KRELL Dan D’Agostino

KRELL Dan D’Agostino

Dan D’AgostinoのKRELL

イタリア~アメリカ、ラテンの血、碧白く萌えるKRELL。

OLD KRELLの回路を見ていて感じる事は、PAM2やPAM3などのプリアンプの整然としたコンストラクションと、KSA100やKSA50などの物量を投入したハンドワイヤリングの世界の隔世感。イタリア系アメリカ人 Dan D’Agostinoが生み出した静・動、複雑なKRELL【クレル】。

Krell ksa100 EIコアトランス搭載の初期モデル【ご成約  ありがとうございました】

この2月はKRELLの80年代から90年代の製品が9台程集まりました。ちょっとしたクレルフェア♪

お客さかから頂くご質問………『よく似たアンプが多いのはどうしてですか?』 と。答えは単純に『好き!』だから、です。米ニューヨークのショップではオーナーの好みで1ルーム1セットに近い状態でデモしたり、ヨーロッパのHigh-endオーディオショップでは店主の自宅に設置してある極僅かな機種をじっくり時間をかけてデモしたり、QuadやRogers、Nagraを専門に扱うショップがあったりします。そういうショップのWEBサイトやSNSはおもしろかったりします。日本では青山や豪徳寺に在ったH.A. Hi-fiやらっぱ堂さんなどはとても個性がありました。

新品が雑誌で紹介され、それ最高!って…… 現代テクノロジーの才能は、AIやICTに向かっている時代。そんな空気をリアルに感じる感性は、今の時代のちょっと先いく音楽の感性を感じる事と同義であったりする。それはモノを選んだり、オーディオ機器の本質を感じる事とひじょうに似ています。

Highendプリアンプ御用達のメタライズド・フィルム・コンデンサーは40年前も今もあまり変わっていない。ハイエンド黎明期の設計者が今も活躍する時代。デジタルディスクを読む込むレーザーダイオードやメカはコストダウンだけ行われ、表面実装化されたマイクロパーツ….ファイル音源やアナログ音源など多様な選択肢が提示されている現代はおもしろいのです。おもしろく感じるには、自分本位に「好き・嫌い」がはっきりしていいと思います。

KRELL KRC2 PRE AMP

Dan D’Agostinoが初めて世に問うたブランド、KRELL嫌いな人もいれば好きな人もいる。Dan D’Agostinoの志向性がかなり色濃く出た製品はプロダクト初期に多くイタリアの血がながれているかもしれません。面白いのは先述したプリアンプとパワーアンプ。いずれもA級ではありますが、PAM2やPAM3、KBLプリはスイス製のたとえばスイスフィジックスなどに通じるような・・・GOLDMUNDの初期プロダクトなどですね。

ksa 100 class a

2月のKRELLの在庫事情。

2月のクレルの在庫ですが、プリアンプではKRELL PAM2’(先日売れました)、KBL、KRC2など。パワーアンプはKMA100MK2、KSA50、KSA100(ご成約)、KSA80(ご成約)など。デジタル機器はKrell MD10、DACのSTUDIO(入荷予定)という在庫。McIntoshやMarantzなどを揃えているショップさんに及びませんが、まあまあ楽しいラインナップでしょうか。世界のクレル・ラバー達の所有台数は凄まじいものです。OLD KRELLはすべて80年代~90年代にかけての機種で一般的にはどのモデルも過去に修理などを経てきている個体です。機種によっては良い部品が使用されているので壊れにくいアンプ達。

KRELL MD10 CD transport

OLD KRELLが好きだから。

先日入荷したKRELL PAM2やKSA100やKSA50を聴いているとやはり『KRELLは好きな音』であり、短いかもしれないけど歴史を感じるもの。PAM2とKBLの買取は2台で50万円です。正直高いです(苦笑)が、やはり根底には【聴きたい】という興味があります。

たしか23歳頃にKRELL PAM2を入手して以来、おそらく10台以上のKRELLは鳴らしてきたと思います。スピーカーはマーチンローガンやアポジーだったり、JBL4435や4355、4350などでした。いつも満足できる鳴りっぷりと駆動力で「これ以上何がいる?」と感じながら、Mark Levinsonなどに変更したりしたものでした。

KRELL KRS2 & OCTAVE MRE130

このあたりのKRELLの楽しみ方ですが、レビンソン系のカウンターパンチとしてセットするのが楽しく温度感の違いが楽しめます。KSA100の初期 EIコアトランス2個搭載モデルはスタジオ系Fm AcousticsやFM811とかなり似たサウンドでHiコスパ・アンプだと思います。JAZZしか聴かない方はKSA100の方が好き!だと感じるかもしれません。

KMA100MK2も基本はKSA50やKSA100と変わりません。一番変わった部分はスピーカー保護回路でしょうか。サウンドのちがいは他のクレルパワーアンプ同様に個体差がかなり左右してきます。KSA50は日本で一躍クレルを有名にしたパワーアンプで50Wながら素敵なバランスで音楽カテゴリーを意識せずに使えるアンプです。私個人も過去に3台所有していました。

KRELL KMA100 MK2

KRELLはCDプレーヤーも有名で、クレルデジタルという別会社を立ち上げ、軍事系デジタル技術者等を引き抜いて演算処理チップを製造。MD1が登場した当時は驚いたものです。今回入荷のMD10の造りも凄いもので、瀟洒なアクリル削り出し製のカバーとアナログプレーヤーを思わせるターンテーブル式。圧巻は中身で、アルミ削り出しのシャーシが内蔵に隠れていて4隅でフローティングする構造。ドライブメカはPHILIPS CDM3。一部海外サイトでは今だに世界最高峰のトランスポートと呼ばれていますが整備性も高くながく使えるトランスポートです。

KRELL MD10の内部(写真はHifi diy.net)

2月末から3月にかけて、お客さまからもしかすると、KRELL STUDIOというD/Aコンバーターを下取りさせて頂くかもしれません。そうなるとKRELL MD20とセットしてオールKRELLで聴いてみたいもの!


▼KRELL クレル・アンプ関連ページ

https://kaitori-audio.jp/tag/krell

KRELL KRS2 フルレストアページ

 

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