音楽が薫る、音楽が満ちる
NAGRA CDP & cello R-DAC!
CDプレーヤーの面白さ。
先日入荷した久しぶりのNAGRA CDP。聴けば聴く程じんわりとさり気なく演奏が
奏でられるデジタル機器。もちろん録音&マスタリングなどの音楽性やその仕事ぶりを
伝えてくるプレーヤーです。スッと表現してくるニュアンスはもう少し脚色あってもいいのでは?
と感じるかもしれませんが、その匙加減は音源を選ばず、秀逸で流石と思わせるものがあります。
人によっては苦手なのが1940~50年代頃収録のBLUE NOTEレーベルやBLUSE系と感じるかもしれません。
(昨今のデジタル機器はおおむね苦手なような気もしますが…..)
CDPで気になるのは同じくナグラのCDCではないかと思います。
ドライブメカは同じくPHILIPS CD-Pro2 Mで、DA変換部は24Bit/352.8kHzオーバーサンプリング。
基本コンポーネントは同じで違いはアッテネーターとモジュロメーターがないこと。
ある意味では音質クオリティに関する付加物がないピュアな仕様かもしれません。
写真だとCDPは素っ気なく感じるかもしれませんが、実物はデザイン的にも過不足なく
プレーンなフォルム!サイズ的にも小さいので凝縮感もありです。
サウンドキャラクターは音楽を知り抜いた人達がまとめたような感じで
なんとなく私的に鳴らしているLINN KOMRIにも通じるような感覚があります。
NAGRA CDPにcello R-DAC D/Aコンバーターをセットすると?
NAGRA CDPとcello R-DACのマッチングはどうか………? 興味深いところ
ナグラはナチュラルなサウンドで、これッと言った、わかりやすいキャラクターがなくて、
ある意味とても大人っぽいサウンド。
スイス製のオーディオ機器は意外と自己主張がある製品が多いのですが、
NAGRAは単純なわかりやすさがないところが巧い…….。
cello R-DACは出力回路に大きな特徴があり、ディスクリート回路による
P301フルバランス出力アンプが組まれています。P301はcello SUITEのアウトプットモジュールで
ほぼ同等の回路です。音のエネルギー感や力感が図抜けたDACで稀有なデジタル機器です。
これがキャラクターなのかどうかは微妙でMark Levinson本人はcello起業時のインタビューから
音楽再現にとって重要なファクターはエネルギー感と語っていたのでR-DACは正統であると思われます。
R-DACとNAGRA CDPの世界観とはわりと遠いのですが、その組み合わせはとても興味深いものです。
■Cello R-dac Reference Standard DAC D/Aコンバーター 定価¥2,310,000(税込)過去整備済 動作保証:6か月【ご成約】
■NAGRA CDP CDプレーヤー 正規品(2021年10月新品販売品 One owner)定価¥2,165,900.(税込) 外観:+A 動作保証:6か月【ご成約ありがとうございました】