Mark Levinson氏が手荷物で運んだ、
cello Encore MONO プロトタイプの
オーバーホール整備。
s.n.0001&0002番のチェロ アンコール モノ パワーアンプ
cello Encore MONOモノラルパワーアンプ・プロトタイプ
プロダクトには商品化される前に作るプロトタイプがあったりしますよね。
このアンコールモノがそれにあたり、ロットナンバーが0001&0002のペア。
当時、マークレビンソン氏が飛行機の手荷物として日本へもってきたレア品です。
内部を見るとトランスがちがい、そのマウント方法もちがいます。
cello Encore MONOのトランジスタはMotorola社の
メタルキャントランジスタMJ15024のシングルプッシュで、
当時、Mark LevinsonやKRELL、celloなど当時、音が良いと言われた、
パワーアンプの出力段に使われた銘機と言えます。
国内ではMJ誌などで有名な金田式アンプにも使われていたと思います。
現在、モトローラ社はオン・セミコンダクター社となっています。
工場はメキシコですがモトローラ時代からです。
可変抵抗器に劣化があったため交換。
celloでは当時NEC製などが使用されていましたが、
今はもうありません。
電源部のコンデンサは新品へ交換します。
ほぼ新品当時のサウンドに近くなるはずです。
もし電源部ブロックコンデンサの消耗や劣化から液漏れを
見逃していたらかなり蜜なレイアウトの基板は破損する
可能性大だと思われます。
この時代のパワーアンプやプリアンプを購入する際は十分気をつける必要があります。
整備関係で一番多い問い合わせは、オークションで落札したアンプもしくは
CDプレーヤが壊れたので治りませんか?というパターン。
cello Encore MONOのオシロスコープの波形ですが正弦波もキレイです。
cello Encore MONOのプロトタイプ0001と0002。電圧は日本に合わせた100V。
劣化パーツを交換しバイアスなどを調整をしました。
今回、cello Encore MONOの他にVIOLA Forteもあり簡易なヒアリングを行いました。
駆動力が必要なスピーカーはVIOLA Forteがパワフルだったように思います。
JBL S9800などの高能率スピーカーのニュアンスの豊かさは
cello Encore MONOでしょうか。
VIOLA ForteもTom Colangeloがデザインしたチョークインプット式で、
cello Encore MONOを継承しているパワーアンプです。
今回はcello R-DAC(シリアル番号 N.O. 001)も行っています。
いずれの個体も基板をNGにするような部品は交換しましたので、
これから7,8年はこのまま楽しめる状態かと思います。
cello Encore MONO|チェロ・アンコール・モノの
買取も行っていますのでお問い合わせください♪
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傷が多い汚いモノは買取しませんが、丁寧に扱われたものは
わかりますので買取価格へ反映します。
ほかのcello製品もなどもかなり高い価格をお付けします♪
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