『贅沢なスピーカーだと思います』
MAGICO A3とATC SCM50Tsl、
AUDIO MACHINA CRM&CRS
一般家庭におけるリビング(12~15畳程)で楽しむ最大サイズ?で、
ミュージック・クオリティは最上級を狙うスピーカー選択。
いろんな意味での、適切なサイズ感。
オーディオをながく楽しんでいると、
すぐに大きさや重さや、価格から逸脱してしまう。
なにから逸脱するかは明快で俗に言う一般的な”範疇”から。
一般的という曖昧模糊とした上に”範疇”では、ことさらにモコモコするが、
ナニごとも適切なる範疇は大切。
どんな趣味でも奥さまや彼女の理解があってこそ楽しめる場合も多々あるはずです。
最近入荷しているスピーカーはその範疇のギリギリ上限をいっているのでは?
と勝手に納得しています。まずサイズ感。
東京都心で販売される新築マンションの一般的なリビングの広さは
約12~15畳程らしいのです。ちなみに場所にもよりますが都心ですと6千万強。
そのカカク帯のリビングにダイニングテーブルなどを加味していくと、
実質10畳ほどのスペース。
そこにWESTLAKE TM2モニターやJBL DD66000は確かに大きい。
その重量も、存在感も、サイズも重い。
うすいスマホで音楽が聴ける2020年のいま。。。。
まさに巨大な存在漢^^;
かつてはこうしたモノに憧れた時代がありました。
ロマンもあります、今でもね
さて、10畳程のスペースで大型ダブルウーファーはもしかすると音像がお化けになり、締まりのなローでとんでもないコトになるかもしれない、という心配。大型スピーカーと格闘すべく大型パワーアンプを奢り、いよいよリビングのスペースがキツくなり、奥さまの表情もキツくなる….かもしれない、という恐れ^^;
様々な不安や妄想がオーディオライフ駆け巡り混沌とします。。
そこで・・・今回ご紹介するスピーカーは優秀!?です。秀才と言ってもいいかもしれません。サイズ感然り、重量然り、カカクも程々のHigh endスピーカー達。さらに表現するエスプリ溢れるサウンド。
極上のリビングオーディオ
オーディオもライフスタイルの一つで、もし”音”だけを追求したり自分だけで楽しむなら生活空間に持ち込まないで専用スペースで好き放題追求した方が良いでしょう。
ただ現実的には都心などの生活空間やリビングなどの場合は、音は二の次になっても、なんの問題もないと思います。様々な変化/多用な環境がリビングなので、スマートにいい音を追求することはオーディオ専用部屋よりも困難で難しい課題。
誰かにリビングの端っこで聴いて心底いい音だと感動してもらうには、スピーカーの真ん中で聴くいい音より数段ハイレベルな作法がないとむつかしい。。。多様な環境でもあるリビングで良い音を調整できる人はオーディオをとことん楽しんだ証と言えるかもしれません。
一番は暮らす人が心良いと感じる空間で、音楽がいつも溶け込み、会話が弾み、好きなオーディオが調和して並ぶと極上かなと思ったりします。あとは好きな椅子と………..
という事で、相対評価が高くて、リビング空間でも最上の個性を発揮し、サウンドにもグッドくるスピーカー三種のご提案!AUDIO MACHINA CRM&CRS CR MasterStand、ATC SCM50Tsl、MAGICO A3のラインナップ。いずれも2000年以降プロダクトで評価アベレージが高いスピーカーかと思います。
AUDIO MACHINA CRM&CRS CR MasterStand|オーディオマシーナCRM&CRS
宇宙航空・軍事系アルミ塊から削り出したキャビネットで一世風靡したAUDIO MACHINA。母体は拳銃などを造るメーカー。サウンドステージやトランジェント、S/N比、低歪率など現代HiFiスピーカーに求められるアベレージは維持しつつサウンドの有機性は驚くものがあります。
さらに低域を受け持つCRSモジュールとセットのため、先に挙げた大型スピーカーに劣らないLowを聴かせてくれ、さらに部屋に応じてクロスオーバーや量感の調整ができます。
ちょっとキュートな白いアルミの箱から出るサウンドとは感じさせないサウンド!
・・・・ただ、残念ながら現在設置してある場所がコンクリート剥き出しの場所で苦労してます^^; 表現する可能性はとんでもなく高いのでいずれキッチリ鳴らしたいと思います。
■AUDIO MACHINA CRM&CRS CR MasterStand 正規品 定価¥3,628,800. 外観:A 動作保証:6か月【ご成約ありがとうございました】
漆黒のタワー MAGICO A3|マジコA3 One Owner
現行機でもあるMAGICO A3スピーカー。こちらもアルミキャビネットに内部フレーム構造。素材は航空機グレードの素材からなるスピーカーですね。
ポンと置いて、ある程度鳴ってくれるMAGICO A3。入荷時にスベールに載せて音出しした際もスピーカーからの音離れ、高さ、奥行きが当たり前に出てくるスピーカーでした。クオリティ的にはQやSシリーズよりも価格也の差が出てしまいますがサウンドの素性も暖かみがある方で意外性があります。
トールボーイで実質的には小さなキャビネットのダブルウーファーでもLINN SOLOパワーアンプの場合は速くて程よい量感が出るLowレンジで、現実的にな価格帯では充分と評価されても良いと思います。
MAGICO A3、、、器用すぎるというか・・・・スピーカーの高さはJBL DD66000とほぼ同じですがスピーカー幅は1/4程。おそらく初めてこの試聴室で聴かれる方はMAGICO A3かDD66000が鳴っているかわからないと思います。スケール感やサウンドステージはそれだけ表現されます。
ですが、JBL DD66000とMAGICO A3を調整をしないで聴き比べた時の一番のちがいは”音の密度”です。JBLの密度感は尋常ではありません。プライスの差が大きくあります。
MAGICO A3にオプションのスパイクにして、スピーカーケーブルをヨルマデザインやノードスト等のそれなりのケーブルを奢って丁寧にセットアップすると一般家庭のリビングでは最上のサウンドを聴かせてくれると思います。可能なら後ろのスペースを広く摂れると良いと思います。
■MAGICO A3 正規品 One Owner 定価¥1,650,000. 外観:A 動作保証:6か月【ご成約ありがとうございました】
大人の嗜み、ATC SCM50Tsl|One Owner
ATC SCM50Tslは何しろ佇まいに品が漲ります^^ 漲るのは上品じゃない表現ですが、ナニしろそうなんです。マグノリア・ピアノフィニッシュが嫌らしくない。
下手なピアノフィニッシュは下品でしかないのですが、このピアノ仕上げで、ユニットを伺うと”漲る”になる。ATC SCM50Tslはスピーカーとしてのサイズ感の縦横奥行き比が美しくリビングに置いた場合、カッシーナなどの家具が見劣りするほどの男っぷり(女性かな・・)。仕事ができて、仕立てのいいスーツを纏まったスピーカーみたいな感じ。
ATC SCM50Tsl、入荷最初の音出しは爽やかさを感じさせるサウンド?で、評判の濃密さよりも爽やかで精緻に音楽を表現するサウンド。ところがLowのレンジがとても広く、矢野顕子さんのプライベートスタジオで収録した盤の冒頭ピアノの床反響音がとてもリアルに出る。
この辺りのスピーカーになると音離れがよく、壁面いっぱいに立体的なサウンドステージは当然表現してきます。楽器の音色も本物らしい感触や陰翳感を表現するスピーカーはそう多くはありません。
セットして3日目頃になるとミッドレンジの濃厚さ厚みが鳴り始めますがHighのレンジもATCとしては充分にあるモデルなので、リビングではクラシックからJAZZ、ボーカルモノすべてがリッチに聴けるスピーカー・・・そもそもATCの記念モデルで税込定価は360万円のタグでしたから、期待値も大きい^^
パワーアンプは贅沢すればするほどいい結果になると思います。上流機の事情をそのまま出してしまうところもATC SCM50Tslかもしれません。
■ATC SCM50Tsl Burr Magnolia(マグノリア・ピアノ仕上) 30周年記念モデル正規品 定価¥3,363,000.(税込) One Owner 【ご成約ありがとうございました】
付属品やスペックなどはUSEDスピーカー販売ページ⇒
書きながら自分ならどうするだろう?と思いました(笑)。
私的にはリビングにはAUDIO MACHINA CRM&CRS CR MasterStandかMAGICO A3で広大なサウンドステージを壁面いっぱいにひろげたいと思います。ライブ音源などをリアルに聴く感じ。自分の部屋にはATC SCM50Tslを。ATCは深夜音楽を聴くためのスピーカーとして。さらに別の場所で、15インチウーファーと10㎝ボイスコイルのドライバー・ホーン型をマルチにして鳴らしてみたいですかね……. 最近、特にちょっと古い15インチWウーファーを鳴らすセットを組みたい衝動です^^ 未成年の頃からこの手の遊びは数えきれない程やってたコトなんですが。こういう場合必ず、傍らに先の3種のような真っ当なスピーカーが必須です。