とても美しい初期、
Mark Levinson LNP-2Lの
オーバーホール整備。
美しい状態を維持した……….20年以上整備を行われていないマークレヴィソンLNP2L。
Mark Levinson LNP-2L 初期オーバーホール整備
まずこの個体とても美しい初期のLNP2Lです。
当社お客様が20年以上鳴らされてきたLNP2Lですがモジュールやボリューム、電源ユニットなど
すべてでNG部分が出てきましたがコンディションがいいので整備!
どうしようもないMark Levinson LNP-2Lも目立つ今日この頃・・・
同じMark Levinson LNP-2Lでも最近は外観、内部基板やボリューム本体、インプットボリューム2個、
トーンコントロール、電源ユニットなど何しろ状態の悪い個体が多くなってきています。
やっと動いているようなジャンク品・・・外観も中身も汚い個体は音も死んだような感じ・・・
外観がそれなりでも中身が汚いものも覇気がない・・・
それなりのものはそれなりでしかない。触りたくない個体・・・
新しく命を吹き込む以前の状態になってしまったLNP2Lが普通に流通している時代・・・
しっかりしたものを見極めるのはオーディオに限らず趣味の第一歩ですね。
今回ご依頼のMark Levinson LNP-2Lは何しろ美しい!
こういう個体は当然サウンドもいい。
同じ製品でも製造から30年も経つとまったくサウンドがちがうことは当たり前で
『Mark Levinson LNP-2Lって○○×△□なサウンドだよね』という事はない。
LNP-2Lは年間、整備依頼や販売で10台以上扱いますので、同じ製品でも違いがよくわかります^^
今回の個体の中身は購入されて未整備で鳴らされていたので、
パワーサプライのコンデンサが焼けていた状態。もう少し遅かったらヤバいです。
他にはかなり以前に日本製コンデンサに交換されていた部品をSPRAGUEやVishayなどへ交換。
またアウトプット端子がロックがかからない浮いた状態に。
メインボリュームにガリが出ていたので分解整備、インプットボリュームも分解整備。
メーターモジュールとラインジュールモジュールが2個駄目になっていましたので修理後に再封入。
真ん中の金色の2個がLEMOジャックです。1個不良でしたが左右とも新品へ交換。
焼けた電源部のコンデンサは純正と同じSPRAGUE 53Dへ交換。
本日、通常環境での動作テストの2日目。
エネルギー感もサウンドステージもしっかり出て快調です!
ほぼ新品まで戻っていると思います。
・・・来週、Mark Levinson LNP-2Lが入荷予定となっていますが、どんな個体か楽しみです。
当然、汚いモノは販売しません^^