LINN SONDEK CD12の修理。
KRELL SBP-64Xとのセット動作確認も。
最近特に多いLINN CD12のDAC修理とデジタルアウトによるKRELL SBP-64Xとのセット。

LINN SONDEK CD12の整備後の動作テスト
LINN SONDEK CD12のDAC部の修理
今年に入ってすでに5台程行っているLINN CD12の修理。
ほぼ同一箇所に問題が発生しています。
このCD12は数年前スコットランド本社でピックアップを交換し、
DAC部も整備したらしいのですが、左右音圧が異なり、ゲインも小さい状況の症状が出てきました。

LINN SONDEK CD12|Burr-Brown製DACチップ
この個体は左右でBurr-Brown製DACチップが1個づつ壊れていた状況。
この部品、実はいくつかの選別ランクがあります。
さらに片CH当たり2個、左右で4個搭載されていますので、
4個とも選別品へ交換。これが正式なルートで仕入れると高価です^^;
現在、とてもいい感じでLINN SONDEK CD12らしいサウンドに戻りました。
また左右音圧、左右波形が正常になりました。

KRELL SBP-64XをDACとして試聴。
今回はオーバーホール整備からエージングが進んだKRELL SBP-64Xを
DAコンバーターとしてセット。
エージングが進んだせいか以前よりも細かい音が分解できるようになってきました!
いよいよクレルらしいサウンドが鳴ってきた感じ。
サウンドの骨格や密度感は現代DACでは味わえない凄みがあります。

KRELL SBP-64X Burr-Brown 64 DAC|クレル64 DAC|超充実の内部基板です!
左側がDACの電源部なのですがコストがかかった基板に
アナログ部、DAC部、デジタル部とトランスがセパレートされた電源部は圧巻ですね^^
当時の米軍暗号解析技術者が設計したDAコンバーターです。
現在ならIT業界へ行っている人材かと思います・・・
LINN SONDEK CD12のサウンドの傾向と異なるのでセットで楽しむと面白いですね。

KRELL SPB64X DAC |オーバーホール整備 交換パーツ
LINN SONDEK CD12無事に修理ができ良かったです。
中古 LINN CD12 CDプレーヤーの整備状況など