世界で初めて製品化されたcello R-DACの
オーバーホール整備 。
シリアルNo.0001のチェロ・リファレンスDAC
cello R-DACのオーバーホール整備
久しぶりのcello R-DACのオーバーホール整備ですが、
こちらは製造番号が『0001番』という超レアな個体です。
なかなか入手できない個体・・・
R-DAC製品化の1号機となります。製造は1995,6年頃でしょうか・・・?
今から25,6年前のデジタル信号toアナログ音楽信号変換機。
しかし、この個体・・・・
コンデンサの液漏れから基板が炭化してました。
液漏れしたコンデンサがながらく放置され、常時の発熱により基板上で炭化。
何度も「液漏れ」という事を書いていますが、
こうした症状がとても多いため、、、記載しています。。
表面実装パーツもある時代の製品なのでかなり際どい状態だったと思います。
下は過去の整備で国産コンデンサ(オーディオグレード)に変更されていた箇所。
純正の特性・音色に近いコンデンサへ交換。
当時の規格のものはありません。しかもオリジナルは10年以上前に既に消耗して
ある修理屋さんで交換されています。
・・・使用するコンデンサは過去に何パターンかヒアリングして決めています。
D/Aコンバーター部のアナログ部品を交換。
電源部の消耗コンデンサ(上・下の写真)を全数しっかり交換しましたので、
エネルギー感も蘇っているはずです!
・・・ちなみにこの辺りのコンデンサが液漏れして知らずに使用していた場合、、、
破損につがなる可能性が大です。。。
極性もしっかり合わせてあります。
仮に当社にcello R-DACが入荷した場合、、、整備履歴が不明な場合や、
5年以上前経たものは、ほぼ100%、指定オーバーホール整備後に販売します。
celloのリファレンスシリーズは元々『チェロ・レコーディング・システム』として
レコーディングやマスタリングの現場で活躍。
特にニューヨーク近郊の有名なエンジニアやレーベルが採用してました。
80年代後半のメジャーアーティストの作品のスタジオ機材でもあったようです。
cello R-DACもDACで重要なアナログ回路にはcello AUDIO SUITEにも搭載された
プレミアム・アウトプット・モジュールでと呼ばれたP301モジュールが使われています。
要は本物のプロの現場で信頼されていたアナログ回路が
使われていたということですね。
現在もこれに似た回路やパーツを使用したハイエンド機の出力回路があります。
このアナログ回路の凄さはすぐ実感できます。
しっかりした視聴室とシステムがあれば、最新のDAコンバーターとの
個性のちがいや双方の良さは5分もあれば確認できます。
たしかに精緻な分解能や情報量は最新機に感じるでしょう。
R-DACの粗さも見え隠れしますが、音楽の”出方”や太さ、温度感、
ダイナミズムはcello R-DACもなかなかなものがあります。
・・・仮に現代機が300万円オーバーの機種でも。
この辺は好みで複数揃えてじっくり付き合い、
決めていけばいいかもしれません。
cello Professional Audio |チェロ・リファレンスシリーズが生まれた背景⇒
cello R-DAC|チェロ・リファレンスDAコンバーターの
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わかりますので買取価格へ反映します。
ほかのcello製品もなどもかなり高い価格をお付けします♪
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