後期パレットは初期モデルとはメタライズドフィルムコンデンサの

使い方が変わっています。

ちなみにcello AUDIO PALETTE MIVは右にある個体で、入力側にもRCA入力が可能です。


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