Mark Levinson No.52 & LNP2L Listen View

Mark Levinson No.52 & LNP2L Listen View

マークレヴィンソンがブレイクスルーしたLNP2Lと最後のフラグシッププリアンプNo.52Lを聴いてみよう!

Mark Levinson LNP2L&Mark Levinson No.52プリアンプ

Mark Levinson LNP2L&Mark Levinson No.52プリアンプ

現在マークレヴィンソンのプリアンプはLNP2L、(ML1L)、26L、38L、320S、No.52が甲府店にある。

パワーアンプなども3種類ほど、CDトランスポート&DACが各2機種あるのでオールレビンソンで試聴が可能!

ここ最近他機種などの試聴はNo.52が登場する機会が多い。

理由は音が正しく音楽ソース(パッケージ)の状態をよく見せてくれるから…….だと思う。

・・・でも….今回入荷したNo.52に的を絞ってじっくり聴くのは今回が初かも^^;;

 

今から4年前、Mark Levinson No.32Lと52Lを試聴したときは、音楽ソースによっては32Lもが良いかもと、

思ったが、ここ最近はオーバーホール整備で入ってくる32Lの内部状況を見ていると

かなり厳しいのかも…..と(小容量アルミ電解コンデンサの液漏れや消耗が多数ある個体が多くなってきた)

実際、25台以上のNo.32Lを聴いているとサウンドの個体差がある事に気づく………

あるお客様は4台もNo.32Lを買い替えた程だ(それだけサウンドが異なるのも事実)!

FORESIGHT|未来予知/Yoshitake EXPE

FORESIGHT|未来予知/Yoshitake EXPE

4年の年齢を経て………最近のNo.52Lのサウンドを聴いいていると、

おそらく今の私的な興味はNo.52Lにあるだろうと想像する。

 

友人でもあるギタリスト&コンポーザーのEXPE氏のアルバムを

聴くに及び確信に近い感覚になった。

 

現時点でNo.32Lがないのがもどかしい。

中古レビンソン 32L、52プリアンプの比較視聴|Mark Levinson No.32L & Mark Levinson No.52 preamp

Mark Levinson No.32L & Mark Levinson No.52 preamp

今回比較してみるのはハイエンドプリアンプの原点とも言えるLNP2Lと

レビンソン最後のリファレンスプリアンプNo.52となる。

おそらくこれまで登場したマークレヴィンソンのプリアンプの中で

最も耳と心が満ち足りてしまう最強の2台となると思われる。

この2台のコントロールアンプが在るとオーディオ的エモさはMAXになる気がする^^

Mark Levinson LNP2L|プリアンプ

Mark Levinson LNP2L|プリアンプ

さて最初はLNP2Lから。この個体は最終期のものでオーバーホール整備済みの個体から。

Mark Levinson (プレイバックミキサーアンプ)LNP2L&

Mark Levinson No.52 リファレンスプリアンプ

今でも人気があって、サウンドも魅力あるプリアンプがLNP2Lで、

後期モデルはRichard S. Burwen(リチャード・バウエン)のパラメトリック・イコライザアンプや

John Carl(ジョン・カール)のモジュール、ディレクターとしてMark Levinsonが携わっている。

ある意味では設計当初からのブランドモノと言えるのかも…..

Mark Levinson LNP2L|プリアンプ

Mark Levinson LNP2L|プリアンプ

サウンドは今でも色褪せることはない…..但しパワーサプライのPLSのSPRAGUE2本が交換され、

容量が満たされている事が条件となる。LNP2だから良いわけではなく、

しっかり整備されている事が条件だと思う。

それを踏まえてLNP2Lを聴いていこう!

試聴ソース

試聴ソース

音源はクラシック系のソースを入れなかった。理由はNo.52が相当よく、

シンフォニーや協奏曲など構成が大きくなるに従いLNP2Lとの差が拡大してくる気がしたからだ。

音色はあエネルギーも重要だが、No.52の見通しとサウンドステージの正確さは

やはり設計年代を感じるものかもしれない。

 

1枚目はミナス・ジェライスのベーシスト「Frederico Heliodoro/VERANO」2013年盤。

当時リアルタイムに入手し世界の新しいJAZZのムーヴともなっていくスタイルがあった。

彼はアフォンシーニョのご子息で昨今だとKurt Rosenwinkelのライブやアルバムにも参加していた。

ミナス特有の浮遊感&ミネラル分?&憂いを含んだ雰囲気がどう表現されるかがポイント??

….2010年代以降のJAZZは1950,60年代とはかなり異質なサウンドになるのだが、

今の空気感や気分を充分に孕んでいる音楽だ。

 

LNP2Lでも1トラック目の浮遊感やレンジ感、フェリーペ・コンチネンチーノ(drums)の

シンバルのアタックや色彩の多彩さはノリを生み出している。

ウッドベースの輪郭は力強くもしっとりしている。

タイトル曲「VERANO」のコンテポラリー感満載のサウンドは聴き応えがある。

 

一方でナローでダークな雰囲気の「Festa de Fim de Mundo」はちょっと厳しいか??

特にヴォイスの憂鬱感に硬さがあるのか……

Mark Levinson No.52 flagship preamp used|中古 No.52プリアンプ

Mark Levinson No.52 flagship preamp used|中古 No.52プリアンプ

一聴、No.52 プリアンプは「Frederico Heliodoro/VERANO」の特質をとてもよく出してくれる。

ほぼ音源と同時代の製品という事もあるが、トリオ演奏のすべてを聴きとれるような錯覚すらある。

この盤がスタジオLIVE収録盤であることも想像できるほど。

このあたりのJAZZが好きな人ならミナスジェライスのミュージシャンのアルバムだという事もわかるかも….

Mark Levinson No.52 プリアンプにはそうした底固い凄みがある。

またプリアンプ自体からコレ!といったカラーリングというか主張がない。

あるのは立体的なサウンドステージやミキサーchのトラックをまでもわかるような精緻さ……

今でもキャラクターで聴かすハイプライスなプリアンプあるがそれらとは一線を画す。

 

次に「矢野顕子/Home Girl Journy」ヴォーカル&ピアノで存在感はどちらも◎!だ。

違いは収録場所の環境までも描こうとするNo.52の性能だろうか。

52だとおそらく空調の案騒音や床鳴りなどが身体に伝わってくる….

これがいいのかどうかはわからないが

収録されているものを全て出すという点では正しいのか??

FORESIGHT|未来予知/Yoshitake EXPE

FORESIGHT|未来予知/Yoshitake EXPE

そして今回試聴した盤の「FORESIGHT|未来予知/Yoshitake EXPE」2023年盤

友人でもあるギタリスト&コンポーザーのアルバム。

音源は2011年収録の12人によるハンドクワイアチャイム音源(44.1KHz/24)と

現在のEXPE氏の音源(96KHz/32)をマルチトラック・オーバーダビングした盤。

しかもサウンドスケープはかなり立体的で左右幅から奥行(デプス)まで

彼自身が意識してプロダクトしている!!

オーディオファイルが言葉で表現するものをサウンドとして実践しているかのようだ。

アルバムはとても革新的で2011年の意識の変化と今のサウンドをシンクロさせたものだ!

しかも彼もサウンドマニアなので仔細にサウンド作りを解説し記載している。

 

例えばブラジルのボンボ・レゲーロという「バスドラ」。

かなり奥に位置して、曇った音色になってい。曲が進むにつれて奥へ動く、、、

マイクから遠ざかる物理的現象をフェードアウト効果としてサウンドに取り入れているそうだ。

それが、どう表現されるか?聴こえるか?というのは

実はオーディオ的にはわりと重要なテーマでミュージシャンの意図の表現でもある。

こうした視点から聴くとMark Levinson No.52 プリアンプは凄いプリアンプだとわかる。

その理由はミュージシャンでありコンポーザー、マスタリングしている

作り手の彼が解説している音作りをかなり忠実に提示しているコトに気づくからだ。

 

ちなみにサウンドは非常に計算されて、数学的であり、世界中で演奏してきた知見もあって

何度か聴いてはじめてわかってくることが多い。そうなるとリフレインは癖になると思う!

Mark Levinson No.52 flagship preamp used|中古 No.52プリアンプ

Mark Levinson No.52 flagship preamp used|No.52プリアンプ

さて、OLD Mark Levinson LNP2Lはどうか?2トラック目などは躍動感を伴い

温度感あるサウンドを聴かせてくれる!

なんとなくヴィジュアル的にはLNP2Lのメーターやデザインも雰囲気で甲乙つけがたい。

このアルバムの「サウンドの精度」はたしかにNo.52であるのだけど。

 

以前も他システムで聴いてもらったが、Mark Levinson No.52 プリアンプとMark Levinson LNP2Lも

ぜひ本人に聴いてもらいたいものだ!!

Mark Levinson LNP2L&Mark Levinson No.52プリアンプ

Mark Levinson LNP2L&Mark Levinson No.52プリアンプ

 

 

 

 

Mark Levinson LNP2L&Mark Levinson No.52プリアンプ 4年前のレビュー

Mark Levinson No.32L & No.52|マークレビンソンフラグシップListenView

余談になりますが、Mark Levinson No.32Lは常時通電で使用されてきた個体が多く、

内部アルミ電解コンデンサの劣化が進んできて、電解液が漏れている個体が出てきていますので、

ご購入される方は整備履歴を気にされてください。

漏れた電解液がパターン上で炭化すると修復不可になる場合があります。

 

 

 

 

■MARK LEVINSON・マークレビンソン(買取保証額)

●LNP-2L ¥880,000.~ ¥1,000,000.~ ウッドケース【直近整備品・モジュールなどによって変わります】

●ML-6 ¥760,000.~ ML6Lも同様

●ML-1L ¥300,000.~

●JC-2 ¥300,000.~

※モジュールをお知らせ頂けると幸いです。不動作品や直輸入品もご相談ください。

Mark Levinson LNP2L&Mark Levinson ML1L

Mark Levinson LNP2L&Mark Levinson ML1L

●ML-7L ¥350,000.~

●No.26SL ¥380,000.~

●No.26L(BAL) ¥320,000.~

●No.32L ¥800,000.~

 

●Mark Levinson リファレンスCDトランスポート
No.31.5L ¥400,000.

■MARK LEVINSON・マークレビンソン パワーアンプ(買取保証額)
●No.29L  ¥220,000~

 

 

※動作品での最低買取保証価格です。
その他Mark Levinson パワーアンプもプリ同様の買取価格となります。
ほかのcello製品もなどもかなり高い価格をお付けします♪

中古プリアンプ Mark Levinson LNP2L

Mark Levinson LNP2L

■cello オーディオシステムの買取価格のご案内

※状態や整備状況によってはさらに高価買取も可能です!

●cello AUDIO PALETTE | オーディオパレット買取価格¥1,300,000~

●cello AUDIO PALETTE MIV | オーディオパレット買取価格¥1,550,000~

●cello AUDIO SUITE プリアンプ 買取価格¥1,300,000~(Pモジュール4つ)
当社ご購入品¥1,500,000以上

●cello Encore(PHONO付) プリアンプ 買取価格¥400,000~

●cello Encore 1MΩ (PHONO付)プリアンプ 買取価格¥400,000~

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●cello Performance パワーアンプ 買取価格¥1,200,000~

●cello Performance 2パワーアンプ 買取価格¥1,300,000~

●cello Encore MONO 買取価格¥500,000~

●cello Encore MONO 3 買取価格¥550,000~

傷が多い汚いモノは買取しませんが、丁寧に扱われたものは
わかりますので買取価格へ反映します。

ほかのcello製品もなどもかなり高い価格をお付けします♪

cello AUDIO PALETTE

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