製造番号5千3百番台の、
STUDER A730 レストア整備。
STUDER A730の最終期!製造番号5千番台の個体。
過去の整備を修正し、STUDER純正部品などでオーバーホール機。
■STUDER A730 定価¥1,166,400. フルオーバーホール整備2019年 販売価格¥848,000.
動作保証:6か月 外観:A
STUDER A730はシリアル番号が重要!
Audio DripperではA730のオーバーホール整備や修理依頼などで年間30台程扱っています。
その中で修理や整備がしやすい個体と修復不可や再修理が多い個体にわかれます。
その差はマイナーチェンジの前と後と言えます。特に発熱対策は3千番台ぐらいで行われたと思われます。
なので約3千3百番台以降のA730は壊れにくい個体が多い傾向がみられます。
今回のSTUDER A730 レストア整備個体はシリアル番号5千番3百台の個体です。
STUDER A730のシリアル番号1千番台~2千番台などが発熱で暴走することもあり、
メーカーでもマイナーチェンジを行った部分でもあります。この個体はより放熱対策を行った個体となります。
夏場の暑い時期は底面筐体や後面へ静音ファンを当てる事により放熱が促せます。冬の時期は必要ありません。
STUDER A730 メイン基板
2019年にオーバーホール整備、2021年8月再調整した個体です。
下記は整備前のメイン基板ですが、20個以上のコンデンサや電源部コンデンサが国産へ変わっていました。
他はほぼ交換されていません。電池はコンデンサー(スーパーキャパシタ)へ交換されていましたので、
純正同様の電池(液漏れしにくい電池)へ交換します。
PHILIPS CDM3制御基板のコンデンサーも交換します。特にアルミ電解コンデンサーは交換します。
メイン基板ともSTUDER純正コンデンサーやドイツ製コンデンサーなどへ交換していきます。
PHILIPS CDM3は新品へ交換。レーザー出力値は新品同様!レーザーダイオードの新品ストックも充分あります。
下記はXLR出力基板の整備。約30年稼働したオペアンプは交換します。電解コンデンサーはドイツ製へ交換。
音色にかかわる重要な部分です。
STUDER A730 電源周りの整備
電源トランスやフィルター類を含め、安定動作するまで調整いたします。
電源部のブロックコンデンサも新品へ交換します。
3端子レギュレーター、レギュレーターを含め交換整備しました。
劣化部品や消耗部品、交換部品は200個を超えました。以前に整備された国産パーツなどもSTUDER純正及び、
Roederstein製へ交換済みです。
このSTUDER A730ですが……………..現代の300万円台のデジタル機器比較されてみてください♪
Audio Dripperで数名のお客様に体験していただきました。